料理家の先生がつづるお料理ブログ

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また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。

今年の7月から、豆腐料理を中心とした記事を掲載させて頂きましたが、あっという間に年末ですね

忙しい年末の最中、新年を迎える準備をそろそろはじめているという方も多いのではないでしょうか。
今回の豆腐料理は、おせちの一品をご紹介します
おせちは本来、子孫繁栄や健康長寿の願いを込めて、おめでたい料理を詰めたもの。
伝統を大事にしながらも、時代の変化に合わせたものが作られるようになっているのです

そこで今回は、エビ入りのがんもどきを作りたいと思いますyes
がんもどきは、関西ではひりょうず(ひろうす)とも呼ばれ、漢字で「飛竜頭」あるいは「飛龍頭」と書きます。

実は「がんもどき」と「ひりょうず」は材料も製法も違う料理で、いつから同じ料理を指す名前となったのか、なぜこのような名前になったのか、その由来は謎のままですheart

そんな、がんもどきですが、作り方は至ってシンプルenlightened
つぶした豆腐に、長芋や片栗粉などのつなぎを入れ、お好みの具材を足して丸めて揚げるだけ。
揚げたての食感は、外はサックリ、中はフワフワ。
少し時間が経てばしっとりとします

そのまま食べてもおいしいですし、こだわりの塩を添えたり、ダイコンおろしで頂いたりしてもおいしいです。
また、お鍋やおでんの具材にもぴったり、葉物野菜やサトイモなどと一緒に煮るのも良いですね


おせちに入れるなら、華やかなエビ彩りに青のりを加えた、風味豊かながんもどきがおすすめ。
保存期間は3日が目安のため、食べきれないときは一時冷凍保存すると良いでしょう

さて、がんもどきに使う豆腐はどんなものが良いでしょうか?
揚げるときに丸く成形するため、ある程度の固さがある木綿豆腐をイチオシします
どんな木綿豆腐でも良いですが、強いて言うなら、固めで、国産大豆を使った大豆本来の味がする物が良いですね。
これをキッチンペーパーで包んでお皿やバットに置き、まな板など均等に重さのかかる重石をして、30分程水切りします

水切りした豆腐をすり鉢でなめらかにしたら、すりおろした長芋・卵白・片栗粉を加えてさらに混ぜ合わせます。
長芋はトロトロしていて、豆腐となじみにくいので、しっかり混ぜるのがポイントです
豆腐の水切り具合や水分の含有量によって生地がまとまりづらい場合は、片栗粉の量を増やして調整して下さい。

がんもどきひとつの大きさは、あまりに大きいと揚がるのに時間がかかってしまうので、家庭で作る場合は小さじ(5ml)ですくえる量が適量です。
これはレシピの写真を参考にしてみて下さいね

今回は「エビと青のりのがんもどき」ですが、季節に合わせてひじき・そら豆・大葉・ニンジンなどで作ってもおいしいですよ。
ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でエビと青のりのがんもどきのレシピをチェック!

江戸野 陽子先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

毎日の食事は、単に栄養を摂取するだけでなく、誰かとコミュニケーションを取ったり、家族でだんらんしたり、ほっと一息ついたりと、人によって様々なシーンに変わりますね

どんな場面でも、食事がおいしいと感じると、気分が良くなってその場の雰囲気も良くなり、身体への栄養吸収も活性化します

人が食べ物をおいしそうだと感じる要因には、匂いの他、目から入る「色」の情報があります。
例えば、色が入っていると彩りが良くなり、おいしそうと感じやすくなるのです
ハンバーグの付け合わせにミニトマトコーンブロッコリーなどが添えてあるだけで、見た目のおいしさがアップしますよね

赤や黄色などの暖色系の色は、脳の空腹中枢を刺激して食欲を増進させる効果があり、自然由来の食材の中に存在しない青色は、食欲を減退させる作用があると言われていますenlightened

以前、アメリカで青系のクリームがかかったホールケーキがパーティーのときに登場したのですが、「すごい色!?」とは思ったものの、おいしそうには感じませんでした


食卓を豊かにするには、料理自体の彩りや盛り付けも大切ですが、箸置きやランチョンマットなど、料理を取り囲む小物使いにもポイントがあります
例えば、季節によって使用する小物の色合いを変えてみるのはいかがでしょうか。

赤や黄色は暖色、青や紫は寒色という色の区分があるように、色には暖かさ寒さといった感覚をイメージさせるものがありますbroken heart

寒い冬は暖色系のランチョンマットを使用したり、暑い夏は寒色系のテーブルクロスに取り替えたり、小物類で快適な季節感を演出するのがおすすめです

また、普段遊びに使っている折り紙も結構重宝しますよ。
白い紙の上に飾り切りした折り紙を貼れば、素敵なランチョンマットになりますし、折り方を工夫すると箸置きにもなります

その他、和紙の折り紙で作るとまた違った味わいになりますし、季節に合ったイラストのシールを貼って、行事を盛り上げるのも楽しいですね

特別に買い揃えなくても、身近な小物使いで普段の食卓に変化を付けることができます。
ちょっとした工夫で食卓が豊かになると、食事はよりおいしく感じられ、より身体への消化吸収も促進されるので、ぜひ日々の食卓に取り入れてみて下さいねyes

さて今回は、「チキンとカリフラワーのパン粉和え」をご紹介します。
チキンと野菜をオーブンで焼き、乾煎りしたパン粉を和えたフライドチキン風の一品。
来週のクリスマスパーティーのメニューにおすすめです
赤や緑、ゴールドなどクリスマスカラーの小物を使って、楽しい・おいしい食卓をお試し下さいね



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でチキンとカリフラワーのパン粉和えのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

2018年はいよいよ平昌(ピョンチャン)五輪が開催されますね!
広報活動をかねて、10月に平昌の江原道(カンウォンド)に行ってきました

江原道は韓国の北東部に位置し、8割程が山岳地帯で、東側は海に面しています。
特産品として挙げられるのは、山の恵のバラエティに富んだ山菜や、海の恵のイカ、サケ、タラなどの海鮮
その他、ジャガイモ、そば、トウモロコシも有名です

飲食店では、地元で採れた食材を使ったおかずがテーブルにずらり。
見た目は素朴ですが、食べた瞬間に目が丸くなるようなおいしさを感じます

江原道の海側にある江陵(カンヌン)という街では、郷土料理のスンドゥブが有名です。
皆さんが思い浮かべるスンドゥブと言えば、「真っ赤なスープにアサリ、卵、おぼろ豆腐が入った料理」が一般的ですよね?

江陵の名物であるスンドゥブは、白いスープにおぼろ豆腐が入っているだけの物です。


16世紀に活躍した文臣の許曄(ホ・ヨプ)が、江陵エリアの草堂(チョダン)に暮らしていました。
舌が肥えていた許曄が、江陵の清らかな海水を利用して豆腐を作らせたのが始まりで、草堂スンドゥブと名前が付く程の特産品となりました。
400年以上経った現在でも同じ製法で作られていますyes

1970年代には、草堂近辺にスンドゥブ専門の飲食店が立ち並ぶようになり、スンドゥブ村として有名になりました
韓国の飲食店は、日本の韓国料理店のように、様々な韓国料理がある訳ではなく、ひとつの料理をメインに提供している専門店が中心です。

スンドゥブ専門店なら、メインのスンドゥブに、数種類のおかずとご飯がセットになった定食が基本メニュー。
この定食にスープはなく、スンドゥブがメインと汁物をかねています。

白い見た目から薄味を想像しますが、一口食べてみると、思ったよりもしっかり味が付いていますbroken heart
最初はそのままで、途中からしょうゆだれを加え、最後にキムチを入れて3つの味の変化を楽しめます

おかずにはモトゥブという、おぼろ豆腐を押し固めた物もありました。
私がそのとき食べたモトゥブは、辛く煮付けてあり、メインのスンドゥブとは食感や味が違って、食が進みました

お店のメニューに、「チャンポンスンドゥブ」の文字を見つけ、どんな物かお店の人に尋ねたところ、海鮮をたっぷり入れた辛いスンドゥブとのこと。
海に近い地域ならではのアレンジメニューですね

そこで本日のレシピは、「チャンポンスンドゥブ」をご紹介します。
本来はムール貝やイイダコを使うのですが、日本では手に入りにくい食材のため、アサリやカキなどで代用しました
煮込みながら食べる鍋料理にするのもおすすめです。
寒い季節は、チャンポンスンドゥブで温まって下さいねyes



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でチャンポンスンドゥブのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

気温がぐんと下がり、お鍋がおいしい季節になりましたね
お鍋は、野菜や肉、魚介を一緒に煮込めばバランスの良い食事になりますし、アツアツを食べて身体が温まるのもうれしい、主婦にとってありがたい冬の代表メニューです

今回は、そんなお鍋に欠かせないポン酢などに利用される柑橘類「ゆず・かぼす・すだち」についてご紹介します。


ゆず・かぼす・すだちは、柑橘類のなかでも特に香酸柑橘と呼ばれ、独特の風味と香りで料理を引き立ててくれます。
他にも、レモンやライム、シークワーサーなどが香酸柑橘にあたります。

ゆず
中国が原産で、飛鳥・奈良時代に伝来したとされています。
100〜120gの大きさで、さわやかな芳香と適度な酸味のある果実です。
初夏には「青ゆず」が流通し、一般的な「黄ゆず」は秋から出回るなど、基本的に通年手に入りますが、12月が最盛期です。

果汁は鍋物や酢の物に利用し、果皮は薬味や吸い口などに利用します。
お菓子やマーマレードなどに加工した物もおなじみですね

ゆずと言えば、冬至の日の「ゆず湯」を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
ゆず湯に入る習慣は江戸時代からあったと言われています。
冬至は「湯治」、ゆずは「融通が利く」などの語呂合わせから、冬至にゆず風呂に入って無病息災を願ったとされています。

また、昔から強い香りのする植物は邪気を払うと考えられており、ゆずをお風呂に入れて邪気祓いをし、良い運を呼び込むために身体を清める意味もあるようです

かぼす
ゆずの近縁種で見た目も似ていますが、100〜150gとやや大きく、独特の香りと強い酸味が特徴的。
特産地は大分県で、ふぐ料理や鍋料理、焼き魚の風味付けとして利用され、最近では果汁飲料として加工されることも多くなっています。

収穫時期は9〜10月頃。緑色の果皮は熟すと黄色くなりますが、より風味の良い緑色の時期の物がおすすめです

すだち
かぼすと同じくゆずの近縁種で、30〜40gと小さく、ゴルフボールくらいのサイズ。
徳島県の特産品として有名です。
適度な酸味と香りがあり、果汁はマツタケ料理によく利用されます。
他にも、焼き魚、刺身、豆腐料理、ステーキ、鶏の唐揚げなど様々な料理に使われます。

収穫時期は果皮がまだ緑色の8〜10月で、12月頃まで収穫できます。
かぼすと同じく、緑色の果皮は熟すと黄色くなりますが、未熟な緑色の方が風味豊かです。

ゆず・かぼす・すだちについてそれぞれの特徴をご紹介しました
それぞれ風味が微妙に違いますので、お好みに応じて使い分けを楽しんでみてはいかがでしょうか。

いずれも健康維持に欠かせないビタミンCが豊富ですので、体調を崩しやすいこれからの季節を元気に乗り切るためにも、積極的に取り入れていきたいですね

店頭で購入するときは、果実にツヤと張りがある物を選ぶと良いでしょうenlightened
冷暗所での保存が基本ですが、長期保存する場合は、乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ。
輪切りにして1枚ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存しておくのも便利でおすすめです

さて今回は、「ゆずこしょうとクリームチーズのペンネ」をご紹介します。
ありそうでなかった和風のゆずこしょうと洋風のクリームチーズの組み合わせがおいしい一品です。
ゆずこしょうの分量は加減して、お好みの味付けを見つけてみて下さいね。
ぜひお試しを



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でゆずこしょうとクリームチーズのペンネのレシピをチェック!

吉田 由子先生

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