こんにちは!料理家の竹内ひろみです。
なんとなく体が重くてだるい、頭がすっきりしないなど、体に違和感を抱くことってありませんか?
また、ダイエットしているのになかなか痩せないとか、太りやすい体質だとか、体質を改善したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
体に不調を感じているとき、どのように対応すれば良いか、体質改善と一口に言っても、体質は人それぞれ悩みも違います。
しかし、基本を押さえることで、案外簡単に解決するかもしれません
そこで提案するのは、普段の食生活を見直すことです。
食生活を見直すときに心がけて欲しいことは、季節に合った物を季節に応じた調理の仕方で頂くということです
日本には四季があり、気温や湿度が季節によって大きく変化するため、私たちの体調と密接な関係があります。
例えば、寒い冬は体の内側から温める必要があるため、温熱効果のある根菜類や、アツアツの鍋ものがおいしく感じます。
暑い夏は体をクールダウンする必要があるため、水分を多く含む生野菜や、冷たい料理がおいしく感じます
季節に合った料理は、食べるだけで体の調子を整える働きがあるとされています。
体に不調を感じたときは、まず旬の食材を食事に取り入れて、体をリセットすることが大切なのです
次に見直して欲しい大切なことは、糖質と脂質の摂り方です。
糖質は、体の中で最もエネルギーに変換しやすい物質です。
特に大脳をはじめとする中枢神経に必要な栄養は、糖質から作られるグルコースという物質のみ。
疲れたときに甘い物を食べたくなるのは、体だけでなく脳が欲しがっているためとも考えられています
しかし、体を動かすエネルギーは脂質から作られる脂肪酸でも補うことができます。
適量の脂質を摂取し、糖質からの栄養に偏り過ぎない食生活にすることが健康維持には欠かせないのです
糖質に偏った食事を続けていると、体は徐々に「糖質燃焼型」と呼ばれる体質に変化します。
糖質燃焼型となった体は、糖質を摂れば摂る程もっと欲しがり、果ては糖質依存(症)を引き起こすと言われています
そうならないためにも、体への吸収率が高い糖質、特に「砂糖を使った食品」や「精製された炭水化物」は控え、適量の脂質を摂るようにすると良いでしょう。
糖質と脂質のバランスを見直すことで「脂質燃焼型」の体質に変化し、脂質をエネルギー源として使う体になりますよ
健康に関する情報は、聞かない日はない程数多く飛び交っています
今回お伝えした「食生活を見直す」ことも、ひとつの方法に過ぎません。
情報に振り回されるだけでなく、少しでも何か始めてみることが大事だと私は思います。
無理なく自分に合った食生活を実践できると良いですね
さて今回は、「豚肉と野菜の蒸し煮鍋」をご紹介します。
旬の食材をたっぷり使ってお鍋を作ります。
普段のお鍋と違うのは、少量の水で食材を蒸し煮にし、旨味を逃さず調理すること
サトイモやカブなど、蒸し煮にすると新たなおいしさに出会えますよ
ぜひお試し下さい。