こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです
グリーンアスパラガスやエンドウ豆など、店頭に春野菜がずらりと並び、お買い物に行っても春を感じる季節となりました。
進学や就職、転勤、転職など、新生活がはじまるとともに、お弁当作りをはじめる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
家族や自分のために作るお弁当は、できればおいしい物を作りたいですよね
お弁当作りの悩みは人それぞれにあると思いますが、料理家の私がよく受ける質問があります
Q.お弁当に入れるおかずの品数を増やすにはどうしたら良い?
Q.お弁当箱の隙間をどうやって埋めたら良い?
といったもの。
そんなお悩みに対する答えは、「ひとつの野菜だけを材料に、おかずに変身させるレシピを覚えておく」ということです。
例えば、タマネギ、ピーマン、ニンジンで野菜炒めを作るとしましょう。
そのまま炒めれば1品ですが、これらの野菜をそれぞれに調理すれば3品になります。タマネギは千切りにしてゴマ油で炒め、しょうゆ味にしてかつお節をふりかける。
ピーマンは拍子切りにしてニンニクとオリーブオイルで炒め、ハーブソルトをふりかける。
ニンジンは棒状に切って、水と塩(甘くしたいときは砂糖)少々を加えて蒸し煮にし、砕いたナッツをからめる。
調理法や味付けを変えることで、簡単に品数を増やせます
お弁当は、メインのおかずを肉や魚にすることが多いため、どうしても野菜が不足しがちです。
野菜だけで作れるおかずを知っておけば、おかずのバランスを考えるときや、お弁当箱の隙間にもう一品入れたいときにも重宝します
この方法は、お弁当のおかずだけでなく、普段の食卓に並べる料理にも応用できますよ
○○野菜だけで料理を作るコツを、もう少し詳しくお伝えします
コツ 調理方法を変えてみる
調理方法には、焼く、炒める、揚げる、蒸す(電子レンジ調理)などがありますね。
ニンジンを例に挙げると、千切りにして炒める
輪切りにして蒸す
スティック状にして揚げる
このように野菜の切り方や加熱法を変えるだけで、見た目や食感、味わいに違いが出て、別の料理になります
コツ 味付けを工夫する
オーソドックスな塩・こしょう以外に、カレー粉を加えてみたり、ピリッと辛いコチュジャンを加えたり、ハーブソルトを使ってみたりと味にアクセントを付けると、同じ切り方や加熱法でもバリエーションの幅を広げることができます
コツ 風味や彩りを加える
ゴマやナッツ類(フードプロセッサーにかけて細かくした物)や、のり、ドライパセリ、くこの実などの食材を加えてみるのも良いでしょう。
ドライパセリは緑色、くこの実は赤色なので、盛り付けた料理に彩りを添える役割もかねてくれます!
野菜だけで作れる料理は、肉や魚など主菜の添え野菜にも使えるので、お好みに応じて色々作ってみて下さいね
さて今回は、○○野菜だけ料理「焼きネギのマリネ」をご紹介します。
焼いたネギの旨みが酸味のあるマリネとよく合います
細かくしたミックスナッツをふりかけて、風味にアクセントを付けました。
いつもとちょっと違うネギのおいしさをお楽しみ下さい