こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本の伝統的な和食には、煮物が多くあります。
朝鮮半島でも紀元前に土器が登場してから、「煮(ジョ)」という調理方法が、ごく自然に取り入れられました。
煮物は、韓国語で「ジョリム」と言います。
以前ブログの記事として書いた、韓国の伝統的なお膳の組み方である飯床(パンサン)。
階級によって品数が変わりますが、ジョリムは最低限の一汁三菜である三楪飯床(サンチョプパンサン)にも入っているので、料理の基本だと言えます
味付けはしょうゆベースの他にも、粉唐辛子やコチュジャンを加えて辛みを出した物もあります。
和食では煮物にみりんを使用しますが、韓国料理では水飴を加えて、甘み・コク・照りを加えます。
使用する調味料は、日本とちょっと違いますね。
韓国の水飴はさらっとして使いやすく、使用頻度も多いので、韓国料理をご自宅で作られる方は常備をオススメします
本日ご紹介するレシピは、「豆腐の煮物」です。
一度焼いてから煮るので、型くずれが少ないです。
小さなお子様も食べやすく、喜ばれる一品だと思います
こんにちは!
料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
食べ物の持つ力ってすごいな、と感じることがよくありますが、冬から春へと移り変わるこの時期も、やっぱり食べ物のありがたさを感じます。
季節の変化と人の身体の変化は連動していて、季節に合わせた食べ方をすると、身体のリズムが整い、元気に毎日の生活を送ることができるのです
食養生(しょくようじょう)と言うと、少し難しい感じがしますが、簡単に言うと、身体に合った季節の食べ物を食べ、身体の内側から健康になる食生活術のこと
春は、自然界では大地から芽が出て花が咲き、動物たちも活発に活動し始めます
また、風の吹く日が多い季節でもあります。
人の身体も新陳代謝が活発になり、特に「肝」の働きが活発になります。
中医学的に見る「肝」は、いわゆる肝臓の働きに加え、目や筋肉、情緒のコントロールなどもつかさどると考えられています。
「肝」の働きがうまくいかないと、イライラしたり、情緒不安定になったり・・・ということも
酸味のある食べ物や、セロリ・セリ・菜の花・アサリ・ホタテ貝など、「肝」の働きを調節する作用のある食物を食べると良いでしょう
また、葉物野菜が多くなる季節なので、葉物類に糖質、脂肪、タンパク質をバランス良く組み合わせて頂きます。
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
だいぶ春めいてきましたね
人間の身体は冬の間、老廃物などの身体に悪い物をため込んでしまっています。
春になると、新陳代謝が活発になり、冬の間にため込んだ老廃物を身体の外に出そうとします。
そして、春に旬を迎える野菜にはデトックス(解毒)作用があり、老廃物を身体の外に出してくれる働きがあります。
今回のブログは、春に食べたいデトックス野菜「ブロッコリー」についてご紹介します。
「ブロッコリー」には、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。
他にも、インスリンの効果を高めるクロムが含まれているため、糖尿病の改善に効果が期待できます。
また、胃潰瘍を改善するビタミンUも含まれています。
ブロッコリーをゆでるときは、塩少々を加えた熱湯に茎の部分から入れ、少し硬めにゆでます。
ゆで上がったら、冷水に取らず、ザルに広げて冷まします。
水に取らない方が水っぽくならず、味も香りも損なわれず、おいしくゆで上がります。
ゆでたブロッコリーは、密封容器に入れて冷蔵庫で3日位日持ちしますので、まとめてゆでておくと便利ですよ
さて、今回は「ブロッコリーと塩麹ツナのフジッリ」のレシピをご紹介します。
フジッリはパスタの一種で、ソースがからみやすくて食べやすい形をしているので、お子様が服を汚さず食べられる、大助かりの食材です
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
今回注目するハーブは、和風ハーブの代表格「紫蘇」(シソ)。
我が家の冷蔵庫でも、なくてはならない薬味野菜のひとつ。
育てるのも簡単で、春先に日当りの良いところに種をまけば、いつの間にかワンサカ一度生えたらこっちの物!
花を付けたあとに種が飛ぶので、翌年からは種をまく必要もなく、同じような場所から生えてきます
1年草ですが、手間いらずで本当に便利(笑)
ヒマラヤ・中国原産ですが、日本における歴史も古く、奈良もしくは平安時代に中国から渡来した説が有力
シソには、大葉と呼ばれる青ジソや梅干しの赤み付けにも使われる赤ジソがあり、その中でも葉が縮れている物はチリメンジソ、また刺身のツマなどに出てくる果実部分の穂ジソなどがあります。
私たちの食生活で、最も身近なハーブのひとつと言えます。
それを表すように、全国各地にもシソを使った郷土料理があります。
その代表的な物が「シソ巻」。
甘味噌をシソで巻いて揚げた物で、江戸時代には東海道浜松宿周辺の名物として売り出されました。
この料理は、東北地方全域でも昔ながらの郷土料理として親しまれている物。
さらに古くは栃木県日光の名物「シソ巻き唐辛子」は、唐辛子味噌をシソで巻いた物で、奈良時代の修行僧・勝道上人の伝承と言われます。
シソ特有の香りと鮮やかな色合いは、ずっと日本人の味覚を魅了してきたのですね
さて今回は、このシソの中の青ジソである、大葉を使った天ぷらをご紹介します。
鶏ささみに大葉を巻いたさわやかな味わいは、天つゆだけでなく塩との相性も抜群。ぜひお試し下さいね