こんにちは。
料理家の野上優佳子です
外来種由来の果物や野菜、私たちが普段使う呼称は外国語名であることが多いために、逆に和名を聞いてもピンとこない物がよくあります
「オランダガラシ」
「西洋ぜり」
と呼ばれる野菜、皆さん、何か分かりますか
正解は、「クレソン」。 実はこれ、フランス語です。英語ではwatercress。
肉料理の付け合わせなどでもおなじみですね
ヨーロッパ原産の水辺を好む多年草で、白い花を付けます。
ピリリとちょっとした爽やかな辛みがあるのが特徴。
日本全国どこでも収穫されていて、耐寒性があり生命力が強いためにベランダガーデニングの中でも育てやすい物のひとつです
日本にやって来たのは明治時代の1870年頃、外国人居住地の食事用の食材として持ち込まれたのがきっかけと言われています。オランダからやって来たカラシ、という意味の和名からも推測できますね宣教師が日本各地で伝道活動をする際に持ち運ばれたことによって全国に広がったと、一説では言われています。
クレソンの辛みは、シニグリンという成分による物。
ダイコンや芽キャベツなどにも含まれている物で、利尿作用や食欲増進効果があります。
緑黄色野菜でもあり、カリウムやカルシウムも豊富
美容効果のある野菜ですので、単なる付け合わせとあなどらずに、しっかり食べることをおすすめします
クレソンを付け合わせにしておくのはもったいない!ということで、今回は自家製クレソンソースを使ったレシピ「自家製クレソンペーストとベーコンのパスタ」をご紹介します
ジェノベーゼ風のソースで、そのまま食べるよりもまろやかな味わい。パスタだけでなく、肉料理や魚料理のソースにもおすすめで、冷凍保存もできるのでとても便利です
栄養満点のグリーンソース、ぜひお試しを
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
2011年、韓国ブランドの飲む発酵酢が日本で大人気となりました。
その理由は、有名な女性アイドルグループをイメージキャラクターに採用したこともありますが、飲みやすさと美容効果が支持されたようです
そもそも朝鮮半島で酢が登場したのは、いつ頃でしょう?1124年に刊行された「高麗図経」には、すでに酢についての記述があり、スープや漬け物の調味料として使われていたそうです。
酢の原料はと言うと、米や小麦などの穀物、りんごや柿などの果実、野菜、マッコリの発酵が進むと酢に変わります。
実は6月に、韓国の珍島(チンド)にいらっしゃる発酵酢名人のもとを訪れまして、そこで野菜を使った酢の作り方をレクチャーして頂きました
キュウリ、パプリカ、ニンジンなどの野菜をざくざくと切り、ここにハチミツと酵素を入れてかき混ぜます。
かき混ぜているうちに水分が出てくるので、消毒した容器に入れます。
20日間過ぎたら野菜を漉して水分だけにし、さらに2ヵ月発酵させたらできあがりです
さて、気になるのは、酢の効用。
・食欲増進、消化促進
・血液循環を良くする
・疲労回復
・抗酸化作用
・脂肪減少
夏は暑さで疲労がたまり、食欲が減退しますよね
こんなときこそ、お酢の摂取をおすすめします。
1日、大さじ1杯程度を取れば十分。
飲むお酢が好きな方はドリンクとして、酸味が苦手な方は、調味料で上手に取り入れてみて下さい。
もともと、私はお酢が好きなのですが、発酵酢名人から頂いたお酢を毎日飲むことにしました。
夏バテとは程遠い日々になりそうです
それでは、本日のレシピをご紹介致します。
お酢を使った一品、「ナスの冷製スープ」です。
さっぱりと頂けますので、作ってみて下さいね。
こんにちは!
料理家のひろろ こと 竹内ひろみです。
先日、輸入食品を扱っているお店に行ってみました。
特に目を引いたのが、ディップやクリーム類です。
パンに付けたり、ソテーしたお肉や野菜に添えたりすることを想像すると、 ついついどれもこれもおいしそうで全部試したくなってしまいました
市販されている物は、野菜ベースの物やサーモンやツナなどの魚介ベースの物など豊富に揃っているのですが、家で手作りするディップやクリームもなかなか美味です
例えば、カボチャやジャガイモを蒸してフードプロセッサーでペースト状にした物を使います。
なんだか離乳食のときに大活躍した料理のような気もしますが、離乳食だけではなく、普通の食事にも十分に対応できる料理なんです
ブイヨン(洋風スープ)を加えれば、簡単ポタージュが作れますよ
他にもニンジンで作るディップ。
適当な大きさに切ったニンジンをゆでて、ゆで汁と一緒にフードプロセッサーにかけます(ゆで汁は加減しながら入れて下さい)。
これをベースにマヨネーズや粒マスタード、ハーブソルトなど、味にアクセントのある調味料を加えるとニンジンドレッシングに早変わり♫
マッシュルームなどペーストしにくい食材はタマネギと一緒にソテーし、薄力粉、牛乳を加えてとろみを付けてからフードプロセッサーにかけます。
とろみのあるソースになりますので、ムニエルなどに添えればバッチリです
このようにベースを作っておくと、いろいろとアレンジができるので、おすすめです
さらに、おいしくなるワンポイントは野菜に火を通すときにちょっと塩を加えるということ。
そうすることで、野菜の旨みや甘みがUPするんです
さて、本日はジャガイモベースのクリームを使った「オムレツのポテクリーム添え」をご紹介します。
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
夏はやっぱり冷たいビールですね〜
な〜んて盛り上げておいて、お楽しみに水を差すようですが(笑)
当然のことながらビールにもエネルギーがあります。
だいたい350mlの缶ビール1本で140Kcal程度。
ご飯が茶碗1杯分(100g)で168Kcalなので、なかなかの物ですよね。
特定保健指導(通称メタボ検診)でこの話題に切り込むと、たいてい嫌な顔をされますが
健康に良いとされるお酒の適量は、200Kcal以内。
ビールではロング缶(500ml)1本・日本酒では1合が目安です。
お酒自身にもエネルギーがある上、アルコールには食欲を増進させる効果があります。
さらに、お酒の勢いで気が大きくなり、自分をコントロールできなくなって、ほとんど無意識にから揚げやポテトフライなどの高カロリーなおつまみを食べてしまうことがエネルギーオーバーの大きな要因です。
おつまみは、低カロリーな物を選びましょう
さて、今回はおつまみにおすすめの食材『枝豆』についてご紹介致します。
『枝豆』は、大豆の未熟豆です。
同じ豆なのですが、大豆は豆類、枝豆は野菜類に分類されています。
それはなぜかと言うと、ビタミンA・Cなどの豆類にはほとんど含まれていない栄養素が含まれているからです。
さらに、『枝豆』には、たんぱく質・ビタミンB1・B2・カルシウム、食物繊維などの大豆に含まれる栄養素もしっかり含まれています。
つまり、豆と野菜の両方の栄養的特徴を持っていると言うことです
さらに、枝豆のたんぱく質にはメチオニンというアミノ酸が含まれており、ビタミンB1・Cと共にアルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くしてくれる効果が期待できます。
「ビールにはやっぱり枝豆!」はとても理にかなった組み合わせなんですね
さて、今回は 『枝豆と塩鮭のちらし寿司』 のレシピをご紹介致します。
枝豆をたくさんゆですぎて余ってしまったときにもおすすめです。
枝豆のおいしい季節にぜひお試し下さいね