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2018年10月の記事

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

2017年頃から、第3次韓流ブームが日本に訪れていると言われています。
コリアタウンは連日多くの人たちで賑わい、通りを歩くのも困難なほど

この第3次韓流ブームをけん引しているのが、女子中高校生enlightened
若い人が中心ということもあって、人気を集める韓国料理も変化しています。

最近のコリアタウンで行列ができているお店は「ホットドッグ」。
中でも「チーズホットドッグ」の人気はうなぎ登りです


韓国でホットドッグと呼ばれるのは、日本のアメリカンドッグに似た、串の刺さったソーセージに甘めの生地が巻き付いている物。

チーズホットドッグは、ソーセージと生地の間にとろけるチーズを入れて揚げた物で、お好みでケチャップ、マスタード、またはグラニュー糖をふりかけて食べます。
アメリカンドッグにグラニュー糖をかけるのは、今までの日本にはない感覚ですよね?

一口かじると、中からぐーんと伸びるチーズが出てくる様子が、SNS映えすることも人気の理由のようです


人気に伴ってバリエーションが増え、ソーセージのないモッツァレラチーズに衣を付けて揚げた物や、パン粉の代わりに細かく切ったフライドポテトをまとわせた物もあります

韓国のホットドッグは、韓国語では「ハットグ」と呼ばれ、昔から庶民におなじみの屋台料理で、サービスエリアでは、必ずというほど販売されています

1930年代後半にアメリカで誕生したコーンドッグが、1970年代に入り、韓国でハットグとして流通するようになりました。

2010年代になると、アメリカのホットドッグ専門店が韓国に進出。
2016年には、韓国南東部の都市釜山(プサン)で、米粉を混ぜ合わせた生地で、モッツァレラチーズを包んだ、今までにないハットグが人気を博し、韓国全土に広まります

韓国での流行を受け、2017年に新大久保のハットグ専門店が、チーズホットドッグを販売したことをきっかけに、価格が手頃なことやSNSの影響もあって日本でも人気に火が付いたのですyes

昨年流行したチーズタッカルビのように、チーズホットドッグも日本で定番の韓国料理となりつつあります。

韓国では、次々とチーズ料理が誕生していますから、また新たな流行が日本にやってくるかも知れませんね

それでは、本日のレシピをご紹介します
ホットケーキミックスと上新粉を混ぜた生地で作る「チーズホットドッグ」です。

人気の屋台料理をご家庭でも味わえるよう、アレンジしました
生地をこねる工程など、お子様と一緒に作るのも良いですね。
できたてアツアツのおいしさを、ご家族やご友人と一緒に楽しんで下さいね



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でチーズホットドッグのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

10月に入り、気温の低下とともに温かい食べ物がおいしいと感じるようになってきましたね
うどんや鍋物などの、味付けのアクセントになる食材のひとつと言えば、唐辛子ではないでしょうか。

今回は、知っているようで知らない一味唐辛子七味唐辛子の違いや、唐辛子の原産地、活用法などをご紹介します


一味・七味唐辛子は、どちらも唐辛子を主原料とした粉末の調味料enlightened

一味唐辛子の原料は唐辛子のみ。唐辛子の実を乾燥させ、すりつぶして粉状にします。

七味唐辛子は、唐辛子以外にも様々な香辛料がブレンドされています。
黒ゴマ、陳皮、山椒、麻の実、ケシの実、青のり、大葉、ショウガなどが一般的。
どの香辛料を使うかは製造するメーカーによって異なり、組み合わせや調合の工夫が、味や香り、色など商品の特徴になります

一味・七味唐辛子、どちらが辛いかと言うと、やはり原料が唐辛子のみの一味唐辛子の方が辛さは強いようです。
七味唐辛子には、辛味のない物も含まれているため、辛さが抑えられると考えられます。

唐辛子の原産地は南米アマゾン河流域で、中南米では古くから食用とされていたことが知られています
これをコロンブスが持ち帰り、まずヨーロッパに広がり、そのあと南蛮船によって東洋各地にもたらされたのだとか。

日本に伝来したのは、1500年代の豊臣秀吉が朝鮮へ出兵したときに種子を持ち帰ったとする説や、それより以前にポルトガルの宣教師が紹介した説など、諸説あってはっきりしません。

庶民の生活に唐辛子が普及しはじめたのは、江戸時代初期のこと。七味唐辛子に加工された物が江戸っ子の嗜好に合い、次第に全国へ広まったようです

日本各地に広がり、様々に加工されている一味・七味唐辛子。料理への活用法をご紹介します

一味唐辛子は、ピリッとした辛さが特徴
炒め物、唐揚げ、ピザ、麻婆豆腐など、ジャンルを問わず幅広い料理に合います。
カレーに辛さをプラスしたいときや、エビチリに入れる豆板醤の代わりにもなって便利ですyes

七味唐辛子は、一般的に一味唐辛子ほど辛くなく、豊かな風味と香りの良さが特徴
料理に適度な辛さと風味を与えてくれるため、和食には一味よりも七味が合うとされています。
味噌汁やけんちん汁、うどん、そば、焼き鳥、牛丼、焼き魚など、日本の食卓に上がるメニューと好相性ですよ

少し変わったアレンジとしては、ピリ辛風味の「七味クッキー」や「七味マカロン」など、スイーツに使うことも人気を集めているようです
お菓子を手作りするときに、チャレンジしてみるのも良いですね

さて今回は、一味唐辛子を使った「もやしのピリ辛和え」をご紹介します。
ゆでたもやしとニンジンに、合わせ調味料を和えるだけの簡単レシピ。

ご飯がすすむピリ辛味のおかずは、作り置きして常備菜にするのもおすすめです。
一味唐辛子の量はお好みで加減して、作ってみて下さいね



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でもやしのピリ辛和えのレシピをチェック!

吉田 由子先生

こんにちは。
野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。

今回は、びっくりするような「おから」の活用法をお伝えしたいと思いますyes

それは、豚の角煮の下ゆでに使うことenlightened
おからを加えて下ゆですると、脂控えめのやわらかな角煮に仕上がるのですよ。


豚の角煮は、家庭で一から作るには手間のかかる料理ではないでしょうか
赤身と脂身が折り重なった豚バラのかたまり肉は、短時間で一気に火入れしただけだと赤身はパサパサ、脂はギトギトになってしまい扱いが難しいのです。

かたまり肉を調理するときは、下ゆでして肉の繊維をやわらかくし、脂身から余分な脂を落としてゼラチン質を引き出すのがおいしく作るコツ

しかし、下ゆでするだけで半日かかったり、圧力鍋を活用したりといつも以上に頑張る必要が……

そんなとき、沖縄料理では、豚バラ肉をおから入りの水で下ゆでして、お肉をやわらかくするという話を聞き、さっそく試してみました。
そうしたら、本当に赤身はやわらかくジューシーに、脂身はプルンとした食感になったのです

個人的ではありますが、おからを加えた下ゆでには、いくつかメリットがあると感じました

1.余分な脂を吸う
湯に流出した脂分をおからがキャッチして放しません。
一度吸着した脂は、お湯に戻ることがないため、脂感の少ない仕上がりになるようです

2.水分の蒸発を防ぐ
おからが落とし蓋のような役割を果たし、水分の過剰な蒸発を防いでくれます。
下ゆで中、いつの間にか水位が減ってしまう失敗を回避しやすくなるように感じました

そして、廃棄されるおからの有効活用法をまたひとつ知ることができて、満足感がありました。

そこで今回は、「おからで下ゆで豚角煮」をご紹介します

おからは、生おからでも水で戻した乾燥おからでもどちらでもOKです。
お肉の重さの半量のおからを加え、じっくりと下ゆでをしましょう。

下ゆでしたら、必ず流水でおからを洗い流してから、味付けの工程へ移って下さいね。
箸がすっと通るくらいにやわらかく、トロリとした脂身、ホロリと崩れる赤身のおいしさをぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でおからで下ゆで豚角煮のレシピをチェック!

江戸野 陽子先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

先日、アメリカ在住の友人から、あるハンバーガーの話を聞きました
ちょうどテレビで「未来のバーガーが、ロサンゼルスで人気を集めている」と放映されていたのを観たばかりで、興味をそそられましたbroken heart

未来のバーガーの名はビヨンドバーガー
見た目は普通のハンバーガーでも、挟まれているパティには一切肉類が使われておらず、植物性食品(大豆)がベースとなっています。

ビヨンドバーガーの誕生には様々な科学者がかかわり、研究所で試行錯誤を重ねて完成させたのだとかenlightened

何も知らずに食べれば、そのパティは肉の味や肉汁があり、肉が原料のパティと何ら変わらないと言うのですyes

ビーガン(菜食主義の方)でもおいしく食べられ、食の面から健康に気を付けている人にはうれしい限りの食材
最近ではアメリカの一般的なスーパーでも手に入るようになり、日本にも上陸するのでは?と言われています

この間の夏休み、サンフランシスコに旅行した際、ぜひビヨンドバーガーを食べてみたいと、現地のスーパーマーケットを数件巡りました

ところが、どのお店でもビヨンドバーガーが見当たらないのです
テレビではスーパーで買えるという話だったのに……と肩を落としていると、最後に訪れたオーガニックスーパーのハンバーガーコーナーのボードを見てその謎が解けました


そのボードには
NO GMO'S(遺伝子組み換えでない)
NO ANTIBIOTICS(抗生物質を添加していない)
NO ADDED HORMONES(ホルモン物質を添加していない)

など、科学的に作られたり、処理された食材を取り扱っていない旨が記されていました。

ビヨンドバーガーは研究開発された科学的な食材であるために、自然由来のオーガニック食材のスーパーでは販売されていなかったのです。

食を選択するとき、人によって考え方に違いがありますし、何が良い・悪いと言い切ることはできませんが、皆さんなら、ビヨンドバーガーとオーガニックバーガーのどちらを選択しますか?

私は結局、ビヨンドバーガーを食べる機会がないまま帰国し、果たしてどんな味なのか?想像を超えることができないのですが、食の情報を様々な面から検証する面白い体験となりました

さて今回は、「ライトパティバーガー」をご紹介します。

合いびき肉に高野豆腐を混ぜ込んで、お肉だけでは重たいパティをヘルシーに仕上げました。
野菜はお好みの物でOKなので、たっぷり挟んで、栄養バランスに気を付けましょう。

ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でライトパティバーガーのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

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