2019/01/11
こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
先日、私の畑で珍しい野菜が収穫できました


その名は「カーボロネロ」。実は収穫するまで、カーボロネロという野菜の存在を知らず、種まきをして収穫する時期になり、この葉っぱがそうなのか




カーボロネロはイタリア、トスカーナ地方が原産と言われている、球の形にならない葉キャベツの一種で「ケール」と同じ仲間に当たります。日本では独特の濃い緑から、黒キャベツとも言われているとか

旬の時期は11〜4月頃で、冬野菜です


他の緑黄色野菜同様、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれており、なかでもビタミンU(キャベツから発見された栄養素で別名キャベジン)が比較的多く含まれ、胃腸の調子を整える働きがあります。
味はクセがなく、旨みや甘みがほのかに感じられます


繊維質があるので煮込んでも崩れにくいという特徴があり、サラダよりも煮込み料理のほうが特有のおいしさを味わえます。
保存は、乾燥しないように袋などに詰め、冷蔵庫の野菜室に入れますが、日持ちするのは数日間のため、早めに食べることをおススメします。
煮物などの場合は、生のまま使うサイズに切り、密閉袋に入れて冷凍し、使うときに凍ったまま鍋に入れることができます。
食べきれない場合は冷凍保存が可能です

珍しい野菜は他にもあり、この時期の旬だと「ロマネスコ」。
見た目は花やブロッコリーのような形をしていますが、カリフラワーの仲間でイタリアでよく食べられています。日本ではその形から、「サンゴ礁」とも呼ばれているとか

特にビタミンC、鉄、食物繊維が豊富で、女性には嬉しい野菜ですね


食べ方はブロッコリーのように湯がくのが一般的ですが、グリルでもおいしく味わえます


オーブン皿にシートを敷き、ロマネスコを並べ、オリーブ油と塩・胡椒をふって180度で10〜15分グリルします。
湯がくよりも水っぽさがなく、おいしさがギュっとつまって、できあがります


さて今回のレシピは、カーボロネロを使った「カーボロネロのトマトスープ」をご紹介します

珍しい野菜で、普段はあまり食卓にあがることはないかもしれませんが、手に入ったときは、おいしく調理してみて下さいね


