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本田 朋美先生のブログ

2019/02/14

韓国の焼酎

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
 
日本では食事のとき、最初に飲むお酒はビールが一般的だと思います。
一方の韓国では焼酎が主流で、サムギョプサルと焼酎は、典型的な組み合わせです
 
 

焼酎の歴史をひも解いていきましょう。中東を支配していたモンゴルがペルシャから焼酎を輸入し、それが国に広まりました。のちに、高麗時代の1300年頃に元から朝鮮半島に伝わります。
 
当時は薬として使用し、むやみに飲むことはありませんでした。薬用に使う小さな杯を「焼酎杯」と呼ぶほど珍重されましたが、開城(ケソン)に蒸留所ができてから広く飲用されるようになるのです

朝鮮時代(1392年〜1910年)に入ると、焼酎造りはより盛んになります。基本的な造り方は、麹と米で醸造してから蒸留し、アルコール度数を20〜25度に上げます

使用した穀物によって呼び名が変わり、粳米は「粳焼酎」、糯米は「米焼酎」、粳米と糯米をブレンドした物は「露酒(ロジュ)」と呼びました。
 

朝鮮半島に伝わったときは薬として飲まれていたため、特別な日に造る焼酎や、韓方材を入れる物もありました。

 

三亥酒(サムヘジュ):年の初めの亥の日に、材料を追加しながら三回醸造したあとに蒸留した焼酎
 
*
甘紅酒(カンホンジュ):紅菊と韓方材を入れて色を抜いた焼酎
 
*
梨薑膏(イガンゴ):梨汁とショウガ汁を入れて造る焼酎
 

朝鮮戦争後の1965年になると米不足により、米に代わる原料としてサツマイモ、タピオカ、小麦、大麦などが取り入れられ、製造方法は蒸留式から水で割る希釈式が主流となりました
 
1976年になると焼酎の地域制度がしかれ、「焼酎の製造は、ひとつの道でひとつの会社のみ」「その道で造られた焼酎を50%以上販売すること」となりました。その結果、地域ブランドの焼酎が認知されました。
 
代表的なブランドは

 ソウル:チャミスル
 慶尚北道(キョンサンプクド):チャム
・ 全羅北道(チョルラプクド):ハイト
 釜山(プサン):C1
 済州島(チェジュド):ハルラサン
 
他にもまだまだあります
 
1996年には、この制度は廃止されましたが、今でも愛飲されている焼酎は地域性が象徴されています。

韓国流の飲み方はストレートが基本。水で割ることはありませんが、爆弾酒と言ってビールと混ぜることがあります。日本とは異なる味わいを、本場で味わってみて下さい
 
さて、今回のレシピはゆでた豚肉、ホタテ、白菜キムチのそれぞれ持つおいしさが一体になった一品「ホタテと豚肉キムチの三合」をご紹介します。
皆様も、ぜひお試し下さい
 
 
 
 

レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でホタテと豚肉キムチの三合のレシピをチェック!

本田 朋美先生

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