2011年9月の記事
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
特定の使い道しかない調理器具は、場所をとってかさばるし、キッチンの中でも邪魔な存在になりがち!?
でも、いろいろと応用が効くと、便利グッズに早変わりします
そこで今日は、そんな便利なキッチンツールについてお伝えします。
それは、アイスクリームをすくう時に使う、ディッシャー。
普段は、アイスクリームを食べるとき以外はあまり使わないし、かさばるので収納に困ってしまうものなのですが、ひとつあると意外と便利
とあるラーメン屋さんで、味噌や合わせ調味料をディッシャーですくっているのを見ました。
これって量も正確に計れるし、けっこう便利グッズかも!? と早速、家でも試してみたのですが、意外といろいろなものに使えました
盛りつけの時におすすめなのが、かぼちゃサラダやポテトサラダなどのやわらかなサラダ類を仕上げるとき。
ディッシャーですくってバゲットにのせるとちょっと可愛く、ホームパーティーのときなんかにもよく使います
そして、私がよく使うのは、お菓子づくりのとき。
クッキーの生地をディッシャーですくって天板に並べて、フォークで軽く抑えると、形よく仕上がるし、スプーンですくうよりも、やりやすいですよ〜。
ディッシャーって、いろいろなサイズがあるけれど、中ぐらいのものか小さいサイズのものがおすすめです。
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
9月に入っても、残暑が厳しい日が続きますね・・・。
さて、夏から秋にかけて「ナス」がとてもおいしくなります。
なにせ、「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉があるほどですから
ただ、この「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉には、いろいろな説があるようですよ〜。
世間一般には、「おいしい秋ナスを嫁に食べさせてなるものか!」
という、「嫁いびり」のような意味で伝わっていますが(笑)
一説には、ナスのような夏野菜には身体を冷やす作用があるので、
「あまりにもおいしいので、食べ過ぎて身体を冷やしてお産に障らないように」
という、思いやりの気持ちから生まれた言葉だという説もあるそうです。
さてさて、それほどおいしいとされる「秋ナス」ですが、新鮮なナスの選び方をご存じでしょうか!?
新鮮なものは皮にハリがあり、重量感があります。
色は黒く、ヘタを触るとトゲが痛いくらいのものが新鮮です。
「ナス」は低温に弱いので、常温保存がむいています。
冷蔵庫に入れると、皮や果肉が硬くなってしまいますので注意しましょう。
常温で2〜3日しか日持ちのしない「ナス」ですが、油と相性が良いので、
新鮮なうちに素揚げしてフリーザーバッグなどで冷凍しておくととても便利ですよ。
写真は1cm程度の輪切りにしていますが、乱切りや角切りなど、使いやすい大きさに切って、素揚げしてから冷凍保存してくださいね。
麻婆ナスやパスタの具に、汁物の具にしてもおいしくいただけます
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
お料理を作るとき、味の決め手となる食材があります。
そのひとつがきのこ類
旬は秋ですが一年中手に入り、少しプラスするだけで味がぐーーんとUPする優れものです
でもきのこ類って保存がそれほどきかないので、すぐに使わないといけない食材でもありますよね
そこで今回は、きのこの保存についてご紹介します。
実はきのこ類って、冷凍するとおいしさがアップするんです
冷凍することで、細胞に傷がつき「うまみ」が増すとか!
冷凍の方法は簡単!
石づきを取ったりほぐしたりしたきのこを、バットやジップロックに入れてそのまま冷凍庫へ。
しいたけなどほぐれないものは、調理しやすいように、スライスなどしてから冷凍しておくといいです。
マッシュルームなど、ふにゃっとなってしまうとおいしくなくなってしまうきのこ類に関しては、軽く炒めてから冷凍するのがおすすめ。
使うときは、凍ったまま調理しましょう。
解凍する手間がいらないので、一石二鳥ですね
ちなみに・・・きのこ類って、一気に加熱するよりも、じわーーっと加熱したほうがうまみが引き出されるので、炒めたり、煮たり、直火を使った調理方法がおすすめです
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
秋らしい夜空が見られるようになってきました。
耳をすませば、鈴虫の鳴き声が聞こえ、季節が変わるのだなあと肌で感じます
さて、そろそろお月見の季節。
中秋の名月、とよく言いますが、これは旧暦8月15日の夜に見られる満月のこと。
俗に言う「十五夜」のことですね。
この風習は、古代中国の名月観賞の思想が日本に伝わったもので、その歴史は古く、平安・奈良時代には貴族の間で盛んに行なわれていたそうです。
今年は9月12日(月)。
晴れて素晴らしい月夜になるといいですね
十五夜には、月が見える位置にススキの穂やお団子などを供えますが、芋を供える地域が全国各地に見られます。
供える芋は、主に里芋。
そのため、別名「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれます。
この呼び名も人々にはなじみ深いものだったようで、京都の歌人、松永貞徳が「雲霧や芋名月の衣(きぬ)かつぎ」という句を江戸時代に詠んでいます。
ちなみに鳥取県のある地域では芋神様のお祭りとして、この日を芋をはじめて掘る日としているそうです
そういえばお月見団子も、各地でいろいろ違います。
関西地方(京都周辺)ではお団子を里芋型に作り、あんこを雲に見立ててそのお団子に巻いていました。
これもおそらく、「芋名月」の風習なのでしょう。
さて今回は、里芋を使ったお団子を作りました。
ふかした里芋とだんご粉を練って作るお団子は、とてももっちりしていておいしい!
お月見のお供えにもぴったりですね。ぜひお試しくださいね