2017/12/25
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年もクリスマスがやってきましたね
クリスマスには、特別なお菓子を用意して祝う風習が世界各国にあります
ドイツの「シュトーレン」、オーストリアの「クグロフ」、イタリアの「パネトーネ」など、様々なクリスマススイーツが食べられています。
特に、ヨーロッパのクリスマスケーキに欠かせないのがドライフルーツ。
今回は、近年日本でも需要が高まっている「ドライフルーツ」についてご紹介します。

ドライフルーツとは、その名の通り乾燥させたフルーツのことで、もともとは保存食として利用されてきました。
水分を抜くことで微生物の繁殖を防ぎ、果物の長期保存が可能となるのです
日本人にとって最もなじみ深いものは、パンやお菓子に入っているレーズンでしょうか?
健康志向の高まりを受けて、何か甘い物を食べたいとき、お菓子の代わりにドライフルーツを食べる人が増え、コンビニなどでも気軽に購入できるようになりました
フルーツが持っているもとの栄養素が乾燥により濃縮されるため、栄養価の高い優れた食品としても注目されています
最も注目すべき栄養素は、食物繊維です
食物繊維には「水溶性食物繊維」と、「不溶性食物繊維」の2種類があり、それぞれ働きが異なりますが、ドライフルーツにはその両方が含まれている物が多いのです。
水溶性食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにする働きや、コレステロールの上昇を抑制する働き、不溶性食物繊維は、便秘の予防や解消、腸内環境を整える働きなどが期待できます
食物繊維が多いということは、よく噛むことにつながります。
少ない量でも満腹感を得やすいため、ダイエットの心強い味方にもなりますね
また、カリウム、鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛など、現代人に不足しがちなミネラル類も豊富に含まれています。
ただし、栄養が凝縮されている分、エネルギーも高いため、食べ過ぎには気を付けましょう
おなじみのレーズンは、完熟した種なしブドウを乾燥させたもので、多くはアメリカ・カリフォルニア産のブドウを原料としています。
粒と粒がくっつかないよう、全体に薄く植物油を絡めてある商品が多いようです。
同じくドライフルーツの定番プルーンは、西洋のスモモであるプルーンを乾燥させたものです。
どちらもそのまま食べる他、ケーキに入れるなどお菓子の材料にしたり、プレーンヨーグルトの中に入れたりと、初心者にも取り入れやすいドライフルーツではないでしょうか
その他、レモンの皮を砂糖漬けにしたレモンピールは、小さく切ってパウンドケーキの材料などに。
オレンジの皮を砂糖漬けにしたオレンジピールは、チョコレートと相性が良く、バレンタイン商品の定番にもなっていますね
セリ科の薬草を砂糖漬けにしたアンゼリカ、なつめやしを乾燥させたデーツなども洋菓子によく利用されますし、さくらんぼを砂糖漬けにしたドレンチェリー
は、赤・緑・黄色などに着色されており、クリスマスなどのお菓子作りに大活躍です
ドライフルーツを選ぶときは、保存料や着色料が使われている場合もありますので、パッケージの食品表示をチェックすると良いでしょう
また、砂糖などの添加がないものは、フルーツ由来の自然な甘さを楽しむことができます。
用途に合わせて選んでみて下さいね
さて今回のレシピは、クリスマスパーティーにもピッタリ!「ドライいちじくのスタッフドサンド」をご紹介します。
簡単にできて見た目にも華やかなので、おもてなしの一品に加えて、ぜひご家族やお仲間とお楽しみ下さい
今年も一年間、ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
今年もクリスマスがやってきましたね

クリスマスには、特別なお菓子を用意して祝う風習が世界各国にあります

ドイツの「シュトーレン」、オーストリアの「クグロフ」、イタリアの「パネトーネ」など、様々なクリスマススイーツが食べられています。
特に、ヨーロッパのクリスマスケーキに欠かせないのがドライフルーツ。
今回は、近年日本でも需要が高まっている「ドライフルーツ」についてご紹介します。

ドライフルーツとは、その名の通り乾燥させたフルーツのことで、もともとは保存食として利用されてきました。
水分を抜くことで微生物の繁殖を防ぎ、果物の長期保存が可能となるのです

日本人にとって最もなじみ深いものは、パンやお菓子に入っているレーズンでしょうか?
健康志向の高まりを受けて、何か甘い物を食べたいとき、お菓子の代わりにドライフルーツを食べる人が増え、コンビニなどでも気軽に購入できるようになりました

フルーツが持っているもとの栄養素が乾燥により濃縮されるため、栄養価の高い優れた食品としても注目されています

最も注目すべき栄養素は、食物繊維です

食物繊維には「水溶性食物繊維」と、「不溶性食物繊維」の2種類があり、それぞれ働きが異なりますが、ドライフルーツにはその両方が含まれている物が多いのです。
水溶性食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにする働きや、コレステロールの上昇を抑制する働き、不溶性食物繊維は、便秘の予防や解消、腸内環境を整える働きなどが期待できます

食物繊維が多いということは、よく噛むことにつながります。
少ない量でも満腹感を得やすいため、ダイエットの心強い味方にもなりますね

また、カリウム、鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛など、現代人に不足しがちなミネラル類も豊富に含まれています。
ただし、栄養が凝縮されている分、エネルギーも高いため、食べ過ぎには気を付けましょう

おなじみのレーズンは、完熟した種なしブドウを乾燥させたもので、多くはアメリカ・カリフォルニア産のブドウを原料としています。
粒と粒がくっつかないよう、全体に薄く植物油を絡めてある商品が多いようです。
同じくドライフルーツの定番プルーンは、西洋のスモモであるプルーンを乾燥させたものです。
どちらもそのまま食べる他、ケーキに入れるなどお菓子の材料にしたり、プレーンヨーグルトの中に入れたりと、初心者にも取り入れやすいドライフルーツではないでしょうか

その他、レモンの皮を砂糖漬けにしたレモンピールは、小さく切ってパウンドケーキの材料などに。
オレンジの皮を砂糖漬けにしたオレンジピールは、チョコレートと相性が良く、バレンタイン商品の定番にもなっていますね

セリ科の薬草を砂糖漬けにしたアンゼリカ、なつめやしを乾燥させたデーツなども洋菓子によく利用されますし、さくらんぼを砂糖漬けにしたドレンチェリー


ドライフルーツを選ぶときは、保存料や着色料が使われている場合もありますので、パッケージの食品表示をチェックすると良いでしょう

また、砂糖などの添加がないものは、フルーツ由来の自然な甘さを楽しむことができます。
用途に合わせて選んでみて下さいね

さて今回のレシピは、クリスマスパーティーにもピッタリ!「ドライいちじくのスタッフドサンド」をご紹介します。
簡単にできて見た目にも華やかなので、おもてなしの一品に加えて、ぜひご家族やお仲間とお楽しみ下さい

今年も一年間、ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい

