料理家の先生がつづるお料理ブログ

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「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。

4月から新生活!という方も多いのではないでしょうか
新しい学校や職場で、新しいことや人に出会う機会が増え、期待と緊張で世間がソワソワした雰囲気になりますね

私にはこれといった変化はありませんが、進級した子どもたちから、あれやこれやの話を聞いて、楽しませてもらおうと思っています

そして4月と言えば、山菜や菜の花などの少し苦い野菜、新ジャガイモや新タマネギ、またエンドウなどの豆類が旬を迎える季節!
こうした春ならではの野菜が店頭に並ぶと、私は春の到来を実感します

春野菜を頂くなら、サッとゆでたり焼いたりするだけで、十分おいしくなりますよね。
味付けもシンプルに塩を付けたり、マヨネーズを添えたりして、素材そのものの味を楽しむのが好きです

そこで今回は、「豆腐マヨネーズ」を作ってみたいと思います。


一般的なマヨネーズの主原料は、食用油・卵黄・お酢。
本来混ざらない油とお酢(水)に卵を混ぜ合わせて乳化させることで、マヨネーズ特有のトロリとした半固体状になるのですenlightened

豆腐マヨネーズの主原料は、食用油・豆腐・お酢。
こちらのとろみは、豆腐を撹拌することで生まれます。
油は最小限の量しか使わないため、カロリー控え目で、とってもヘルシー

豆腐マヨネーズは、まろやかであっさりとした味わいが特徴です。
使う豆腐で食感や味が変化するので、自分好みの豆腐で作るのがおすすめyes

参考までに、絹ごし豆腐と木綿豆腐で作った場合の違いを解説しましょう。

絹ごし豆腐を使えば、サラサラとした仕上がりになり、ディップソースのように野菜に付けて食べるのに向いています。

木綿豆腐を使えば、しっかりした固さに仕上がり、お好み焼きの上にかけるなど、その形状を保っておきたい料理に適しています。

今回は、春野菜そのものの味わいを引き立てて欲しいので、絹ごし豆腐で作ります。
マヨネーズにする絹ごし豆腐は、「普通」の固さの物がおすすめです。
「やわらか・とろり・とろける」といった表記のある豆腐は、やわらかすぎて半固体状になりにくいため、避ける方が良いでしょう

豆腐は、一度ゆでるか、電子レンジで温めるかして、豆腐臭さを取り除く下処理をして下さい。
あとは下ごしらえした豆腐に、油と調味料を加えて撹拌するだけで、豆腐マヨネーズができあがります

添え野菜は、山菜やスナップエンドウ、新ジャガイモなど、お好みの物でOKです。
豆腐マヨネーズを絡めて、春の味覚を存分に味わって下さいね



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豆腐マヨネーズのレシピをチェック!

江戸野 陽子先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

花粉が飛ぶ季節は、鼻のムズムズ、目のかゆみ、喉のイガイガなど様々な症状が現れますね

中医学では、身体の免疫力である「正気(せいき)」が充実していれば、風邪などにかかりにくく、また花粉症の症状も軽減されると考えられていますenlightened

正気を充実させるには、体内を巡る「血」や「衛気(えき)=エネルギーのひとつで身体の表面を守るバリアのような物」の状態に気を配ることが大切です。
具体的には、「身体を冷やさないこと」、「胃腸の働きを整えること」がポイントとなりますyes

身体が冷えると血の巡りが悪くなり、本来身体に備わっている防衛力が落ちてしまいます
血は全身を巡って栄養や潤いを各臓器に届けているため、血行が滞ると必要な栄養が不足して体力を消耗しやすくなり、症状が重くなってしまうのです

だんだん暖かくなってきて、冷たい飲み物や食べ物が欲しくなりますが、なるべく身体を冷やす食べ物は避け、身体を温めるよう心がけましょう

また、鼻水やむくみなどの症状があるときは、体内の水分代謝がうまくいっていない証拠。
体内に余分な水分が溜まると体調不良の一因となり、症状が悪化しやすくなります。

解消するには、水分代謝を促す食材(あずき、白キクラゲ、陳皮など)を日々の食事に取り入れると良いですね

その他にも、中医学では身体の不調に合わせた食材を摂取することで、症状を緩和する方法があります。
体表に出る症状は人それぞれだと思いますが、大まかに分けると4つのタイプに分類されます。


sad風寒(ふうかん)タイプ:冷え・悪寒・透明な鼻水
身体を温める、ショウガ、ネギなど辛味のある食材。

wink風熱(ふうねつ)タイプ:発熱・粘りのある鼻水
余分な熱を発散させる、菊花、ミントなど。

laugh風湿(ふうしつ)タイプ:頭が重い・鼻水が多量に出る
体内の余分な湿(水分や汚れ)を取り除く、大葉、ミョウガなど香りのある食材。

frown風燥(ふうそう)タイプ:喉が渇く
身体に潤いを与える、レンコン、ユリ根など。

これらの食材を使った料理を食べるなど、自身の症状に合わせた対策をおすすめします
花粉症の対策は、薬を飲んで症状を抑えるだけでなく、日常の食事にも気を付けると良いですね

さて今回は、水分の代謝を促す食材を使った「白キクラゲの野菜炒め」をご紹介します。
コリコリした食感のキクラゲを、シャキシャキの野菜と炒め合わせる一品。

さっぱりとした味付けにし、アレンジしやすくしています。
花粉症の症状を軽くする食材を組み合わせても良いと思いますよ。
ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で白キクラゲの野菜炒めのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国では、ほぼ毎食汁物を頂きます
その歴史は古く、朝鮮半島の風土や生活様式の影響を受けて、早い時代から食事に取り入れられていたと思われます。

統一新羅時代(676〜892年)に活躍した文筆家・崔到遠(チェ・チウォン)が、汁物に関する記録を初めて残しました

高麗時代の後半には、元の食文化に影響され、牛肉を真水で煮て塩で味を調える「ソルロンタン」が誕生し、現在も肉からだしを取る料理が多く存在します

また、昆布でだしを取ったあとに味噌で味付けする汁物や、貝を使う物など多様化しました。
精進料理では動物性の食材が使用できないため、昆布や干しシイタケからだしを取ります。

和食は短時間で取れるだしが基本ですが、韓国では短時間で取れる物と長時間煮込む物に大別されます


▼短時間で取るだし
昆布とニボシ
昆布は表面を布巾で拭き、ニボシは頭とはらわたを取り除きます。
ニボシの臭みが気になる場合は、フライパンで軽く煎って乾燥さた物を使いましょう。

鍋に水とニボシを入れて強火にかけ、沸騰したら中火で5〜10分煮出し、昆布を入れて火を止め、5分置いてから漉します。
和食とは異なり、昆布を長時間煮込む方法もありますよ

干しタラ
鍋に水と干しタラの頭や切り身を入れて強火にし、沸騰したらダイコン、長ネギの青い部分、ニンニクなどの香味野菜を入れて中火で10分程火にかけます。
切り身は、だしを取ったあとにほぐして、スープの具にします

▼長時間で取るだし
鶏肉
内臓を取り除いた丸鶏を、1時間程水に浸けて血抜きをします。
鍋に水と丸鶏を入れて強火にし、沸騰したら中弱火にしてニンニク、長ネギの青い部分などの香味野菜を入れて1時間程煮込みます。

だしを取ったあとの丸鶏の身は切り分けて、塩などを付けて食べるペクスクという一品料理として頂きます
その他、手羽やもも肉だけを使って、だしを取ることもあります。

牛肉
牛のかたまり肉は、1時間程水に浸けて血抜きをします。
そして鍋に水と牛肉を入れて強火にし、沸騰したら中弱火にして香味野菜を入れて1時間煮込み、火を止めて漉します。

濾したスープは、一日冷蔵庫に入れて脂を固まらせ、取り除いて使用するとすっきりとした味わいになりますよ
煮込んだ牛肉はスープの具や、他の料理に使ってもおいしいです

牛骨
牛骨は長時間煮込むことで骨髄が溶け出して、旨みのある白いスープになります。
牛骨は1時間程水に浸けて血抜きをしたあと、鍋に水を入れて強火で沸騰させ、牛骨を入れて外側の色が変わるまで加熱し、ざるに上げて水で洗い、固まった血を取り除きます。

再び鍋に水を入れて強火で沸騰させ、下処理した牛骨を入れて中弱火にし、香味野菜を入れて4〜5時間煮込み、火を止めて漉します。
一日冷蔵庫に入れて余分な脂が固まったら、取り除いて使用します

和食に比べると、基本のだしの種類が多いですよねenlightened
毎食のように汁物が供される、韓国料理ならではのバリエーションではないでしょうか。
牛肉からだしを取る方法を覚えると、料理の幅がぐっと広がりますよyes

そこで今回は、牛のかたまり肉からだしを取る「コチュジャンチゲ」をご紹介します。
ひと手間を惜しまず、血抜きさえしっかりすれば、おいしいスープのできあがり
旨みたっぷりのスープとコチュジャンのピリ辛味がよく合います。
ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でコチュジャンチゲのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

年度が替わる時期は、環境の変化などが原因の不眠に悩む方も多いのではないでしょうか?
睡眠の質が低下すると、日中の眠気や疲労感が募るだけでなく、高血圧や糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まることも分かっています

日々のパフォーマンスアップ、また将来の病気予防のためにも、質の良い睡眠を取ることが欠かせません
そこで今回は、睡眠の質を上げるための過ごし方について、食事を中心にご紹介します。

mail良質な睡眠を取るためには、眠る直前の過ごし方だけでなく、1日のリズムを整える必要があります。
食事・入浴・運動など、何気なく過ごしている日常の活動が睡眠に影響を与えているのです

食生活においては、1日3回規則正しく食事を摂ることが、生体リズムを整えることに繋がります。

要となるのは、朝食をしっかり摂ること
身体が目覚める朝にエネルギーを補給することによって、体内時計がリセットされ、身体のリズムが整います

昼食は、日中活動的に動くためにバランスの良い食事をしっかり摂ることが大切です。
夕食は、消化の良い物を腹八分目に食べると良いでしょう。
酒類(アルコール)は、体内で分解されるときに覚醒物質を作り出し、睡眠を阻害することが分かっていますので、飲む量に注意が必要です。


睡眠の質を上げるために、積極的に摂りたい栄養素は、トリプトファンとビタミンB6enlightened

必須アミノ酸の一種であるトリプトファンは、眠りを誘発するホルモン「メラトニン」の素となる栄養素で、納豆や豆腐などの大豆製品、肉、魚、乳製品、バナナに多く含まれます。
トリプトファンは、体内では生成できないため、これらの食材を積極的に摂りましょう

ビタミンB6は、トリプトファンから「メラトニン」が作られる過程で関与する栄養素で、カツオやマグロ、サケなどの魚類に多く含まれます

このトリプトファンとビタミンB6を一緒に摂ることができるという点で、朝食は、ご飯、味噌汁、焼き魚などの和食が最適です
洋食の場合は、パン、バナナ、ヨーグルト、シーチキンサラダなどを組み合わせると良いでしょう

朝食にこういった栄養素を摂ることで、夜にはメラトニンが生成され、睡眠の質が向上すると考えられています。

ちなみに、睡眠の質に影響を及ぼすものとして、最近特に注目されているのがブルーライト。

スマートフォンやテレビ、PCから発するブルーライトは、脳を覚醒させ、睡眠の質を低下させてしまうことが分かっています
就寝する一時間前には、「ブルーライトOFF」を習慣付けると良いでしょう

さて今回のレシピは、トリプトファンやビタミンB6を豊富に含む「鶏肉とアボカドのわさびヨーグルト和え」をご紹介します。

鶏肉の加熱は電子レンジ、材料は切って和えるだけの簡単レシピですので、忙しい朝食にぴったり。
パンに挟んでサンドイッチにし、ランチにするのもおすすめですよ
ぜひお試し下さいyes



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で鶏肉とアボカドのわさびヨーグルト和えのレシピをチェック!

吉田 由子先生

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