2012年8月の記事
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
先日買い物に出かけたとき、新しい箸を買いました
我が家の家族は、別々の箸を使っているのですが、その好みは、まさに人それぞれ。
箸は、中国の黄河流域が発祥と言われる伝統的食具のひとつ。日本をはじめ、中国や台湾、韓国、ベトナムなど、東アジアを中心とした地域で現在も習慣的に使われています。
日本では、「古事記」に箸についての記述があり、奈良〜平安期の貴族社会が描かれた「枕草子」「源氏物語」などの書物にも、豪華な銀の箸が多数登場します
箸専門店に行けば、材質から削り方まで数多くの種類があり、目移りしてしまいます。
実は、箸の材料となる木は、縁起との結び付きがあります。
例えば杉の箸で有名な「利休箸」は、その名の通り、茶の大家・千利休が、客人への招きと一期一会の心遣いをもって、吉野杉の赤身を1本1本削って作ったことに由来します。
お正月の祝い箸と言えば、柳がよく使われますが、これは「家内喜」と当て字されます。
木肌の純白な美しさと、「柳に雪折れなし」と言われる、しなやかさゆえに折れにくいところから、縁起良しと言われるためです。
檜や杉は、長生きの木であることから「長寿」の象徴でもあります。
南天の箸は「難転(なんてん、難を転ずる)」という縁起が…と、知れば知る程、興味深い世界なのです。
毎日使う物だからこそ、手に、そして口になじむ物を。
日本を代表する食具「箸」を見直してみると、楽しいかもしれませんね
さて今回は、箸でもすっと切れるやわらか豚の角煮をご紹介します。
黒酢で煮るので脂っぽさが消え、しかもコクと甘みと程良い酸味が楽しめます。
日持ちがするので、たくさん作ってお弁当のおかずにも。ぜひお試し下さい
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国のスイーツ「ホットク」をご存じですか?
日本のおやきに近く、中に甘いあんが入った、油で焼いたスイーツです。
コリアンタウンの新大久保には、ホットクの屋台が人の流れとともに増え、おいしいお店はお客さんが列をなして賑わっています。
最近では日本のスーパーで、ホットクの素や完成品の冷凍が買えるようになり、身近な韓国料理のひとつになりました
日本人にも親しまれているホットク。
いつ生まれたのでしょう?
ホットクは、100年程前に中国から朝鮮半島に伝わりました。
漢字でホットクは「胡餅」と書き、中国もちを意味します。
伝わった当初は蒸したり、油を使わずに焼きあげたりしていましたが、現在は油で焼いた物が主流になりました。
本場のホットクは黒砂糖や蜂蜜入りがオーソドックスですが、日本のホットクにはオリジナリティがあり、あんこやチーズ入りが大人気です
最近ではキムチ入りも登場して、小腹がすいたときの軽食感覚で食べられるのが魅力です。
そもそも、ホットクは小麦粉やもち粉でできているので、甘い物、辛い物、どんな具材でも合うんですね。
また、ホットクにアイスやフルーツをトッピングして、オシャレな一品に仕上げている韓国料理店やカフェもあります
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
まだまだ残暑が厳しい時期ですが、夏の疲れがどっと出るのがこの時期です。
夏バテの代表的な症状
・身体がだるく、疲れが取れない
・食欲低下、下痢などの胃腸の不調
夏バテの主な原因
・そうめんや冷やしうどん、ざるそばなどの糖質に偏った食事
・クーラーの温度差による自律神経系の不調
・暑さによる睡眠不足
・かき氷やアイスクリーム、冷たい飲み物の摂りすぎで胃腸が冷えている
これらの症状が思い当たる方は、要注意
そこで、夏バテ解消最強トリオ(豚肉・梅干し・タマネギ)の登場です
豚肉の「ビタミンB1」は、ウナギに匹敵する量が含まれており、夏バテ解消に最適の食材!
また、梅干しの「クエン酸」は疲労回復効果があり、タマネギの「アリシン」は代謝をアップさせます。
まさに、夏バテ解消に最適な食べ合わせです。
今回は、脂肪が少ない豚ヒレ肉を使った「豚ヒレ肉の梅風味生姜焼き」のレシピをご紹介します。
傷みにくいので、夏場のお弁当にもオススメです。
しっかり食べて、体調を整えていきましょう
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
8月と言えば、待ちに待った夏休み
子供の友達が遊びに来たり、帰省したりと、何かと人が集まることが多い季節ですね
そんなときに出番が多いのが、ホットプレート。
そのまま食卓に出せるので、みんなで料理を囲むときには、大活躍の調理器具です
定番の焼肉以外にも、パエリアや鍋物などバリエーションは豊富です。
ホットプレートを新しく購入するときには、少し高さのある物を選ぶと、鍋物もできるので、用途が広がりおすすめです
ホットプレートはテフロン加工の物が多いので、金属ベラなどを使ってしまうと、表面に傷が付いてしまいます
ゴムベラ(耐熱用)や菜箸など、表面に傷が付きにくい物を使いましょう。
今回は、そんなホットプレートを使った、そのまま食卓に出してもOKの中華風の炊き込みご飯をご紹介します。