2012年6月の記事
こんにちは料理家の野上優佳子です。
最近は生鮮食品も一年中出回るものが増え、旬が分かりづらくなっていますね。
「イカ」もそのひとつではないでしょうか?
イカの旬は、実は夏
今が一番おいしい季節と言われます。
日本は、イカの消費量が世界一
特に、刺身のように生でイカを食べる習慣がある国はごくわずか。
実は平成の始め頃まで、日本人が最も食べる魚介類も、イカだったんです。
残念ながら、今はサケやマグロにトップの座を奪われていますが、今も上位3位に名を連ねています。
日本人は、世界で一番イカが好きな国民、と言っても過言ではないようです。
450種あると言われるイカですが、食用は30種程度と言われています。
その中でも、主に食べられるのは「スルメイカ」です。
通常、海で泳いでいるとき(いけすで泳いでいるイカもそうですね)、イカは透き通るような色をしています。
水揚げすると、表面の薄皮の茶色が鮮やかになっていきます。
これは、鮮度が良い状態
茶色が薄くなって、カラダの色が白くなってきたら、鮮度が落ちてきた合図・・・。
お刺身で食べたいときは、表面の茶色が鮮やかな物を選んで下さいね。
さて今回は、イカとたっぷりのハーブを使ったオーブン料理をご紹介します。
イカの皮をむく必要がなく、筒切りにするので下ごしらえも簡単。
いつものお刺身や煮付けとは違う、洋風アレンジが楽しめます。
ぜひお試し下さいね
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本で、「チゲ鍋」という表現を見つけることがあります。
しかし、この表現は日本だけ
韓国語で「チゲ」は鍋を意味するので、日本語に訳すと「鍋鍋」になります
プゴクク(干しダラスープ)、ナクチジョンゴル(イイダコ鍋)、スンドゥブチゲ(純豆腐鍋)、カルビタン(カルビスープ)。
上記に列挙したのは、韓国のスープ料理です
鍋を含めて、韓国のスープ料理の呼び方が、4種類あるのはご存じでしょうか?
今日は、この呼び方の違いをお伝えしたいと思います。クク
具が少なく、スープが多め。一人ずつ出されます。
韓国のお誕生日食であるわかめスープは、ククにあたります。
タン
タンも具が少なく、汁が多めです。
長時間煮込んだ物もあり、日本人に人気のソルロンタンは、牛骨と牛肉の味わい深いスープです。
また、丸鶏のお腹に餅米・ニンニク・なつめ・高麗人参などを詰めて煮込んだ物はサムゲタン。
韓国の滋養食です。
チゲ
チゲは汁が少なく、野菜・肉・海鮮など具だくさん。
韓国の家庭では、みそチゲやキムチチゲを作ることが多いですね。
ジョンゴル
少ない汁で煮る鍋料理です。
鍋に材料を並べ、スープを加えて、食卓ですき焼きのように加熱しながら頂きます。
韓国では、ほぼ毎食のように食卓にのぼるスープ。
4種類の名前を使い分ける程、和食よりもスープ文化が進んでいるのが分かります
こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
一昨年前に、かなりの都心から、ちょっと郊外に引越してきたのですが、素敵なお庭がある家がたくさん
家庭菜園をされているお家や良い香りのするハーブが咲くお庭など、歩いているだけで、なんだか幸せな気分になります
影響されやすい私は、早速ベランダ菜園をスタートさせようと、ハーブを数種類、購入しました
家庭菜園初心者なので、ローズマリーやバジルなど、定番中の定番からスタート!
ちっちゃなベランダに緑があるだけで、なんとなく癒されますよね〜
本日のブログはそんなハーブのひとつ。
ローズマリーについて。
ローズマリーは、ハーブの中でも香りが強く、肉料理や魚料理など、動物性食材との相性バッチリ!!
何かもの足りないときに、ちょっとちらすだけで、ステキなアクセントになります。
もちろん、動物性食材以外にも、オリーブオイルに浸けておいたり、パン粉にまぶしたりなど、用途が幅広いので便利です。
ローズマリーを保存するのに、おすすめの方法は、乾燥すること。
ざるなどに干しておくと、水分が抜けるので日持ちします
余ってしまって料理に使いきれない場合は、玄関先などに置いておくと、ほんのりと香りがして、おすすめです
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
気温が高くなってくると、冷たいビールがおいしくなりますね
夏場によく作るのが、豆腐の上に刻んだザーサイとネギ、ゴマ油、しょうゆで和えた物をのせた「ザーサイ冷奴」
ザーサイの独特の風味と食感が、冷たいビールにとてもよく合います
さて今回のブログは、常備しておくと便利な中華食材「ザーサイ」についてご紹介します。
「ザーサイ」とは、アブラナ科カラシナの一種である青菜頭(チンサイトウ)という植物の、茎から下のこぶ状の部分を、塩や香辛料などと数日漬けこんだ、中国四川省発祥の漬け物です。
そのままでは辛いので、塩抜きをして使いますが、一般的にスーパーなどでスライスされて瓶詰めにされているものは、塩抜きした状態のものが多く、そのまま食べたり料理に使うことができます。
実は「ザーサイ」は、ピクルス・オリーブの実と並ぶ世界三大漬物のひとつで、とても有名な食材なんです。
「ザーサイ」の独特の風味と食感は、中国では「天然の味の精」と言われ、調味料としても重宝されています。
チャーハンや和え物、スープなど、いろいろな用途に使うことができますので、ご家庭に常備しておくと、レパートリーが広がりますよ