2011年9月の記事
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
先月、急性心筋梗塞のため、34歳という若さでこの世を去ったサッカー選手をご存じでしょうか?
たくさんの仲間やファンに愛され、夢半ばでこの世を去ってしまった彼・・・。
とても胸が痛みました。ご冥福を心からお祈りいたします。
私は、一昨年まで約2年間、某大学の体育会の寮で栄養管理のお仕事をさせていただいていました。
スポーツ栄養について、自分なりに勉強させていただいた中で知ったのは、
「アスリートたちは自分の身体を削ってトレーニングをしている」
という事実。
だからこそ、試合や競技でのパフォーマンスは、私たちに素晴らしい感動を与えてくれるんでしょうね
そんな過酷なトレーニングから身を守ってくれるのは、やはりバランスの取れた食事だと思います。
これから毎月、スポーツを愛する小中学生からプロの選手、陰でアスリートをサポートする保護者や指導者の方々に向けた、スポーツ栄養の知識とレシピをご紹介します。
スポーツ選手向けのレシピといっても、特別な食材を使うわけではありません。
食べ合わせや食べるタイミングがポイントになります。
毎日の食事作りで手軽に取り入れられる内容にしていきたいと思っていますので、ぜひお役立ていただければ幸いです。
まずは、残暑で食欲が低下してしまったときにも、さらっと食べられる、
「スタミナクッパ」をご紹介します。
キムチにはクエン酸が含まれているので、疲労回復効果が期待できます。
また、ピリッとした辛さが食欲をアップさせてくれます。
クッパなどの具だくさんな雑炊にすると、栄養バランスが良い上に、水分補給もできるので特におすすめです。
しっかり食べて、暑さに負けない身体をつくっていきましょう
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
夏休みが終わりましたね。
今年の夏はものすごく暑くなったかと思うと、秋真っ盛りのような涼しさだったり…。
なんだか、めまぐるしいお天気でした
さて9月9日は、邪気を払い長寿を祈る「重陽の節句」(ちょうようのせっく)があります。
中国の思想の流れを汲んでいて、日本でも古くは奈良時代から菊を愛でたり、菊の花びらを浮かべた杯を酌み交わしたりする習慣があったのだそう。
さてこの菊の花、観賞用もそうですが、食用菊の旬も秋。
産地は、山形県を中心に、東北や北陸となります。
食用菊は主に黄色のものをよく見かけますが、紫色のものもあります。
紫色で最も有名なのが、「もってのほか」と呼ばれるもの。
正式な品種は「延命楽」(エンメイラク)といって、これまたとても縁起の良い名前です。
その名の由来は諸説あり、「もってのほかおいしい」ことから、という説もあれば、「天皇家の紋である菊を食べるなんてもってのほかだ」という説もアリ
食用菊の特徴は、シャキッとした歯ざわりと、さわやかな香りとほろ苦さ。
花びらだけを摘み取り、さっと湯がいていただきます
酢の物やお浸しなどでいただきますが、今回は、白和えに。
食用菊の苦みが気になる方も、白和えにすればまろやかな味わいになり食べやすくなります。
秋らしい、色合いもきれいな一品ですので、ぜひお試しを
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
9月といっても、まだまだ夏の暑さが残る今日この頃。
食欲があったり、なかったり・・・お料理もちょっと面倒だったり・・・
そんなときに、いろいろと応用がきくお料理方法が!
それは蒸すこと!!
もちろん電子レンジでチン!のほうがもっと簡単ですが、やっぱりじっくり火を入れると、おいしさが違います
個人的な話ですが、まだ小さなベイビーを抱えている私
お料理中に抱っこ!となってしまうこともあり、なかなか両手があかず・・・。
そんな時、蒸し野菜があるとすっごく便利!
食材はこれ!といったものでなくても、人参、かぼちゃ、じゃがいも、玉ねぎなど、冷蔵庫にその日あるものでOK
蒸しておけば、そのまま角切りにしてスープの中に入れたり、マッシュしてサラダにしたり、春巻きの皮でくるんで簡単春巻きにしたり・・・。
一度火が通っているので、その後の料理にも時間がかからず、とっても便利な方法です
蒸すときには、どうしても蒸し器が必要・・・
でも、手元には鍋しかないし・・・。
そんなときは、蓋がしっかりとしまる厚手の鍋に、少量の水を加えて材料を入れ、中火〜弱火にかけてみましょう!
蒸し器がなくても、大丈夫です!
せいろ、タジン鍋、鍋に敷くタイプの蒸し器、圧力鍋についている蒸し器などいろいろ出ているので、頻繁に使うようなら、ひとつあっても便利ですよ〜。
きのこ類など、火が通りやすいものは、早めに取り出すか後から入れるなど、時間差で調理しましょう
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
夏場は、レタスやきゅうりなどの淡色野菜が旬をむかえます。
淡色野菜の代表料理といえばサラダですよね
サラダをおいしく作るポイントは、ズバリ!
「しっかり水気を切ること。」
水気をしっかりと切ることで、パリパリとした食感のおいしいサラダが出来上がります。
生野菜の水切りというと、以前はキッチンペーパーで水気をふき取ったり、野菜をわしづかみにし、腕を必死で振りおろしていました (笑)
そんな時、とても便利なキッチンツールに出会いました
これは、一般的には「サラダドライヤー」や「サラダスピナー」と呼ばれているキッチンツールです。
私の愛用しているメーカーのものは、上に付いている黒いボタンを押すと、中のカゴが回転し、遠心力で野菜の表面の水分を飛ばして水切りをしてくれるという仕組みです。
他にも、手動でハンドルを回して水気を切るものなどいろいろなタイプがあります。
「サラダドライヤー」で水気をしっかり切った野菜は、パリパリの食感で驚くほどドレッシングとのからみが良いんです!
また、「サラダドライヤー」は、サラダだけではなく、炒め物の下処理にも便利!
しっかり水気を切ってから炒めると、水っぽくなく、これまたシャキシャキに仕上がりますよ