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2019年5月の記事


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
 
ここ数年の発酵食ブームのお陰で、味噌作りをご自宅で楽しまれる方が増えましたよね

私も昨年に味噌作りを復活させたところ、市販にはないおいしさがあると家族に好評です
 
韓国でも味噌(テンジャン)は日々の食卓に欠かせませんが、日本の物とは似て非なる物。

そこで今回は、日本と韓国の味噌の違いについてご紹介します
 

 
日本の味噌
 
材料は「大豆、水、麹(米・麦・豆)、塩」を使用します。

sad大豆を洗って水に半日以上浸けたあと、やわらかくなるまで煮てつぶします。

winkつぶした大豆に麹と塩を入れて混ぜ合わせたら、容器にラップをして酸素を遮断します。

laughさらに重しをして、数ヵ月から1年ほど寝かせると味噌になるのです。
 
enlightened味噌汁にするときは、だし汁に具を入れて煮立てたあと、最後に味噌を溶き入れます。
 

韓国の味噌(テンジャン)
 
材料は「味噌玉、塩水」、副材料として「乾燥唐辛子、墨、乾燥ナツメ」を使用します。

sad湯がいた大豆をつぶしてブロック状に成形し、乾燥させたあとに30℃前後の環境に藁をしいて熟成させ、さらに風通しの良いところで乾燥させます。
 
wink大きな甕(かめ)に味噌玉、塩水、乾燥唐辛子、墨、乾燥ナツメを入れます。
天気の良い日は、甕の蓋を開けて日光にあてます(味噌玉とは、韓国のしょうゆ、味噌、コチュジャン作りに欠かせない発酵食材であり、味を左右する物です。)
 

laugh60日ほど熟成させ、塩水が黒っぽくなると韓国しょうゆの素になり、塩水でやわらかくなった味噌玉が味噌の素になります。
 
frownしょうゆの素から味噌玉を取り出し、塩を混ぜ合わせて別の甕に入れ、天気の良い日は蓋を開けて日光にあてると、1ヵ月ほどで味噌の完成です

enlightened韓国の味噌は藁が持っている熱と、強い枯草菌によって発酵させており、味噌汁を作るときは、最初に出汁と一緒に溶き入れ、具と煮立たせることによって、香ばしさを出します。また、加熱により旨みが増すことも特徴です。
 

昨年、韓国人の知人から手作りのしょうゆと味噌を頂きましたno
やはり市販の物とは違い、香りから発酵力が感じられます。
発酵食品にご興味のある方は、韓国の調味料もぜひ使ってみて下さいyes
 

それでは、本日のレシピをご紹介致します!
精進料理がもととなった「ベジ味噌チゲ(ベジテンジャンチゲ)」です。
動物性の物やニンニク、ニラ、ネギは一切使っていません。
皆様も、ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でベジ味噌チゲ(ベジテンジャンチゲ)のレシピをチェック!

本田 朋美先生


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です
 
ここ数年、パンや麺、お菓子などに「全粒粉(ぜんりゅうふん)」を使用した物をよく見かけます。
なんとなく身体に良さそうなことは知っているけれど、小麦粉と何が違うのか分からない方もいらっしゃるでしょう。

そこで、今回のブログは全粒粉の製造工程や栄養価、食生活への取り入れ方についてご紹介しますyes
 
 
 

enlightened小麦の粒は、「胚乳(はいにゅう)」「外皮(ふすま)」「胚芽(はいが)」で構成されています。

このうち「胚乳」のみを利用した物が、強力粉や薄力粉といった一般的な小麦粉です。


enlightened「外皮」と「胚芽」の部分を合わせた物を「全粒粉」と呼びます。

全粒粉(画像手前)は茶褐色で、香ばしい香りと味わい深さを楽しむことができます。その独特の風味を活かして、パンやクッキー、シリアル、クラッカー、パスタの材料として使用されていますよ


enlightened全粒粉でできたパンは、小麦粉だけで作られたパンと比べると、歯応えがよりしっかりと感じられます

全粒粉は小麦粉に比べ、グルテンが作られにくいという特性があるため、食感に違いが生まれます。

また、普通のパンよりも硬いため、自然と噛む回数が増え、ゆっくりと食事を取ることに繋がります。
少量でも満足感があり、罪悪感なく間食を楽しめるのでオススメですよ
 

enlightened
「外皮」や「胚芽」を含めて小麦を丸ごと粉にした全粒粉には、食物繊維やビタミンEとミネラルが豊富。

現代人にとって不足しやすい栄養素を取ることができるため、健康面でも注目されていますbroken heart

食物繊維には腸内環境を整える作用があるため、便秘の予防や肌の調子を整える効果が期待できます。

さらに、食後の血糖値の上昇が緩やかになるというメリットもyes
血糖値が気になる方や、生活習慣病を予防したい方には特にオススメです。

血糖値の上昇を緩やかにすることは、体脂肪の蓄積を防ぐことにも繋がるので、お腹周りが気になり始めた方や、ダイエット中の方にとって心強い味方となってくれます。

また、「胚芽」に多いビタミンEには抗酸化作用があり、アンチエイジング効果も期待できるので、美容を気にする女性には嬉しい食材と言えるでしょう
 

全粒粉をまだ使ったことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、手軽に普段の食事に取り入れることができます。
また、お菓子は控えているけれど、甘い物が食べたくなるときに、全粒粉のクッキーを取り入れてみるのもオススメです



さて、今回のレシピは、全粒粉を使ったヘルシーなクレープに野菜をプラスした「全粒粉のサラダクレープ」をご紹介しますyes

お弁当にもオススメですよ
 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で全粒粉のサラダクレープのレシピをチェック!

吉田 由子先生


こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
 

皆さんは衝撃を受けた食べ物ってありますか?

私は、中国へ観光旅行に行ったときに食べた「中華粥に揚げパンのトッピング」がそうでしたyes
 


 

日本にも、焼きそばパンや、お好み焼きと白米の定食など、主食&主食はありますが、白米におかずを合わせて食べることしか知らなかった私にとって、お米とパンの組み合わせは驚きです

実食したところ、また食べたいと思うほどのおいしさではありませんでしたが、こういうのもアリなのかという妙な説得力を感じました。

それでもインパクトだけは大きく、ふとした瞬間にまた食べたいなと思うのです。

中華粥と揚げパンには「永続的に記憶を思い起こさせるおいしさ」があるのかもしれません


さて、日本でのお粥は病人食や離乳食のイメージが強いですが、アジアでは朝昼晩どのシーンでも食べられており、屋台や専門店もたくさんあります。

そう、とても手軽に、カジュアルに食べられているメニューなんですねyes

中華粥は、鶏ガラスープでお米をとろとろにやわらかく煮た物で、お米の粒が分からなくなるほどしっかりと煮込まれています。
このとき、「米粒に花が咲くような割れ目ができるまで煮る」と言う表現を使うこともあるのですが、想像してみて下さい。

ただのお粥が、とても華やかでロマンチックに思えますよね


enlightenedまた、中華粥にはトッピングが付きもの。

パクチー、ピータン、ショウガ、ザーサイ、ピーナッツ、クコの実、高菜や裂いた鶏肉など、中華料理で定番の薬味を始め、腐乳(豆腐を麹に付けて塩水の中で発酵させた物)や、油条(ヨウティヤオ)などの中華料理特有の代物があります。

油条は日本ではあまり馴染みのない物だと思いますが、これこそが揚げパンの正体なのです


油条は北京語で「ヨウティヤオ」と読むのですが、日本では「中華揚げパン」と呼ばれています。小麦粉を水で練り、長い棒状にして油で揚げて作ります。


外側はカラリと揚がっており、内側はもっちりしているのが特徴で、味があるわけではありません。
本場の中国で油条は、温かく甘い豆乳に浸して食べたり、小さくちぎってスープに浮かべたり、お粥でふやかして食べたりします。

日本だと、油条は中華料理専門店や業務用スーパーなどで手に入ります。

また、手に入りやすい物で代用するなら、「揚げたワンタンの皮」「薄い油揚げ」が良いですね。
油揚げなら、揚げる必要がなく、トースターでカリッと炙るだけなので特にオススメです

中華粥にはたくさんのトッピングがあるので、選ぶのも楽しいですよ

ただし、欲張ってたくさん乗せすぎると、おいしさが分かりにくくなってしまうので気を付けましょう。


さて、今回は日本で手に入りやすい材料を中心に、青ネギ、鶏肉、ザーサイ、油揚げの4種類を用意した一品、「中華粥と炙り油揚げ」をご紹介します!

ぜひ、皆さんもお試し下さい
 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で中華粥と炙り油揚げのレシピをチェック!

江戸野 陽子先生


こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
 
食事を取り分けるとき、「トング」を使うことが多々あると思いますが、キッチン売り場にはいろいろなトングが置いてあり、どれを購入したら良いか迷ってしまいませんか?
 
 
enlightenedトング選びのポイントは、用途に合わせた使い勝手の良さです。


サラダのように葉がざっくりとしていて、かさのある物を取り分けるときは、大きめで量を掴むことのできる物が良いですね

ラタトゥユのように汁のある煮物などには、具が掴め、汁をすくいやすいトングがオススメです

スライス肉や揚げ物など、具を掴んで取るような料理には、少し小さめで具をしっかりと挟むことのできるトングが向いています

 
我が家では、教室や来客で料理をご自分で取り分けて頂くことが多く、数種類のトングをそろえていますが、2本ぐらい違う種類のトングを持っていても良いと思います。

お子さんが使う場合は、長めのトングだと力が必要になるので、短めの物が良いですよ
 

素材はシリコン、ステンレス、木など様々なタイプがありますが、ステンレス製はオールマイティに使えるので便利です
 

デザイン性も重要視したい点ですが、毎日使う物なのでまずは「用途に合っているか」、「使い勝手はどうか」をチェックした上でお好みの物を選びましょう
 
購入方法はネットで購入する方が早いですが、実際に手触りや大きさ、掴みやすさ、形などを見た方が失敗しないと思います。
手に取ってみると、洗いやすいかどうかが分かるので、「百聞は一見に如かず」。店頭へ足を運んでみて下さいね


さて、今回のレシピはフレッシュ野菜と一緒に頂く一品、「バジルポークのソテー」をご紹介しますyes
皆様も、ぜひお試し下さい

 
 
 

レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でバジルポークのソテーのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

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