料理家の先生がつづるお料理ブログ

料理家の先生が、レシピや料理の情報について、ブログを連載!毎週更新していきます。
レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」

ナスラックKitchenの「料理ブログ」で日々のお料理を楽しく!
「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

5年程前のことでしょうか。
東京のコリアタウンで何度か味わったことがありましたが、本場で初めて食べたとき驚いた料理があります。
それは豚足韓国語で「チョッパル」と言います。

ソウルの奨忠洞(チャンチュンドン)には豚足通りと呼ばれる場所があり、専門店が軒を連ねています。
その中の一軒に足を踏み入れると、漢方の香りとしょうゆの香ばしさが漂っていました。

注文した豚足はホカホカと湯気が立ち上っていて、東京では冷めた状態だったので、ほんのり温かい豚足に少し驚きました
食べるときは、アミの塩辛入りのソースに付けます。
アミがアクセントになって、豚足の味わいを引き立ててくれるのです

韓国の豚足料理は歴史が古くありません。
朝鮮戦争が終わったあと、北朝鮮からの避難民が奨忠洞一帯に集まり、生計を立てるために飲食店を開業しました。

そこにいた一人の女性が、北朝鮮でよく食べていた豚足を、韓国人好みのしょうゆ味に仕上げ、お酒のおつまみとして提供したのがはじまりと言われています。
ちなみに、北朝鮮の豚足料理は中国から伝わった物です。

そうして、北朝鮮から段々と南下した豚足は、地域が変わると調理法も変化した物が親しまれています。
韓国南部の釜山(プサン)の繁華街である南浦洞(ナンポドン)では、一人の男性が冷菜豚足(ネンチェチョッパル)を考案しましたenlightened


一般的なしょうゆ味の物とは違い、薄くスライスした豚足を、キュウリ、クラゲ、錦糸卵、カニカマなどの具と一緒に、辛子酢じょうゆで和えています。
鼻にツンとくる辛味があとを引き、豚足の脂っぽさが感じられず、さっぱりと頂けます。
定番の豚足と食べ比べてみるのも、楽しいですよ

豚足は、見た目から食べず嫌いの方もいらっしゃいますね
ただ冷菜豚足の場合、豚足の骨を取り除いて丸く成形した物を薄くスライスしているため、見た目からは豚足だと分かりません。
また、野菜がたっぷりと入った料理なので、外国人観光客も抵抗を覚える人が少ないようです

南浦洞の豚足通りには、順番待ちするのが苦手な韓国の人でさえ、列をなしているお店があります。
韓国でおいしいお店を狙うならば、行列のあるお店に限りますyes

冷菜豚足をはじめ、ソウルにはない魅力がある釜山。
日本の大阪のような第二都市の良さですね
釜山に行かれたら、ぜひ冷菜豚足を召し上がってみて下さい。
おすすめです

さて本日のレシピは、「ゴマ辛子ソースの豚肉冷菜」です。
作りやすいように、薄切り肉を使用しました。
おうちで食べるのはもちろん、皆で料理を持ち寄るポットラックパーティーにもイチオシの料理です。
作ってみて下さいね



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でゴマ辛子ソースの豚肉冷菜のレシピをチェック!

本田 朋美先生

前へ 料理ブログトップへ戻る 次へ

このページのトップへ

関連施設検索

  • クックドア
  • マーケットピア スーパー
  • 食料品会社検索
  • 製菓衛生士 専門学校検索
  • 調理師 専門学校検索
  • 栄養士 専門学校検索

関連ブログ

  • グルコック
  • グッドショッピング お買物サポートブログ
  • お買物ブログ

お役立ちコンテンツ

  • ナスラックKitchen
  • 動画でレシピチェック
  • 料理de英会話レッスン

グループサイト

  • 東建コーポレーション株式会社
  • ナスラック
  • ハートマークショップ
ナスラックKitchenの「料理家の先生がつづる料理ブログ」は、料理家の先生が料理(レシピ)キッチンに関するお役立ち情報をつづるブログです。
旬の食材を活かしたレシピや、食材の活用法、料理でのおもてなし作法など、料理に関する情報を発信しています。料理家の先生方の個性が織りなす多彩なブログをお楽しみ下さい。
料理好きな方だけでなく、これから料理を頑張りたい方も、ぜひ「料理家の先生がつづる料理ブログ」をご愛読下さい。