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2014年4月の記事

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

春はこの時期にしか味わえない旬の食材が出回り、お料理が楽しいですね絵文字:笑顔
今回は、春の季語絵文字:桜にもなっている旬の魚『いかなご』についてご紹介します。

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 『いかなご』は、関西(特に兵庫県内)での呼び名ですので、兵庫県以外にお住まいの方はピンとこないかもしれません。
諸説ありますが、 『いかなご』という名前の由来は、何の魚の稚魚なのか分からなかったので「いかなる魚の子なりや」と言われ、それがなまって『いかなご』になったとの説があります(笑)
確かに・・・ちりめんじゃこの原料になるイワシ類に比べると目がギョロギョロとしているように感じますが、小さいので何の魚の子か見分けられませんね絵文字:冷や汗
ちなみに、東日本では小女子(こおなご)と呼ばれることが多く、成長した物は大女子(おおなご)や女郎人(めろうど)と呼ばれるなど、様々な呼び名がある魚です絵文字:魚

絵文字:鉛筆『いかなご』にはカルシウムが豊富に含まれており、内臓にはカルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富に含まれていますので、昔から骨を丈夫にするカルシウム源として重宝されてきました。

絵文字:ひらめきいかなごと言えば、『くぎ煮』が有名です。
くぎ煮と言う言葉の由来は、煮上がったいかなごの身体がぐっと釘のように曲がっている様子から名付けられたそうです。
『くぎ煮』の基本の味付けは、しょうゆ・ざらめ(砂糖)・酒・みりんですが、各家庭によって秘伝の配合があるようで、我が家のくぎ煮が一番!とばかりに自慢のくぎ煮をあちこちに配る風習があります。

1月の下旬頃に、いかなご漁の解禁日が発表されるのですが、その頃になると一斉にくぎ煮を炊くので、町が甘い匂いでいっぱいになる地域もあるそう絵文字:うまい!

さて今回は、釜揚げ(塩ゆで)のいかなごと旬の春キャベツを合わせた『いかなごと春キャベツのペペロンチーノ』をご紹介します。
くぎ煮とはまた違ったいかなごのおいしさが味わえます。ぜひお試し下さい絵文字:あっかんべー



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でいかなごと春キャベツのペペロンチーノのレシピをチェック!

吉田 由子先生

こんにちは、料理家の野上優佳子です絵文字:桜

皆さんは【合食禁】という言葉をご存知ですか
「食べ合わせ」「食い合わせ」
とも言われ、○○と××を一緒に食べるとお腹を壊す、とか中毒を起こすから食べてはいけませんよ、という言い伝えのことです絵文字:ほっとした顔

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絵文字:本約500年前の南北朝時代に編纂された百科便覧『拾芥抄』(しゅうがいしょう)には、すでにこの合食禁が多数紹介されています
調べてみると面白い物はたくさんあって、しかも地方色はあまりなく全国共通の物が多いと言うのも興味深いところですね。

絵文字:ペン江戸時代に水戸の医師が書いた『救民妙薬』には

絵文字:クリップそばと猪肉・羊肉・スイカ
絵文字:クリップニラに蜜・牛肉
絵文字:クリップニンニクに蜜
絵文字:クリップ豚に梅・そば
  

絵文字:ペン現代の科学で解釈すれば日常の食で危険性のある物は幸いにしてない、と言いつつも、明治時代の『日本家庭百事彙』には、古来の例として

絵文字:危険・警告天ぷらにスイカ、タニシにそばなどは、吐血や腹痛を起こす。
絵文字:禁止アンズに砂糖は命にかかわる。

と言った内容を紹介しています。
吐血や命にかかわる、とは聞き捨てなりませんね!絵文字:ふらふら

絵文字:演劇そこで、実際にその食べ合わせを身をもって実験した方が大正時代にいらっしゃいました。
元国立栄養研究所調理部長の村井政善氏です。


絵文字:ひらめき例えば最も有名な合食禁のひとつに「ウナギと梅干し」の組み合わせがあります。
この組み合わせで、村井氏は朝・昼・晩と試食。
1回目は蒲焼きと梅干し、2回目は白焼きと梅肉醤油、また別の回では蒲焼きと青梅、と言うように、様々なパターンで8回も試食してみたそうです。
結果、「科学的根拠無し」、「いけない物は何も無い」と証明してみせたと言うのですから、その情熱には舌を巻きます。
と言うわけで、私達も安心してウナギと梅干しを食べて良さそうです(笑)絵文字:指でOK

さて本日は、春の山菜を炊き込んだ『山菜おこわ』のレシピご紹介します。炊飯器で簡単に作れます絵文字:音楽
ちなみに「おこわと河豚」も合食禁と呼ばれたひとつ。
もちろん、科学的根拠は無いそうなのでご安心を絵文字:ウッシッシ
もちもち食感をぜひお試し下さいね。



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で山菜おこわのレシピをチェック!

野上 優佳子先生

こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。

2月に光州(クァンジュ)に行ってきました。
光州はソウルからKTXという韓国高速鉄道で約3時間の距離です絵文字:電車

光州は全羅南道(チョルラナムド)に囲まれた広域市で、人口は140万人程。
ソウルよりも規模は小さいものの、光州は芸術とグルメの街と言われていて、オシャレで活気に溢れるミニソウルといった雰囲気でした絵文字:ピカピカ
グルメと言われる点は、肥沃な湖南(ホナム)平野の恵みである農産物や、全羅南道の西南海岸の新鮮な海産物が手に入るため、食通をうならせる郷土料理が豊富にあるからです。

光州には代表的な五味があります絵文字:あっかんべー
 
絵文字:1韓定食
山・畑・海から採れた食材を使い、20品目以上の料理が並ぶ定食です。
他の地域の韓定食と違うのは、塩辛の種類が多く、ガンギエイ(ホンオ)を発酵した物が入ります。
ニオイがきついので好みが分かれるのですが、全羅南道を代表する一品です。

絵文字:2麦ご飯
ナムルとコチュジャンを加えてビビンバにしたり、麦ご飯に味噌チゲを混ぜたりして頂きます。
特に無等山(ムドンサン)の物が有名で、山登りをしたあとの麦ご飯は、何よりのご馳走だとか。

絵文字:3キムチ
キムチは家庭や地域毎に味が違いますが、光州の物は塩辛やトウガラシがたっぷりと入り、味わい深いです。
毎年10月にはキムチ祭りが開催され、博物館もある程です。

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絵文字:4鴨スープ
光州は鴨料理が多く、中でもスープが有名です。
鴨は高タンパク質で低カロリー、コレステロールが少なく、不飽和脂肪酸やビタミンA・B2を含むヘルシーなお肉。
鴨スープはエゴマの粉・トウガラシ・セリなどがたっぷりと入り、意外にさっぱりとした味わいです。

絵文字:5トッカルビ
包丁でたたいた牛カルビと豚肉・調味料を合わせて練り、餅のように四角に形を整えてから焼いた物。
トッカルビは日本語にすると、餅カルビになります。
韓国版ハンバーグと言えば、イメージしやすいと思います。

光州の方達は、人情に溢れていてそれが料理でも表現されています。
ソウルに物足りなくなったら、ぜひ光州を訪れてみて下さい絵文字:!!

それでは、本日のレシピは『韓国ハンバーグ(トッカルビ)』です。
作りやすいように、最初からひき肉を使いました。
普段のハンバーグとは違ったおいしさを楽しんで下さいね。



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で韓国ハンバーグ(トッカルビ)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!
料理家のひろろ こと 竹内ひろみです。

毎日の食事作りに加えて、『弁当作り』が日課となっているご家庭も多いのでは?と思います。
毎日でなくてもお花見絵文字:桜や運動会絵文字:走る人、遠足など行事と共にあるのがお弁当絵文字:おにぎり

弁当作りは
慣れてしまえば、要領も掴めてそれ程大変ではないのですが絵文字:ほっとした顔
朝の忙しい時間にあれもこれもとなってしまうとキッチンはパニック状態!?なんていうことにも。
朝は少しゆとりを持てると、スッキリと1日をスタートすることができますね。
本日は、そんな朝の『弁当作り』のちょっとした時短方法についてお伝えします絵文字:指でOK

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まず、調理に時間のかかる物(ニンジン・サツマイモなどの根菜類)は前日にやわらかくなるまで火を通しておきましょう。
蒸し器や電子レンジで適当な大きさに切った野菜を蒸しておくといろいろ使えて便利です。
お弁当作りのときに、料理に合わせて切ってソテーしたり、肉類で巻いて焼いたりと応用が利きます。

ただ、弁当の物だけを別に作るのは少々面倒なので、夕食で作った物を取り分けておいても良いですね絵文字:ウッシッシ
例えば、ニンジンの白和えを作るとしましょう。
千切りにしたニンジンをやわらくなるまで火を通したら、弁当分を取り分けておきます。
ニンジンに火が通っているので、卵と混ぜてスパニッシュオムレツにしたり、ナッツ類で和えたりと別の料理に時間をかけずに変えることができるのでおすすめの方法です絵文字:指でOK
また、ひじきの煮物や切り干しダイコンの煮物などの常備菜も多めに作っておくと便利です絵文字:耳
そのまま弁当箱に入れてもOKですし絵文字:チョキ他の食材と合わせてコロッケにしたりとベースを作っておくと応用ができて、飽きのこない弁当作りができるんです絵文字:晴れ

さて、本日はお弁当の一品にもぴったりな『ひじきとサトイモのコロッケ』をご紹介します。
さっくりヘルシーなベジコロッケです。
ぜひお試し下さい絵文字:ムード



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竹内 ひろみ先生

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