こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
私たち日本人が愛用している食材のひとつ「昆布」。
周りをぐるっと海に囲まれた日本において、海藻類は、昔から食べられてきた健康食品です。
昆布は、特にミネラルが豊富で、ヨウ素は海藻類の中でもトップクラス
ヌメリ成分には水溶性食物繊維が含まれ、便秘を解消する効果があります。
中国では「海帯」と呼ばれ、身体の熱を冷やし、炎症を取る作用、血の流れを良くし、水分代謝を良くしてむくみを取る作用があるため、身体のほてりをクールダウンしたり、水太りの解消に効果的だと考えられています。
さて、そんな昆布の料理への活用と言えば、「だし」。
いろいろなだしの取り方がありますが、おすすめは、弱火で少し煮出す方法。
フツフツと煮立ててしまうとヌメリが出てしまい、だしが濁ってしまうので、昆布がゆらゆらとゆれているぐらいの火加減で煮ましょう。
昆布の味がしっかりと出て、おいしいだしが取れます
だしを取ったあとの昆布を刻んで、しょうゆとみりんで煮れば、おいしいご飯のおかずになります。
また、しょうゆにカットした昆布を入れておけば、だしじょうゆにもなります。
豚肉と一緒に煮る、沖縄の「クーブイリチー」のように、脂肪分が多い食材と組み合わせると、昆布にはコレステロールを減らす作用があるため、おいしさだけでなく栄養面でもプラスの効果があります
購入後の保存方法ですが、10cmぐらいにカットし、タッパーに入れておくと良いです。
そのまま、水出しポットに入れて一晩置けば、昆布の水だしが取れるので、とても便利です
今回は、刻み昆布(昆布が刻んだ状態で市販されいる物)を使った料理をご紹介します。
刻み昆布は、野菜の塩漬けに一緒に入れたり、煮物のときに加えたり、料理への応用が幅広いので、ストックしておくと重宝する食材です