2012年11月の記事
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理でよく使われる漢方食材のひとつに、ナツメが挙げられます。
ナツメは8月から10月が旬ですが、乾燥した物を目にすることが多いと思います。
生はリンゴのような爽やかな甘さがありますが、干しナツメになるとグッと甘みが強くなります。
干しナツメの実は別名、大棗(たいそう)、種子は酸棗仁(さんそうにん)という生薬で、長きに渡って摂取しても副作用のない上薬にあたります。
1日3個のナツメを食べたら、歳を取らないと言われています
ナツメには、胃腸の働きを強くして元気を付け、血を補い、精神を安定させる働きがあります。
腸環境を整えることと造血は、女性にとって特に重要
ナツメはアンチエイジングに、欠かせない果実なのです。
一番手軽な食べ方は、ドライフルーツのようにそのままで。
手間をかけるならば、種を取り除いた干しナツメと水をコトコトと3時間程煮詰めてペースト状にします。
スプーン1杯のペーストをお湯で溶かせば、ナツメ茶のできあがり!お好みでハチミツを加えて下さい。
寒い季節には、身体の中から温まります
また他にもナツメは、参鶏湯(サムゲタン)のような煮込み料理やお菓子食材にも使え、長期で保存ができるので、使い勝手が良いのが魅力です。
そこで今日は、干しナツメを使った蒸しパン(チムパン)をご紹介します
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
様々な食材が、旬を迎える秋ですね
通年出回っているレモンは、輸入物が多いので季節が分かりにくいのですが、実は今が旬なのです
生産高日本一は広島県で、全国シェア約6割。
今年は豊作だそうで、過去最高の出荷が見込まれています。
11月頃までのレモンは「グリーンレモン」とも呼ばれ、まだ皮が黄緑色で、はっとする程さわやかな香りを放ちます。
冬になるにつれ、果肉が育つので果汁たっぷりで、丸い味になっていくのだそうです。
ふだん目にする黄色いレモンは、12月〜3月頃が旬です。
輸入レモンとの違いは、皮まで丸ごと使えるということ
国産レモンは、残留農薬や防カビ剤などの心配がないのが、本当にうれしいですね
皮の部分の爽やかな香りは、果肉とはまた違う大きな魅力があります
ゆずなどと同じように、ちょっとすりおろしたり、薄くむいて千切りにしたりして楽しむこともできます。
また、丸ごと塩漬けにしたり、輪切りにして飲み物やマリネにしたり。
これぞ、今しか味わえないおいしさです
皆さんも、八百屋さんなどで見つけたら、国産の青いレモンを召し上がって下さい。おすすめです
さて今回は、このレモンをたっぷり使ったミートボールをご紹介します。
ソースにサワークリームを加えるので、レモンとも好相性でさわやかながらコクのある味わい。
いつもと違うミートボールのおいしさに、きっと感動してもらえるはず!ぜひお試し下さい。
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
様々な素材や大きさ・形があるおろし金。
使いやすいなって思うのが、丸型の置いて使うタイプの物。
底にゴムのような物が付いていて安定感があり、すりおろすときにグラグラしないので使いやすいです
また、持っていると便利なのが、ミニタイプのおろし金。
少量をすりおろしたいときに、とても便利です
そして、これは便利!!と最近使っているのが、棒状のおろし金。
棒状なので場所も取らず、引出しに入れておけるので 使いたいときにさっと取り出せます
縦に長いので、食材ごとにおろす位置をかえて使える点が便利なところ。
ニンニクなどの香味野菜は先端で、チーズなどは真ん中で・・・のように、自分でおろす位置を分けて使えるので、臭い移りがせず、とても便利です
また、ニンニクやショウガなど、香りが飛びやすい物は、使う直前にすりおろしましょう。
ニンニクを事前にすりおろした場合は、オリーブオイルなどの油分を加えておくと香りが飛びづらくなります
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
毎年、11月の楽しみと言えば・・・ボジョレーヌーボーの解禁
今年のボジョレーヌーボーの解禁日は、11月15日です。
皆さんは、「マリアージュ」という言葉を、聞いたことがありますか?
「マリアージュ」とは、フランス語の「結婚=mariage」という単語になぞらえた物で、ワインと料理を一緒に飲食したときに、お互いの相性が良く、相乗効果でよりおいしく感じられる組み合わせのことを指します。
ワインだけではなく、「食材×調味料」や「料理×コーヒー」など、相性が良い場合にも使われています。
日本料理のだしも、昆布の「グルタミン酸」とかつおの「イノシン酸」の相乗効果を活かした物です。昆布・チーズ・トマト・緑茶などに多く含まれる「グルタミン酸」
かつお・煮干し・豚肉などに多く含まれる「イノシン酸」
干しシイタケに多く含まれる「グアニル酸」
「旨み成分」は、アミノ酸系の「グルタミン酸」と核酸系の「イノシン酸」「グアニル酸」を組み合わせると、相乗効果で旨みがグンと増し、おいしく感じられるようになります。
ご家庭で手軽に旨みをアップさせるなら、「塩昆布」 がおすすめです
「塩昆布」にはグルタミン酸が豊富で、和えるだけでパスタや和え物がおいしく仕上がります。
「炊き込みご飯」や「煮物」に加えるのもおすすめ!
調味料感覚で手軽に使えて、日持ちするのも高ポイントです
さて今回は、赤ワインとの相性抜群の「塩昆布を使ったディップ」をご紹介します
ぜひお試し下さい