こんにちは、料理家の野上優佳子です。
ブログに何を書こう、と思うときに、よく日付などで何が起きた日かと調べたりします
3月の終わりを調べてみると、明日3月31日は、万有引力の法則を発見したと言われるアイザック・ニュートンの命日でした。
ニュートンと言えば、
「庭のりんごが木から落ちるのを見て、万有引力を思いついた」
という逸話が有名ですね
(ニュートンの主治医だった、スタックレーなる人物が回想録に書き残した話が由来となっていますが、実はこれ、真偽のほどは確かではないのだそう)
このときに落ちたリンゴは、「Flower of Kent」という品種の青リンゴ。
生食用よりも、料理加工向けの品種です。
当時の樹自体はすでに枯れているものの、枯れる前に接木繁殖され、イギリスの国立物理学研究所をはじめ世界各国の科学と縁の深いところに記念樹として送られました。
日本では、文京区の小石川植物園などで見ることができます。
ということで、今日はニュートンにちなんで、リンゴを使った焼き菓子「タルト・タタン」をご紹介しましょう。
フランスのホテル「タタン(Tatin)」が発祥と言われるこのお菓子は、キャラメリゼしたリンゴの上にパイ生地をかぶせて焼き上げ、ひっくり返してできあがり!
型に生地を敷いて焼く通常のアップルパイと、逆の工程になります。
アップルパイよりも簡単で、失敗知らず
家中に広がる甘酸っぱい香りがたまりませんよ
ぜひお試し下さい!