こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国で代表的な麺料理と言えば、そば粉とでんぷんで作った冷麺が挙げられます。
日本での知名度は、ダントツですよね。
冷麺の他には、小麦粉が原材料のククスがあります
ククスは直訳するとスープなのですが、麺料理自体のことを「ククス」とも言います。
はっきりした起源は分かりませんが、中国の唐と同じ頃に、朝鮮半島では麺料理が普及していたと思われます。
韓国では、ククスをお祝いの席でよく食べます
結婚式、子どもの1歳のお祝い式、還暦などの宴席ですね。
このときのククスは、チャンチククスと言います。
チャンチとは「お祝い」を指します。
長い麺には、おめでたいことが細く長く続くこと、長寿への願いが込められているので、お祝い料理の定番と言えます
ちなみに、春雨を使ったチャプチェも、同様の意味でお祝い料理です。
チャンチククスは、牛肉で丁寧にスープを取って味付け。
具材には、韓国料理の基本である青・赤・黄・白・黒の五色を使います。
栄養バランスも良い上に、見た目にも美しいので、ホームパーティーのメニューにもオススメですね
今日のレシピは、チャンチククスの温麺です。
だしは煮干しと昆布を使い、牛肉スープよりも手軽に作れるようにしました