料理家の先生がつづるお料理ブログ

料理家の先生が、レシピや料理の情報について、ブログを連載!毎週更新していきます。
レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」

ナスラックKitchenの「料理ブログ」で日々のお料理を楽しく!
「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

一段と気温が下がり、鍋料理や蒸し料理など、ホカホカと湯気の立った食べ物がますますおいしく感じられますね
今回は、油を使わないヘルシーな調理法としても注目を集めている「蒸す」調理法についてご紹介します。


油を使わず熱した水を利用した調理法には、「蒸す」他に「ゆでる」方法もありますよenlightened
ゆでる調理法は、食材が水に浸かった状態で加熱するため、水溶性ビタミンなどの水に溶けやすい成分が流出し、栄養価が落ちることにつながります。

蒸す調理法は、水蒸気で熱するため、食材に含まれる成分が溶け出る量は少ないと言えます。
ゆでた物に比べて、蒸した物に旨みが残ると言われているのは、こうした理由からなのですよ


その他、蒸す調理法の利点としては、食材が型崩れしにくいことや、水蒸気を使って加熱するため100℃以下で加熱することが可能。また、水がなくならない限り焦げる心配もないことなどが挙げられます。

日本の伝統的な料理には、茶碗蒸しや土瓶蒸し、酒蒸し、もち米料理など、蒸す調理法を活用した料理が数多くあり、饅頭や蒸し羊羹などの和菓子も、蒸す工程が重要です。
中華料理では、シュウマイ、中華まん、中華おこわ、蒸しパン、餃子などがありますね。

蒸すことは、食材が本来持っている味を最大限に引き出す調理法として最適です。
調理に取り入れるには、少し難しいイメージがあるかも知れませんが、コツさえ押さえれば、簡単においしい蒸し料理ができますよ
いくつかのポイントをご紹介しましょう

◆食材を入れる前に蒸し器を十分に温める
鍋に蒸気が十分に行き渡る前に食材を入れてしまうと、余分な水分が付いて水っぽくなります。旨みや栄養が流出してしまうことも

◆蒸気の状態を見る
蓋の穴から蒸気が勢いよく上がれば、蒸し器内が100℃になったサイン。噴き出す蒸気の状態を見ながら、沸騰が均一に続くような火加減にしましょう。

◆注ぎ足す水は熱湯にする
途中で冷たい水を足してしまうと、連続加熱ができず、不必要に時間がかかり料理がうまく仕上がりません。
あらかじめたっぷりの熱湯を入れておき、水が足りなくなった場合には、蒸し器内の温度を下げないよう、熱湯を注ぎ足しましょう

◆メニューによって火加減を使い分ける
魚介や肉類、酒蒸し、芋類、赤飯、饅頭などは、蒸気の立った蒸し器に入れて、強火で一気に蒸し上げます
一方、茶碗蒸しやプリンなどの卵料理は、強火で蒸すと、きめが粗くなるため、85〜90℃を保つよう弱火にし、蓋をずらして蒸気を逃がすなど、温度調整しながら加熱するようにしましょう

蒸すための調理器具には、定番のせいろやアルミ・ステンレス製の蒸し器、ダジン鍋などがあります。
最近では、水と電源を入れるだけで蒸し料理ができるスチームクッカーや、電子レンジ用のシリコンスチーマーなど、手軽に蒸し料理が楽しめる調理器具も出回っています

今回のレシピは、蒸し器を使わない蒸し料理「フライパン蒸し野菜のゴマディップ添え」をご紹介します。
特別な調理器具がなくても、手軽に挑戦できる蒸し料理です。
蒸した野菜は、作り置きの一品としても重宝しますよ
ぜひお試し下さい。



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でフライパン蒸し野菜のゴマディップ添えのレシピをチェック!

吉田 由子先生

前へ 料理ブログトップへ戻る 次へ

このページのトップへ

関連施設検索

  • クックドア
  • マーケットピア スーパー
  • 食料品会社検索
  • 製菓衛生士 専門学校検索
  • 調理師 専門学校検索
  • 栄養士 専門学校検索

関連ブログ

  • グルコック
  • グッドショッピング お買物サポートブログ
  • お買物ブログ

お役立ちコンテンツ

  • ナスラックKitchen
  • 動画でレシピチェック
  • 料理de英会話レッスン

グループサイト

  • 東建コーポレーション株式会社
  • ナスラック
  • ハートマークショップ
ナスラックKitchenの「料理家の先生がつづる料理ブログ」は、料理家の先生が料理(レシピ)キッチンに関するお役立ち情報をつづるブログです。
旬の食材を活かしたレシピや、食材の活用法、料理でのおもてなし作法など、料理に関する情報を発信しています。料理家の先生方の個性が織りなす多彩なブログをお楽しみ下さい。
料理好きな方だけでなく、これから料理を頑張りたい方も、ぜひ「料理家の先生がつづる料理ブログ」をご愛読下さい。