こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
パンやクッキーをはじめとし、グラタンやローストビーフなど、オーブンを使う料理は多岐にわたります
ですが、同じ料理でもレシピによってオーブンの調理時間や設定温度などが違ったり、レシピ通りに設定しても上手に焼き上がらなかったりすることってありませんか?
例えばロールパンを焼く場合。
私が持っているレシピのひとつに、「170度に温めたガスオーブンで10分〜12分焼く」と明記されているものがあります。
しかし、「なるほど、ふむふむ」と書いてある通りに電気オーブンで温度と時間に設定すると……、焼き上がったものを見てビックリ
パンには焼き目が付かず、残念な仕上がりになっていることが……
みなさんも、一度はこんな経験ありますよね
これはなぜか。
実はオーブンの種類やメーカー、機種によって特徴やクセがあるため、必ずこの温度、この時間でと決めるのはなかなか難しいからなのです
特にガスオーブンと電気オーブンの違いは大きく、調理の際には注意が必要です
一般にガスオーブンに比べ、電気オーブンは火力が弱いため高温に設定されています。
よって、電気オーブンでガスオーブンと同じ低めの温度や短い時間で焼くと、生焼けだったり焦げ目が付かなかったりします。
また電気オーブンでも、メーカーや機能によって焼き上がりが違うことも
オーブンを買い替えるとよくある話ですが、同じ電気オーブンのはずなのに今までと同じ時間、同じ温度で焼いても焼き上がりが違うこともあります
そのため自分のオーブンの特徴をつかんでおくと、失敗せずにお菓子やお料理を仕上げることができますよ
例えば我が家では電気オーブンを使っているため、上記の「170度で10分〜12分焼く」といったロールパンのレシピの場合は、時間を変えずに温度だけ高くし「190度〜200度で10分〜12分」焼いておいしいパンを作っています
焼きが足りないときに思わず、加熱時間をどんどん追加してしまうことがありませんか?
焼き時間が長くなればなる程表面が乾いてくるので、これはNGです。
調理時間は記載されている通りに行ない、温度調節で焼き加減を調節すると失敗せずに仕上げることができますよ
またパウンドケーキなどを焼いたときに、表面は焦げているのに中心まで火が通っていないこともありますよね。
そんなときは焼き上がりの5〜10分ぐらい前にアルミホイルをかけましょう。
あまり早くにかけてしまうと生地がまだ立ちがっている途中なので、アルミホイルに生焼けの生地が付いてしまいます。
そのため生地の状態を見て、表が焼けているのを確認してからアルミホイルをかけると良いでしょう
同じレシピで何回か繰り返すと、それを作るのに最適な温度が分かるので、何回か作ってみると良いです
オーブンを使うとコンロが空きますし、来客などの場合、訪問時間に合わせてお料理を仕上げることができるなど、メリットが多い調理器具です。
ぜひオーブンを活用してみて下さいね
それでは、今回は「オーブン焼きチキンのホットサラダ」をご紹介します
鶏肉をオーブンで焼いている間に、手早くもう一品作ることもできますよ。
今回は電気オーブンでのレシピですので、ガスオーブンを使う場合は温度を調節して下さい