2012年10月の記事
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
これから冬にかけて、ダイコンがおいしい季節ですね
ダイコンは年中スーパーなどで買うことができますが、やっぱり旬のダイコンは甘みと辛みのバランスが良く、みずみずしくて、おいしさもひときわです
特に11〜12月に収穫されるダイコンは「秋冬ダイコン」と呼ばれ、1年中で1番好まれているダイコン。
ダイコンの辛みとみずみずしさをそのまま味わうなら、やっぱりダイコンサラダやダイコンおろしがオススメです
ところで、皆さんは「ダイコンおろし」を、どのように作っていますか?
フードプロセッサーで一度に作って冷凍してしまうという方も結構いらっしゃるようですが、「ダイコンおろし」は「おろし器」で作らないと、栄養価の面ではかなりもったいないんです
ということで・・・今回のブログは「おろし器」についてご紹介します。
ダイコンには、「ミロシナーゼ」という酵素が含まれており、この酵素はおろし金でゆっくりすりおろすことで一気に増加し、アリルイソチアネートという辛み成分を作ります。
この「アリルイソチアネート」には、がん予防に効果があるとされています。フードプロセッサなどで一気に粉々にすると、「ミロシナーゼ」はもちろん、他の栄養素も破壊されてしまいます。
私は、ステンレス製の「万能おろし器」と陶器のおろし器を使い分けています。
万能おろしは、パルメザンチーズなども細かくすりおろせる、便利グッズです
陶器のおろし器は、受け皿が一体となっているので、焼き魚にダイコンおろしを少量添えるときなどに使っています。
今回は、旬のサバをたっぷりのダイコンおろしで煮付けた「サバのおろし煮」をご紹介します。
おろし煮のコツは、ダイコンおろしを加える直前にすりおろすこと!
そうすることで、甘みが増しておいしくなるんです。ぜひお試しを
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
「日本の食卓は、とてもバラエティーに富んでいる」とよく言われます。
お味噌汁やごはんは和食だし、グラタンやスパゲッティは洋食、餃子やラーメンは中華、生春巻きのようなエスニック料理も一般的だったり。
とは言え、それぞれが日本的な進化を遂げているのですが、その中でも洋食というのは、独自に発展を遂げたジャンルのような気がします。
洋食は正確に言えば、「洋風な味付けの日本料理」と言えるのかも。
そのルーツは明治維新前後と言われ、大正時代には、庶民が楽しめる食堂や当時の日本海軍の軍用食への起用なども手伝い、ぐっと庶民の生活に近付いてきたのでした。
以前行ったことがある、終戦後すぐ創業した新宿の老舗串焼き屋さんは、「肉詰めピーマン発祥の店」と誰かに聞いたのです。
そこでふと疑問が。
肉詰めピーマンと言えば、我が家ではお弁当のおかずでも定番。
でもこれって、日本発祥?
フランス料理のファルスも、トルコ料理のドルマも、同じようにピーマン(やその他野菜など)に詰め物をする料理。
こちらの方がより古いのでは?
調べてみると、 トルコ料理のドルマの原型と思われる「マハシー」という料理は、13世紀の料理書にすでに記載されているそうです
「詰め物をする」という調理法は、とても長い歴史を持っているのですね
さて今回は、このトルコ風の肉詰めピーマン「ドルマ」の作り方をご紹介します。
トルコ料理の中でも大変ポピュラーで、肉だけでなく米と香り豊かなハーブもたっぷり一緒に詰めた煮込み料理です。
日本人の口にも合う、とてもおいしい一皿、ぜひお試し下さい
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
料理教室で「チヂミのたれ」の作り方をお教えすると、「今までスーパーで買って使っていました!これからは手作りします!」というお声を頂くことがあります。
市販の物は、メーカーによって使用している材料に多少の違いがある物の、チヂミのたれは、ご自宅にある調味料を合わせれば作ることができます
また、このたれは使い勝手の良い万能調味料
チヂミ以外の料理にも合いますので、使い方をご紹介しますね。サラダ
サニーレタス、キュウリ、タマネギなどの野菜、韓国のりにたれを和えれば、チョレギサラダになります。
冷や奴
豆腐にたれをかけたら、韓国風冷や奴に変身です。
焼肉
塩・こしょうをした牛肉を焼いたら、たれを付けて召し上がって下さい。
さっぱりとした味わいで、モリモリ食べられます。
餃子
餃子のたれに使うときは、お好みでラー油を加えても良いです。
炒め物
野菜炒めやチャーハンの味付けにおすすめです。
色々な料理に応用できるので、大目に作って冷蔵庫に保存しておけば、1週間位は大丈夫です
本日のレシピは、もちろん!チヂミのたれを使用した物。
焼肉屋さんで、おなじみのネギサラダです。
基本のたれに粉唐辛子を加えて、ピリ辛に仕立てました
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
長い時間火にかけておく、煮込み料理や蒸し物料理。
弱火にして他のことをやり始めてしまうと、火にかけていたことを忘れてしまった!焦がしてしまった!など、ついうっかり ということも
そんなときに便利なのが保温調理
保温調理とは、肉じゃがやシチューなどの煮込み料理を作る際、ある程度火を通したら、あとは予熱で仕上げる方法。
じっくりと火を通すことにより、味のしみ込みが良くなり、素材の形を壊すことなく料理を仕上げることができるのです
火にかけておく時間が短縮できるので、ちょっとしたエコにもつながります
保温鍋なども市販されているので、「購入しようかどうか迷っている」なんて声もたまに聞きますが、特別な物を使わなくても、身近にある物で対応可能です
その身近にある物とは、バスタオルなどの厚手のタオル
素材に火が通ったら、バスタオルで鍋をくるみ、そのまま置いておくと、予熱で料理を仕上げることができます。
(肉じゃがなどの煮込み料理は、30分ぐらいおいておくと良いでしょう。)
保温調理をするときのポイントは、熱を逃がさないこと
鍋は厚手の物を使用し、タオルが薄い場合は何枚か重ねておきましょう。
より熱を逃がさず保温効果を高めるには、鍋帽子(鍋にかぶせておくタイプの物)など市販されている保温グッズを使っても
今回のレシピは、この保温調理を使ったプリンです。
火にかけすぎてしまうと、すが立って、食感が悪くなってしまうことが多いプリン。
保温調理を使うと、失敗せず、とても簡単においしいプリンを作ることができます