江戸野 陽子先生のブログ
2019/02/21
こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
豆腐、油揚げ、厚揚げ、おから、湯葉、豆乳…。
代表的な豆腐製品と言えばこの6品


そのどれもが、おいしい! ヘルシー! 大豆たんぱく豊富! と、良いことずくめですが、1点だけ残念なことがあります。
それは、日持ちしないこと…

私は豆腐屋に行くと、たくさんのできたて豆腐や豆腐製品を目の前に、あれやこれやと買いたくなりますが、賞味期限の壁に阻まれ、泣く泣く食べきれる品数だけを手にすることがあります。
そう、豆腐は足が早い

だけど、豆腐屋にはできたての豆腐がたくさんあり、種類も豊富なので、全部欲しい…。
そう思っているので、作り置き惣菜にしたり、冷凍保存したりといったことに抵抗があります。
それでも各豆腐製品には、日持ちする乾燥製品があるので最近はこうした物を活用して、毎日豆腐製品を楽しむことができるようになっています

例えば



があります。
豆腐製品業界のドライ製品はすごいと思います

そして、元祖乾燥製品と言えば、昔からおなじみの乾燥湯葉! 京都でしか手に入らないと思いこんでいたのですが、ここ最近、量販店でも手に入りやすくなっているようです


そこで早速活用してみたいと思います。
ご存知かもしれませんが、湯葉は豆乳を熱し、表面にできた薄い膜を引き上げて作る物。
種類も色々あって
・水分を切ったシート状の大きい物
・巻物みたいに巻いた物
・水分をそのままに重ねた汲み湯葉
などがあります。
そして乾燥湯葉は、干し湯葉とも呼ばれており、湯葉を乾燥させて日持ちできるようにした物です。
食べる前に戻してから使います。
戻し方は簡単。たっぷりのぬるま湯に浸して10分ほど

戻した湯葉は生湯葉と比べて、しっかりとした弾力がありますよ。
戻した物をそのまま切って、刺身湯葉にしたり、サラダに散らしたり、生春巻きの皮にしても◎

ムチムチとした食感を楽しめますよ


また、煮る場合は水に戻さずに使えます。
乾燥湯葉をパキパキと割って、そのまま煮汁へ投入。
ただ、お湯で戻した物の方がしっとり感があるような気がするので、個人的には煮る場合も水で戻してから調理するのが好きです。
人によっては直接煮汁に入れた、むっちりした湯葉を好むこともあると思いますので、お好きな戻し方で乾燥湯葉を楽しんで頂けたら良いなと思います。
さて、今回のレシピはしっとり、むっちり優しい味わいの「湯葉丼」をご紹介します。皆様も、ぜひお試し下さい

