2014年1月の記事
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
寒さ厳しい毎日、皆さんお変わりありませんか?
この時期には温かい飲み物が、本当に嬉しくなりますね。
昨年話題になったのが、温かい炭酸飲料
炭酸飲料=冷たい飲み物の既存概念を覆す新商品でした。
日本人である私たちにとってなじみ深い温かい飲み物と言えば何でしょう 。お茶や昆布茶、ゆず茶、コーヒー、ココア…。
お酒を見ると、熱燗、卵酒、甘酒・・・等もありますね 。
でも、炭酸や香辛料と組み合わせた温かい飲み物はあまり多くないような気がします。
だからこそ話題になったのでしょう。
海外を見てみましょう
クリスマス から冬 の時期に登場するのが、香辛料たっぷりのホットドリンクです。
例えばドイツの「グリューワイン」 は赤ワインとシナモンなどの香辛料を一緒に温めて作ります。
同じくドイツのウィーンの「プンシュ」は、リキュールや香辛料、柑橘類と一緒に温めるホットカクテル。
隣接国のベルギーには、 「グリュークリーク(リーフマンス社)」と言うホットビールがあり、60℃程度に温めて飲みます 。
まさに温かい炭酸飲料ですね。
こちらも、醸造過程でアニスやシナモン、クローブといった香辛料を入れています。
昨年の冬には、日本の大手ビールメーカーが黒ビール(スタウト)を温めて飲むスタイルを広告等に打ち出しました。
夏にキンキン冷たく冷やして飲むだけではなく、冬ならではのホットビールの楽しみ方を提案したんですね。
きっとこれからも、ホット炭酸や、新しいホットドリンクの楽しみ方がいっそう広がっていくような気がします。
さて今回は、私の大好きな冬の定番ドリンク 「ホットアップルサイダー 」 のレシピをご紹介します。
アップルサイダーは、イギリスではアルコール発泡飲料ですが、アメリカでは圧縮リンゴ果汁を指します。
今回はアメリカンスタイルで、香辛料を入れて作ります。
香り豊かで、体の中からじんわり温まる一杯、ぜひお試し下さいね。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
11月に渡韓した際、南大門市場で盆ざる数枚を買ってきました。
ざるは韓国語で「ソクリ」と言います。
ざるの歴史は古く、統一新羅時代(676-935年)には竹で作った同様の物があったと言われています。
李氏朝鮮時代には、竹の多い南部地方の潭陽(タミャン)を中心に、竹工芸がさらに発達しました
食品を洗って水切りしたり、日に当てて乾物作りをしたりと、使い勝手がいいですよね。
中でも、竹製の盆ざるが一枚あると便利です
例えば、チヂミ作りのとき。
焼いたあとに竹製の盆ざるにのせると、吸湿性に優れているので余分な油を切ることができます。
キッチンペーパーは短時間での油切りには良いのですが、ちょっと長目にのせておくと、チヂミがペタッとして、逆に切った油が戻ってしまいます。
お手入れ方法は、よく洗ったあとに日当たり良好、風通しの良い場所を選んで干して下さい。
しっかり水気を取り除いてこそ、長く使うことができます
余談ですが、韓国でお祝いの席には、必ず多くのチヂミ類を用意します。
今年の旧正月は1月31日。
盆ざるが活躍しますね
今日はチヂミつながりということで、冬の旬であるカキを使った「カキチヂミ」をご紹介致します。
こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネイターの吉田由子です。
お正月に食べ過ぎてしまった方は、そろそろ体重を戻そうと苦労されているのでは!?
かくゆう私もその一人です・・・ (笑)
最近の研究で、健康には、「何を食べるか」も大切ですが「いつ食べるか」も重要であることが分かってきました。
そのような考え方を「時間栄養学」と言います。
今回は『時間栄養学』に基づいた食事のポイントついてご紹介します。
ヒトの身体の生体リズムは、1日25時間という独自の周期を持っています。
1日は24時間ですので、放っておくと身体は1日1時間ずつ生体リズムがずれていってしまいます。そこで、毎日「朝の光を浴びる」ことと栄養バランスの良い朝食を食べることで、身体に朝が来たことを認識させ、生体リズムがずれてしまうのを修正することが大切です。
また、食べる順序や速さが健康に影響することも分かってきました。
某食品メーカーのCMでは、サラダを先に食べることを推奨していますが、サラダ等の野菜類をご飯等の炭水化物より先に食べることで、血糖値が急激に上がるのを抑え 身体に脂肪を付きにくくするという研究結果が出ています。
また、しっかりと噛んでゆっくり食べることも同じような効果があり、健康にとても良い食べ方です。
この時期、サラダにおすすめの野菜はゴボウ・レンコン・ダイコンなどの旬の根菜です。
根菜は煮物にするイメージがありますが、弱火でじっくり焼くと甘みが増し、歯ごたえが良くなりますので、サラダにぴったりの材料に変身します
早速、時間栄養学を取り入れた食事方法を実践してみて下さいね
さて今回は、『焼き野菜のビネガーサラダ』をご紹介致します。
根菜の甘みがおいしいボリュームたっぷりのサラダです。
ぜひお試しを
こんにちは!
料理研究家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
冬は乾燥の季節
特に肌がカサカサしますよね。
近所のドラッグストアには、所狭しと乾燥対策の品々が並んでいます。
この時期、身体は冬の寒さ(寒邪)から身を守るため、内側にエネルギーを貯めようとします。
そのため、血行が悪くなり、体全体のエネルギーの流れが滞りがちになるため、肌の艶がなくなり、乾燥しやすくなります
外気も乾燥してカラっとしているので、内外の要因が合わさって、肌や体調のトラブルが起きやすい時期となってしまうのです 。
そのため、内側からのケア(食事)と外側からのケア(保湿)のダブルケアが欠かせません
内面的なケア(食事)では米などのエネルギーとなる主食をベースに、ホウレンソウ・ニンジン・鶏肉など、血を養う食材がおすすめです。「食物はこれが良い」という限定はできないので、食材の偏りなく、バランス良く頂くことが大切です。
外側からのケアは、やはり保湿クリームでのカバーが良いですね
私の場合、入浴後や水仕事をしたあとに、こまめに保湿クリームを塗っています。
また、肌と同様に乾燥を感じるのが「喉」ではないでしょうか?
喉を痛めると風邪を引きやすくなりますよね。
そんなときは塩番茶うがいがおすすめです。
これは、ぬるめの番茶に塩を加えてよく溶かした物なのですが、喉のイガイガや痛みの解消に役立ってくれています。
ちなみに、私が使用しているのは三年番茶というお茶です
でも、忙しい朝や帰宅したときなど、すぐに使いたいけど、そのたびに湯を沸かして番茶を作ってはいられないかもしれません。
そこでおすすめは、やかんに茶葉と水を入れて、煮だし番茶を作ったら、魔法瓶などに入れてストックしておく方法です 。
こうしておくと温かいお茶がいつでも飲めるので、我が家のダイニングテーブルにはいつも専用ポットがおいてあります。
うがいをするときはお茶に塩を入れて塩が溶けたら、水を加えて温度を調節して使うといいですよ
さて、本日はそんな番茶を使った「番茶ご飯」のレシピをご紹介致します。
番茶で炊き込んだご飯が絶妙な味わいをかもし出しています