こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
春本番となりました
この季節にしか味わえない山菜や野草がたくさん出回っていますね。
韓国でも日本と同様に、春に芽吹く野草
を食べる習慣があります。
春野草は韓国語で「ポム(春)ナムル(野草)」と言います
日本で「ナムル」と言うと、もやしやホウレンソウを和え物にした料理名を指すのが一般的ですが、韓国では料理名の他に、野菜や野草自体をナムルと呼びます。
韓国では、毎日の食事からたくさんの野菜を摂る習慣があるため、寒さが厳しい冬の間は、乾燥野菜などの保存食を活用しています。
そして、春の訪れとともに旬が味わえるようになるポムナムル料理は、別味(ビョルミ)と言います。
別味とは韓国語で、「特別においしい物」、「珍味」を指す言葉です
それでは、韓国で食べられているポムナムルをいくつかご紹介します!

白山菊(チィナムル)
形は日本のホウレンソウに似ていますが、味に苦味があります。
ゆでて、しょうゆや味噌で味付けしてナムルにしたり、ご飯と一緒に炊き込んだりして頂きます
ツルマンネン草(トルナムル)
春に黄色い花が咲くツルマンネン草は、地面を這うように生育する多肉植物。
茎と小さくぷっくりとした葉の部分を食べます。
クセがなく生でも食べられるので、酢コチュジャンで和えたり、水キムチに仕上げたりするとさっぱりしておいしいです
冬葵(アウク)
日本語の冬葵(ふゆあおい)は、冬でも花が咲くことから命名されたそうです。
フキの葉に似た冬葵は、味噌味のスープに入れることが多いです。
フキの葉(モウィイプ)
日本でもフキの茎の部分は、煮物にして春先に食べますよね。
韓国では茎だけでなく葉も食べます
ゆでてナムルにしたり、ご飯を包んだりして楽しみます。
韓国料理には、葉物野菜でおかずやごはんを包んで食べる文化があるため、包みやすい形状のフキの葉もよく食べられていますよ
ミツバセリ(チャムナムル)
セリ科の野草で、見た目も味もミツバに似ています。
韓国語で「チャム」は「本物」という意味があるため、野草の中の野草とも言われています。
生のままでも、加熱調理して頂いても良しのポムナムルです。
その他、ノビル、ナズナ、よもぎ、タラの芽、セリも食べられていますが、日本とは調理方法や食べ方が少し違います
機会がありましたら、韓国スタイルの物を試してみて下さいね
さて、本日は「サムギョプサルとパクチーの和え物」をご紹介します。
パクチーは意外にも、朝鮮半島の北部や中国の朝鮮族の料理によく登場し、韓国では栽培された物が多いですが、自生している地域もあります。
年中あるイメージのパクチーの旬は、春から初夏にかけてです
最近では、スーパーで手軽に買える程、日本の食卓に浸透して来ました。
パクチーの香りとピリ辛のドレッシングは、お肉との相性バッチリ
ぜひお試し下さい

春本番となりました

この季節にしか味わえない山菜や野草がたくさん出回っていますね。
韓国でも日本と同様に、春に芽吹く野草

春野草は韓国語で「ポム(春)ナムル(野草)」と言います

日本で「ナムル」と言うと、もやしやホウレンソウを和え物にした料理名を指すのが一般的ですが、韓国では料理名の他に、野菜や野草自体をナムルと呼びます。
韓国では、毎日の食事からたくさんの野菜を摂る習慣があるため、寒さが厳しい冬の間は、乾燥野菜などの保存食を活用しています。
そして、春の訪れとともに旬が味わえるようになるポムナムル料理は、別味(ビョルミ)と言います。
別味とは韓国語で、「特別においしい物」、「珍味」を指す言葉です

それでは、韓国で食べられているポムナムルをいくつかご紹介します!


形は日本のホウレンソウに似ていますが、味に苦味があります。
ゆでて、しょうゆや味噌で味付けしてナムルにしたり、ご飯と一緒に炊き込んだりして頂きます


春に黄色い花が咲くツルマンネン草は、地面を這うように生育する多肉植物。
茎と小さくぷっくりとした葉の部分を食べます。
クセがなく生でも食べられるので、酢コチュジャンで和えたり、水キムチに仕上げたりするとさっぱりしておいしいです


日本語の冬葵(ふゆあおい)は、冬でも花が咲くことから命名されたそうです。
フキの葉に似た冬葵は、味噌味のスープに入れることが多いです。

日本でもフキの茎の部分は、煮物にして春先に食べますよね。
韓国では茎だけでなく葉も食べます

ゆでてナムルにしたり、ご飯を包んだりして楽しみます。
韓国料理には、葉物野菜でおかずやごはんを包んで食べる文化があるため、包みやすい形状のフキの葉もよく食べられていますよ


セリ科の野草で、見た目も味もミツバに似ています。
韓国語で「チャム」は「本物」という意味があるため、野草の中の野草とも言われています。
生のままでも、加熱調理して頂いても良しのポムナムルです。
その他、ノビル、ナズナ、よもぎ、タラの芽、セリも食べられていますが、日本とは調理方法や食べ方が少し違います

機会がありましたら、韓国スタイルの物を試してみて下さいね

さて、本日は「サムギョプサルとパクチーの和え物」をご紹介します。
パクチーは意外にも、朝鮮半島の北部や中国の朝鮮族の料理によく登場し、韓国では栽培された物が多いですが、自生している地域もあります。
年中あるイメージのパクチーの旬は、春から初夏にかけてです

最近では、スーパーで手軽に買える程、日本の食卓に浸透して来ました。
パクチーの香りとピリ辛のドレッシングは、お肉との相性バッチリ

ぜひお試し下さい

