2012年12月の記事
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
焼肉屋での食事のシメに、冷麺またはクッパを召し上がる方も多いのでは?
日本では「クッパ」という名前で浸透していますが、韓国語に近い発音ですと「クッパプ」です。
「クッ」はスープ、「パプ」はご飯を意味します。
ご存じの通り、ご飯とスープが合わさった一品です。
韓国のスープは、ご飯を混ぜて食べることが前提になっています
唐辛子の入った辛口のスープでも、しょうゆ味や味噌味でも、クッパという食べ方が自然に行なわれています。
いつ頃からクッパは存在したのでしょう?
19世紀の料理書に、クッパの具体的な説明が登場しました。
この中で紹介されていたジャンクッパは「しょうゆで煮た脂っこい肉のスープを、ご飯の上にかける」だったそうです。
とは言え、クッパの歴史は、ずっと以前にさかのぼると思われます
このような食べ方が、なぜ生まれたのでしょうか?
それは、大家族で少量の牛肉を分けて食べるためには、スープに仕立てて、ご飯を混ぜるしかなかったこと。
外部からの侵略が多かったために、短い時間で食べるにはクッパが適していたことが挙げられます。
発祥に関しては暗い背景ですが、ご飯、肉や海鮮、野菜、ゴマなどが入ったクッパは、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素が、一品で満遍なく栄養が摂れる点が魅力的
忙しいお母さんにとって、便利でありがたい料理ですよね
短い時間で作ることができ、家族のために栄養たっぷりの一品になります。
本日ご紹介するレシピは、白菜キムチを使った「キムチクッパ」。
唐辛子の辛みで身体がポカポカしてきますので、これからの季節にはピッタリですよ
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
家の中にキッチンガーデンがあると、とても重宝しますね
特に、料理に緑を添えたいときや、ちょっと違う香りや味わいを楽しみたいとき、ハーブ類は大活躍します。
我が家にもいくつかありますが、最も多用するのはローズマリーかもしれません。
しっかりした針状の細い葉が特徴的で、春から晩秋まで不定期に薄紫の小さな花をつけます。
常緑小灌木で耐寒性があるため、1年中緑を絶やすことがないのも大きな魅力です。
ローズマリーと人とのかかわりの歴史は長く、古代ギリシャでは記憶力を高める効果があると信じられていました。
それが「不変の愛の結びつき」に転じ、愛と貞節のシンボルとされています。
また、その名がキリスト教の聖母マリアに由来する説があり(Rose of Mary=マリアのバラ)、強い香りは悪魔を払う聖なる力が宿っている、とも言われてきました。
料理で使う際は、甘くて強い香気とさわやかなほろ苦さを演出してくれます。
臭み消しとして、とても効果を発揮してくれるので、マトンや豚肉、鶏肉とは大変相性が良く、イワシやサバなどの青魚にもおすすめ。
また、野菜をゆでたりマリネするときに、ほんの少し加えるだけで、良い香りを添えてくれます
あまり入れすぎてしまうと、苦みが出てしまうので、葉がついている枝ごと使用する生タイプの場合は、ドライの物よりも少し抑えめの量で使って下さい。
さて今回は、豚肉とベーコンを使った、とても贅沢なパテをご紹介します。
臭み抜きのローズマリーも、ブーケガルニの中に入ってしっかり活躍してくれます。
パーティーシーズンにおすすめの1品、ぜひお試し下さい
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
12月の大イベントと言えば、クリスマス
街中を歩くとクリスマスカラー一色で、寒さも忘れ、夜のイルミネーションに見入ってしまう今日この頃です
我が家のクリスマスパーティーで大活躍なのが、野菜の粉末パウダーです
クッキーのアイシングや生クリームのデコレーションに使用しています。
アイシングの場合、粉砂糖にあらかじめ粉末を混ぜておき、卵白、レモン汁を合わせると、ムラなく混ぜ合わせることができます。
野菜の粉末パウダーは、あまりきつい色にならず、ナチュラルな物なので、子供にも安心して使えるところが嬉しいですね
野菜の粉末パウダーが余ったら、ホットケーキなどの粉物に混ぜたり、ポタージュに加えたりとお菓子やお料理にも応用ができるので、最後まで使いきることができます
カボチャやニンジン、ホウレンソウや小松菜など、様々な野菜の粉末パウダーがありますので、お好みに合わせてお選び下さい。
今回は、カボチャ粉末を使用した「カラフル団子のエスニックぜんざい」をご紹介します
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
早いもので、今年も残すところわずかとなりました
年末年始は、実家に帰省されたり、自宅でのんびりと過ごしたりと、オフを満喫する方が多いのでは!?
私が以前勤めていた体育会系の大学寮でも、オフ期が終わり、寮に帰ってくると、かなりぽっちゃりとしている子をよく見かけました。
年末年始の過ごし方を聞くと、ここぞとばかりにリラックスし、制限なく飲み食いし、ゆっくりのんびり過ごしていたそう
もちろん、そういった時間も大切ですよね
ですが、オフ期が終わった身体は、筋肉が落ち、体脂肪が増えているので、元の身体に戻すのにとても苦労していました。
今回のブログは、年末年始を控えたこの時期に、アスリートのための「後悔しない!オフ期の食事のポイント」についてお伝えしたいと思います。
オフ期の食事のポイントは、いつもの食事の8割程度に抑える
激しいトレーニングが休みになるオフ期に、普段と同じ量を食べていては当然エネルギーオーバーになってしまいます。
高タンパク低脂肪な食材や食物繊維の多い食材を意識して摂る
鶏むね肉や、牛や豚のヒレ肉、豆腐などを中心にタンパク質を摂るようにしましょう。
また、内臓のコンディションを整える効果のある食物繊維が豊富なきのこ類、イモ類、こんにゃくを食事に取り入れるとカロリーも抑えることができ、一石二鳥です。
食事を抜いたり、ドカ食いをしない
年末年始は、人が集まったり、ごちそうを食べる機会も多いもの。
普段、節制をしている人程、たがが外れてドカ食いしてしまいがち・・・
また、「食べ過ぎた次の食事を抜けばいいや!」という考えは禁物
空腹の時間が長くなると、次に食べた食事を身体がくまなく吸収し、体脂肪として蓄えようとしますので、逆効果になってしまいます。
オフ期は、再スタートの準備期間です。
トレーニングが休みでも、軽いジョギングやストレッチは毎日続けるようにし、コンディショニングを整える期間だと心得ましょう