2012年5月の記事
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理店で焼き肉を注文すると、葉野菜がセットで出てきます。
その葉野菜の中に、えごまの葉があります。
大葉よりも、ひと回りもふた回りも大きいのが特長。
韓国では、よく食べる野菜のひとつに挙げられます。

肉、魚、ご飯を包んで食べる以外には、ピカタのように卵を付けて焼いたり、ナムルやしょうゆ漬けにしたりと、調理方法も多種多様

葉の他には、種実を煎って粉にしたものや油もあります。
粉をチゲに加えると、グンとおいしくなりますよ。
ちなみに、日本でも「しそ油」の名前でえごまの油はありますが、韓国ほど浸透していません。
えごまは、不飽和脂肪酸のαリノレン酸が豊富。
αリノレン酸は、体脂肪を燃焼すると言われています。
また抗酸化作用により血液をさらさらにして、肌に潤いを与え、アンチエイジングに効果があります
ただ、酸化しやすいので、油でしたら生食がオススメです。
えごまの油は、独特の風味があり好みが分かれると思いますが、健康と美容のために一度試してみて下さい。
本日は、えごまの葉を使ったしょうゆ漬けをご紹介致します。
韓国では「ご飯泥棒」と言って、ついついご飯が進む一品です
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
5月は、アサリやホタテ貝、真イカなどの食材が旬を迎えます。
ホタテ・イカ・マグロには、共通の「ある栄養素」が豊富に含まれています。
その栄養素とは、スポーツ選手にとって大切な栄養素「タウリン」です。
「タウリン」と言うと、栄養ドリンクのCMなどでおなじみでしょうか?
なんとなく、摂取するとスタミナが付くような、筋肉がパワーアップするようなイメージがありますが、実際は身体にとってどのような効果があるのでしょうか?
「タウリン」は、アミノ酸の一種で、人間の筋肉、心臓や肝臓などの臓器、脳、目の網膜などに多く含まれています。
筋肉の材料になることはありませんが、身体の細胞や機能を正常な状態に戻そうとするホメオスタシス作用や、心肺強化作用があるため、パフォーマンスアップに役立ちます。
特に、アスリートの皆さんは、激しいトレーニング中に「タウリン」が筋肉から血液に流れだし、汗や尿と一緒に流れ出てしまうため、意識して「タウリン」を摂る必要があります。
食品に含まれる「タウリン」は、ゆでたり焼いたりすると50%〜90%が失われてしまうので、できるだけ生で食べるのがおすすめです。
「タウリン」には、牛の胆汁や魚介類の煮汁などの食品から抽出して作られる天然タウリンと、エチレンという石油製品の一種を精製して作られる合成タウリンがあります。
医薬部外品の栄養ドリンクに含まれる「タウリン」は、ほとんどが合成タウリンです。
合成タウリンは、精製の純度が低い場合は残留物などがある可能性があり、あまり健康に良いとは言えません。
できるだけ食品から摂ることをおすすめしますが、サプリメントなどを使用する際は、天然タウリンのものを選ぶようにしましょう。
さて、今回ご紹介しているレシピは、旬の魚介類を使った「中華風海鮮丼」です。
火を使わないレシピですので、加熱に弱い「タウリン」を効果的に摂取することができる上、超カンタン!
おいしい旬の今、ぜひご賞味あれ〜
こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
本日のブログは、ほとんどのキッチンにある「ゴムベラ」をピックアップしてみました
キッチンコーナーに行くと、大きいのから小さいものまで、いろいろなゴムベラが売っていますよね
ゴムの部分がカラフルなものから、シンプルな色合いのものまで、キッチンのちょっとしたアクセントになるなって、見るたびに思います。
使い勝手を考えると、なかなか手が伸びず、思い切って購入しても、使いづらくって、また買ってしまうなんてことも
そんなゴムベラを選ぶときのポイントを、いくつかご紹介します。
まずは、大きさ。
大小あると便利です。
ボウルなど面の大きいものは、大きなゴムベラでガバッと取れるのですが、ジャムのような細長い瓶などに入っている食材は、大きいゴムベラだとなかなか取りづらい
そこで大活躍なのが、小さなゴムベラ。
これがけっこう重宝で、我が家のキッチンでは菜箸の次に使う頻度が多い代物です。
そして、持ち手の部分とヘラの部分が、分かれていないものがおすすめです。
というのも、ヘラの部分が取り外せる物って、持ち手部分と接しているところにゴミがたまりやすいのです
そして、最後に硬さ。
持ちやすく、しっかりしているものがおススメですよ
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
今年初、掘りたてのタケノコが八百屋さんに出ていたので買ってきました〜
タケノコは、収穫したらできるだけ早くゆでること
時間が経てばたつほど、えぐみが強くなります
下ゆでの手順は、以下の通り。泥を水洗いして落とし、皮を1〜2枚むきます。
穂先を斜めに切り落として、中央に包丁で縦に切り込みを入れます。
たっぷりの湯を沸かし、ぬかを大さじ2と鷹の爪1本を入れ、タケノコも入れてゆでます。
グラグラ煮立たない程度の火加減で、40分煮ます。タケノコの付け根の部分に竹串を通して、すっと通ったら火を止めます。
タケノコを取り出さず、そのまま蓋をして、常温になるまで冷まします。
冷めたら取り出し、皮をむいて水洗い。これでおしまい
下ゆでしたタケノコですが、穂先はとてもやわらかいので椀物や、酢味噌などの和え物におすすめ。
程良い口当たりの真ん中の部分は煮物や天ぷらに、硬い根元は炒め物や炊き込みご飯の具などに、とそれぞれの部位によって調理法や味付けを変えて楽しむと、おいしさ倍増です。
今回は、旬のタケノコの真ん中の部分を使って和風のグラタンにします。
味噌とチーズ、なかなか好相性
いつもとちょっと違うおいしさを、ぜひ味わって下さいね。