料理家の先生がつづるお料理ブログ

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また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。

素朴な料理程、丁寧に作るとおいしい
そのことに気付いたのは、準備や下ごしらえを省かないことで、得られるおいしさがあると知ったからです。

例えばホウレンソウは、株元をしばらく水に浸けてシャキッとさせてから、たっぷりのお湯でゆでると、みずみずしい味わいになること

魚を塩焼きにするときは、事前に塩を振って、しばらく置いてから焼くと味わいが豊かになること

豆腐の白和えは、しっかりと水切りした豆腐をすり潰すと、なめらかで舌触り良く仕上がること

準備や下ごしらえをすると、その分調理時間が長くなり、「しばらく置く」などの工程で場所が取られ、洗い物も増えますが、手間をかけた分、おいしく仕上がるようです
料理はやった分だけ応えてくれる、といったところでしょうか

いつも丁寧にできたら良いとは思いますが、時間や気持ちと相談しながら、日々の料理を作ることにしています。

私が大好きな豆腐料理は、重石をして水切りしたり、すり鉢でなめらかになるまですり潰したりと、手間のかかる工程が多いです。
そしてちょっと手を抜くと、思うようなでき栄えにならないことも……

そこで今回は、すり潰すひと手間がおいしさの決め手!「豆腐と卵のかきたま汁」をご紹介します。


別名「ふはふは豆腐」と呼ばれるこの料理は、江戸時代、当時は高級品だった卵に、豆腐を入れてかさ増しした「倹約版のかきたま汁」だったようです

作り方は、とてもシンプルenlightened
すり鉢で豆腐をすり潰し、割りほぐした卵を混ぜて、味付けしただし汁で温めるだけ。

卵のみのかきたま汁よりも、豆腐を抱き込んだ卵には存在感があってふわふわとしています。
口に含むと、舌にふわりと舞い落ちて、豆腐の味の余韻が

卵だけでは食感が軽く、豆腐だけでは重たくなるため、2つを丁寧にすり混ぜたからこそ実現するおいしさです
ぜひ作ってみて下さいyes



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豆腐と卵のかきたま汁のレシピをチェック!

江戸野 陽子先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

皆さんは、毎日の食事作りにどのくらいの時間をかけていますか?
時間がない中でも、家族や自分のためにおいしいごはんを作りたいものです

そんなときに「途中まで調理した食材」があるととても重宝しますよenlightened
そのひとつが、炒め千切り野菜です

野菜はタマネギ、ニンジン、キャベツ、ピーマンなど、様々な料理に使える物がおすすめ。
作り方は、野菜を千切りにして、お好みの油を引いたフライパンで、塩と料理酒をふって炒めるだけ。


ポイントは野菜を千切りにすること
火の通りが早く、調理時間が短縮でき、もっと細かくみじん切りにするなど、作りたい料理に対して応用が利きます

油はゴマ油、米油、オリーブオイルなどお好みの物で良いですが、バターなどの動物性油脂は、冷蔵庫で保存すると白く固まってしまうので、植物性の油がおすすめです

味付けは、他の料理に使うことを考慮して、ひとつまみかふたつまみの塩のみにしましょう。
野菜そのもののおいしさを感じられる味付けにしておけば、スープに入れたり、卵焼きの具にしたりと、料理作りに役立ちます

料理酒(または水)を加えることで、焦げ付きにくくし、加える油も少量で済みますよ

炒め千切り野菜は、作り置きして活用しますが、作ってから2日以内に食べた方がおいしいです
たくさん作って食べ切れないときは、小分けにして保存袋に入れ、冷凍すると良いでしょう。

私は、夕食が終わってキッチンを片付けながら、次の日の準備をするときに、炒め千切り野菜を作ることが多いです。

あらかじめ火の通った食材があると、時間がない朝でも、それ程バタバタせずに朝食の用意ができ、1日のはじまりがスムーズになるのです。

家事の時間は人によって様々だと思いますが、準備時間を含めてルーティーンにすると、身体がすっと動く気がします。
ある程度決まった時間に同じことをするように、スケジュールしてみてはいかがでしょうか

さて今回のレシピは、炒め千切り野菜を利用した「炒め野菜の生春巻き」をご紹介します。

炒め千切り野菜は、パスタに加えたり、ご飯に混ぜたり、魚や肉の添え野菜にしたり、色々と活用して下さいね。
もちろん、そのまま食べてもおいしいですよ
ぜひお試し下さいyes



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で炒め野菜の生春巻きのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

寒さの厳しい冬が明けると、大地のエネルギーをたっぷり吸収した様々な山菜が芽吹きます
これらを総称して「春山菜(ポムナムル)」と言い、韓国の方にとっては特別な想いがある食材です。

韓国では、植物が育たない冬の期間、乾燥や発酵させた保存食材を活用した食事が中心となります。
だからこそ、旬の味わいが楽しめる春山菜は「別味(ピョルミ)」と呼ばれ、ごちそう扱いです

そんな春山菜のひとつに「行者ニンニク(山ニンニク)」があります。
ネギ属の多年草で、日本では関西から北海道の山岳部で栽培され、韓国では北部の江原道(カンウォンド)や、江原道の東側にある鬱陵島(ウルルンド)が特産地です。


ニンニクに似た香りがするため、韓国では「山ニンニク」と呼ばれるのが一般的。

日本では、修行者が山にこもるときに食べたことから「行者ニンニク」と名付けられましたが、香りが強い野菜は「禁葷食(きんくんしょく)」と言って、一部の修行者は、宗教上の規則により食べられない食材ですenlightened

行者ニンニクはニンニクと成分も似ていて、匂い成分であるアリシンは、ビタミンB1と結合して疲労を回復したり、新陳代謝を活発にしたりします。
さらに、抗酸化作用のあるビタミンEを含み、風邪予防やコレステロール、中性脂肪を減らす効果が期待できるのもポイント

韓国で、行者ニンニクをどのように食べているかご紹介しましょう

●包み野菜
韓国の焼肉に代表されるように、韓国では肉や魚(刺身)、ご飯と様々な野菜で巻いたり包んだりして食べるため、行者ニンニクも包み野菜として使用。

その他、焼肉などに添えられる合わせ味噌(サムジャン)を付けて、野菜スティックのように食べることもありますよ

●和え物
湯がいた行者ニンニクに、塩、ゴマ油、粉唐辛子などで味付けして和え物に。
ご飯に混ぜて食べる、ビビンバの具材にするのもおすすめです

●キムチ
行者ニンニクを塩漬けしたあと、キムチのタレに漬け込みます。
生の山菜が手に入ったら、旬の味を楽しみながら、保存食作りも同時に行なうのが韓国スタイル

●しょうゆ漬け・味噌漬け
韓国語で「チャンアチ」という、しょうゆや味噌ベースのたれで保存する漬物です。
ここ数年、韓国ではサムギョプサル(豚バラ焼肉)に行者ニンニクのしょうゆ漬けがセットになったメニューが流行しています

そこで、本日ご紹介するレシピは「行者ニンニクのしょうゆ漬け」です。

韓国で人気のあるメニューは、私も食べて納得しました
サムギョプサルと行者ニンニクを一緒に食べると、豚肉の脂がさっぱりと感じるのです。その他、ご飯のお供にもおすすめですよyes
冷蔵庫で1ヵ月は保存ができますので、手に入るときにまとめて作って下さいね!



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で行者ニンニクのしょうゆ漬けのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

これから夏にかけて、キュウリやトマト、レタスなどの夏野菜がおいしく感じる季節ですね

みずみずしい夏野菜は、生のまま食べる料理に向いています。
サラダの他、ライスペーパーで包んで、生春巻きの具にするのもおすすめです
そこで今回は、これからの季節に大活躍する「ライスペーパー」についてご紹介しますenlightened


ベトナム料理の定番「生春巻き」でおなじみのライスペーパーは、名前からも分かる通り、主原料はお米です。

米を砕いて乳液状にした物を布の上に丸く広げ、熱水蒸気で蒸し上げたあと、乾燥させます。
しっかりした食感にするために、タピオカなどのデンプン類を混ぜることもあるようです。

一般的には火を通さない食材を包む「生春巻き」は、一度水に浸してやわらかくしてから、レタスなどの生野菜とエビなどの魚介類を包み、甘いたれを付けて食べます。

ライスペーパーとよく似た食品に、春巻きの皮がありますが、こちらは小麦粉が原料です。炒めた豚肉や野菜などの具材を春巻きの皮で包み、油で揚げる料理。

油分の摂取を気にする方にとっては、生春巻きはヘルシーメニューと言えますが、ライスペーパーも春巻きの皮も、主成分は炭水化物。
たくさん食べる場合は、主食(ご飯やパン)は控え目にして、炭水化物(糖質)の摂りすぎに注意すると良いでしょう

ライスペーパーは、中途半端に残ってしまったり、保存中に形が欠けてしまったりというのはよくあること。そんなときにおすすめのレシピをご紹介しますyes

水で戻したライスペーパーを2〜3枚重ね、ケチャップと好みの具材、チーズを乗せてトースターで焼くと、食感の良いパリパリのピザに
同じようにして、クレープやガレットの生地として利用することもできますよ。

また、水で戻したライスペーパーを細長く切って、フォー(米麺)として活用することも!
乾燥した状態で形がバラバラになってしまったライスペーパーのかけらは、スープの具材に最適です
コンソメスープ、ミネストローネ、ポタージュ、中華風スープなど、どんなスープにもよく合います

その他、原料はお米なので、油で揚げればおせんべいとして楽しめます
ライスペーパーは、使い方次第で様々な料理に使えますので、ぜひ試してみて下さいね。

さて今回のレシピは、ライスペーパーを使ったスイーツ「生春巻きのフルーツロール」をご紹介します。
涼やかな見た目が、これからの季節にぴったり
お好みのフルーツやクリームを包んで、楽しんで作って頂けたらと思います。



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で生春巻きのフルーツロールのレシピをチェック!

吉田 由子先生

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