こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
本日は、日本でもよく食べられている「石焼きビビンバ」についてお話したいと思います。
ビビンバ自体が書物に登場したのは1800年代ですが、石焼きビビンバの歴史はまだ40年程しか経っていません。
起源説は二つあり、韓国のビビンバ専門店が新しいメニューを考えた末に生まれた、また、大阪の在日韓国人が考案したとも言われています。
器に使われる石鍋は重くて扱い方が少し面倒ではあるものの、メリットもたくさんあります。
韓国の全羅北道(チョルラプクド)長水郡(ジャンスグン)は、世界的に有名な角閃石(かくせんせき)の産地。
石鍋の原料である角閃石は耐熱性に優れ、鉄分とミネラルが石に含まれているそうです
そして、石鍋から遠赤外線が出るので、熱の伝導が早く保温性が高いのが特長です。
だから、アツアツ の状態が続くんですね
長く使い続けるために、購入してからやらなくてはならないことがあります。
まず洗剤で洗います。そして、大きな鍋に海水程度の塩水を作り、石鍋を入れて沸騰したら30分程弱火にかけ、そのまま冷まします。
冷めたら石鍋を取り出して、水で洗います。そのあと、自然乾燥させて、サラダ油を内側と外側にむらなく塗ります。
石鍋は弱火で5分空焼きしてから自然に冷まします。そして、洗浄して自然乾燥させてから使って下さい。
石鍋は急激に温度が変化すると、ヒビ割れすることがあるので、火にかけるときは弱火か中火にして下さいね。
ビビンバを入れた石鍋を火にかけると、ジュージューと音がしてきて、香ばしさが漂ってきます。それだけでもおいしさへの期待感が高まりますね
それでは、本日のレシピのご紹介です。
『石焼きチーズビビンバ』です。
石鍋が無くても、土鍋、またはフライパンでも作ることができます。
こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
「料理のレベルを上げるにはどうすればいいですか?」という質問を受けることがあります。
様々な料理本を見たり、テレビ番組を見たりと目から情報を得ることもひとつの方法ですが、やはり実践が一番だと思います。
見てるだけなら簡単そうに思えることも、いざ実践してみると苦戦することがありますよね。
私自身もそういう経験、多々です
例えば、特にそれを感じたのが、先日のお弁当作りのとき
今年からプレ幼稚園に通う娘のお弁当作りがスタートしたのですが、まだ幼いこともあり、スプーンやフォークを使って食べられるメニューにしていました。
すると数日後、先生から、
「今、お子さんはお箸を使い始める時期になっています。使えるようになると自信も付いてきますので、お箸で頂ける物を入れて下さいね 」とアドバイスを受けました。
作る相手の状況によって、同じおかずでも形状を変えたり、見た目を変えたりとカスタマイズする必要性を改めて実感したできごとでした。
これは実践経験なしでは分からないことですね。
自分のために作るのであれば、自己満足で済ませられますし、ある程度妥協もできます。
しかし、食べてもらう相手の味の好みや体調などを知ることで、試行錯誤しながら料理(実践)していく状況が生まれます。
そして料理方法や味付けにも「オリジナル」ができあがっていくわけですね。
愛情を込めて作った料理を「 喜んで食べてくれた」、「健康に役立った」と言った結果が、料理のレベルアップ
につながることになるのではないでしょうか。
もちろん、料理本やテレビ番組も参考にして実践し、自分の物にして
料理の幅を広げていきましょう。
さて、本日は簡単そうに見えて、実はゆで加減が難しい『油揚げのベジロール』のレシピをご紹介します。
ぜひ、お試し下さい。
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
少しずつ温かくなり、草や花が芽を出し・・・いよいよ『春』ですね
『春』という言葉は、歌の歌詞によく登場しますが、食べ物にも『春』と名の付く物が多くあります。
今回は『春と名の付く食べ物の由来』についてご紹介します。
こちらはおなじみの『春雨』です。
春の小雨は、目に見えない程細く降り、その姿に似ていることから『春雨』と名付けられたという説があります。
他にも、春と名の付く食べ物に『春巻』がありますが、『春巻』は、唐の時代に宮廷の料理人「春暁」が考案したため、『春巻』と名付けられたという説や、最初に春が旬の食材を包んで揚げた料理だったことから『春巻』と名付けられたなど諸説がいろいろとあるようです。
中国には、小麦粉の生地を薄くのばして焼いた物に、具材を包んで頂く『春餅(シュンビン)』という料理があり、中国北部を中心に立春のお祝い料理として食されています。
今も昔も、暖かな日差しが降り注ぐ陽気な春は特別な季節なんですね
さて、今回は、春雨がたっぷり入ったボリューム満点の一品『春雨ニラギョウザ』のレシピをご紹介します。
ニラは春になると旬を迎え、やわらかくおいしくなります。
春を楽しめる一品、ぜひお試し下さい
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
季節の移ろいを示す二十四節気の雨水(3月前半)に降る春の雨 のことを、 「催花雨(さいかう)」や「木の芽起こし」などと呼ぶのをご存知ですか?
日本ならではの風情ある呼び名ですよね。
野菜売り場を覗けば、目を覚ました木々の若芽 、春の山菜が並んでいます。
最近は栽培技術の進化に伴って季節が分からなくなった、とはいうものの、やはり旬の食材は店頭に並ぶ数も、その育ち具合や色合い、味、そして経済的でどれをとっても、旬の頃が一番です。
えぐみがあってアク抜きなどの下ごしらえが面倒… という印象がある山菜ですが、その中にも下ごしらえがほとんどいらずに味わえる物もあります
そのひとつが「こごみ」。
調理が簡単でえぐみや独特な香りもあまりなくて食べやすいので、「山菜はあまり食べないわ」という方にもおすすめです。 こごみは観葉植物などでもおなじみのシダ科クサソテツの若芽のことで、緑色で、頭の葉の方がクルリと回り込んでいます。
似たような形の山菜にワラビとゼンマイがありますが、ワラビよりも巻き込みの部分が大きめで背丈は短いです。そして、ゼンマイのように綿毛はありません。購入するときは、先端の葉の巻きがしっかりとしていて、茎が太い物を選びましょう。切り取った茎の部分は時間が経つ程、黒ずんできてしまうので、購入したら、すぐに調理することをおすすめします。
調理をするときは、水洗いすれば事前の下ごしらえをすることなく、生のまま衣を付けて天ぷらにしたり、さっとほんの1分程度塩ゆでしておひたしや和え物などで頂きます。
加熱したこごみは色合いも美しい緑で、少しぬめりがあり、オクラにも似たような味わい。
本当にとても手軽に春の味覚が楽しめますよ
さて今回は、私の大好物である『こごみのくるみ和え』のレシピをご紹介します。
ゴマ和えとはまた違う濃厚な味わいが楽しめます。
お菓子作りで少し残ってしまったくるみなどを活用してみてはいかがでしょうか。
ぜひお試し下さいね!