こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
ソウルから車で1時間の場所に利川(イチョン)という街があります
こちらは陶磁器で名高く、300以上の窯元が集まっています。
韓国の伝統的な陶磁器と言えば、青磁(せいじ)と白磁(はくじ)。
どちらも中国から朝鮮半島に伝わった物で、青磁は約1千年前の高麗時代に広まり、
17世紀以降になると白磁が主流になりました。
近年の流行は、色合いの強い物です。
料理の裏方というよりも、器自体の自己主張が強いようです。
利川(イチョン)には、1960年代に誕生したサギマッコル陶芸村があり、伝統を受け継いでいるお店から個性的なお店まで、約40店舗が立ち並びます。
陶磁器好きの方には、魅力溢れる場所。
短い時間で効率的に回れ、ソウルよりも安く購入できる場合もあります
また、陶芸体験もできます。
実は、今年の夏に初めて挑戦してみました。
最初は見本通りに作るには難しいと思ったのですが、先生がろくろを回してる間は手を添えてくれたので、
初挑戦でも形良くできあがりました
作品はお願いすると、焼いてから日本に送ってもらえます。
さて、陶磁器を買い物したあとのお楽しみは、やはり食事です
利川(イチョン)の特産物にお米が挙げられます。
朝鮮王朝時代、全国各地から王室に農産物や海産物が集まりましたが、お米は必ず利川(イチョン)の物が献上されたそうです
こちらで名だたる郷土料理は、韓定食。
通常の韓定食はおかずがメインなのですが、利川ではサルパプ定食という名前が付いています。
韓国語でサルは「米」、パプは「ご飯」。
米飯定食と言うことですね。
ご飯を食べるだけでも価値がありますが、陶磁器好きの方は一度訪れてみて下さい。
興奮すること間違いなしです
それでは、本日のレシピはお米つながりで、 「長芋のお粥」をご紹介します。
日本ではお粥と言うと体調が悪いときに頂く物と言うイメージが強いですが、韓国では普段の食事でも頂きます。
できたてのお粥は格別ですので、お試し下さい