2012年9月の記事
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
今年の夏はとても残暑が厳しくて 、体調を崩された方も多いのではないでしょうか
人だけでなく、野菜などの青果も天候によって本当に左右され、今年は年初から野菜高騰のニュース が幾度となくありました
その中で、1年を通じて価格変動の少ない野菜は、家計の強い味方になりますね
「チンゲンサイ」も、そのひとつ。
露地栽培は今が旬ですが、栽培期間が短くて寒さに強いことなどから、1年中安定した供給量を見込める野菜です。
中国原産のイメージが強いですが、実は原産地は地中海沿岸地帯、トルコ高原かバルカン高原と推定されていて、その後中国に渡り栽培化が進んだとみられています
日本の食卓に登場してからは、意外に歴史が浅く、昭和47年(1972年)日中国交回復の頃に日本に導入されたと言われています。
その当時は、青茎パクチョイ、青軸パクチョイなどと呼ばれていましたが、昭和58年に農水省により今の「チンゲンサイ」に統一されました。
栄養価を見ると、ビタミンAを多く含む緑黄色野菜。
栄養的にも経済的にもお得、と言えそうです。
さて今回は、このチンゲンサイをたっぷり食べられるレシピをご紹介します。
カニと干しシイタケとの組み合わせで、旨みも抜群。ぜひお試し下さい
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理店で楽しみのひとつに、注文したメイン料理の前に出されるおかずがあります。
いわゆる、前菜ですね!
これらは長期保存ができる常備菜で、韓国語でミッパンチャンと言います。
韓国や日本のコリアンタウンでは、ほぼ無料でミッパンチャンを食べることができるので、お得感があります
韓国の地方に行くと、10種類以上のおかずがテーブルに並ぶことが多々あり、その品数に圧倒されます。
韓国の家庭では、お母さんが常備菜を作り置きします。
そして、チゲなどのスープ類は毎食作り、常備菜をおかずにして食事を済ませることが多いです。
韓国のミッパンチャンは、調理方法も様々
漬物
韓国料理の中で一番長期保存ができるのは「キムチ」、しょうゆや味噌漬けの「チャンアチ」といった漬物ですね。
キムチに至っては、どのような野菜でも作ることができるので、旬に合わせて数種類がテーブルに並びます。
炒め物(ポックム)・焼き物(クイ)
さっと作れる点が魅力の炒め物と焼き物。
韓国では良く乾物を使うので、自然な旨みがありご飯が進みます。
煮物(ジョリム)
野菜や肉以外に、コチュジャンベースのタレを使った煮魚を良く作ります。
和え物(ムチム)
和え物の中に、ナムルも入ります。
ナムルは、ビビンバやチャプチェにも応用できて便利です。
塩辛(ジョッ)
キムチ作りにも欠かせない塩辛は、ご飯のおかずにも、お酒の肴にもぴったり。
実にバラエティに富んでいますよね?
そこで今日のレシピは、常備菜にちなんで「牛肉とうずらの卵のしょうゆ煮」をお届け致します。
お弁当のおかずにも、おすすめです
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
私たちが、普段一番よく使うカトラリー。
それは、やはり箸ではないでしょうか?
箸は神様と自分をつなぐかけはしという認識がベースにあり、日々の食卓に登場しています
箸を使う国は、世界で3割ぐらい。
米や麺類を主食とする、日本・中国・タイなど、アジアの国々がほとんど。
また、スープや麺類が多い国ではレンゲを併用するところが多く、汁をすすらず、口に運ぶ習慣のある日本が一番、箸の登場回数が多いようです
面白いなと思うのが、箸の置き方。
日本ではお椀に対して並行に置きますが、中国では縦に置くのが一般的。
椀を持って食べるか、置いて食べるかの食事スタイルに起因しています。
また、調理用の箸には様々ありますが、おすすめなのが先細の盛り付け箸。
菜箸よりも先が細いので、おひたしなどの小鉢類を盛り付けるのに、とても便利です。
金属製や木製など、素材も様々です。
炒め物や揚げ物に使用すると傷んでしまうので、盛り付け専用として使用することを、おすすめします
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
まだまだ残暑の厳しい折、キッチンに立つ時間は、少しでも短い方がうれしいですよね
そこで今回は、時短調理に役立つ「フォーク」の便利な利用法をご紹介します。
「フォーク」と言えば、食事をするためのカトラリーとしての役割を担っていますが、先端に3〜4本の鋭いくしがあるのが特長です。
このフォークのくしを利用した、便利な使い方を3つご紹介します
レモンを絞るとき、半分に切った断面にフォークを刺し、ぎゅっと絞ると、それほど力を入れなくても、簡単にたくさんの果汁を絞ることができます。
深さのある器にゆで卵を入れ、フォークで押さえつけると、簡単にゆで卵を細かくすることができます。
鶏のささみの筋を取るときに、くしの間に筋をはさみ、筋をひっぱりながらグッと引くと、いとも簡単に筋を取ることができます。
これなら、お子様でもお手伝いできますね
さて、今回は「ささみのチーズフライ」のレシピをご紹介しています。
行楽や運動会のお弁当にもぴったりのレシピです。
ぜひお試し下さいね