2013年5月の記事
こんにちは、
料理家の野上優佳子です。
5月も今日で終わりを迎えますが、 「五月豆」 と言われる豆があるのを、皆さんはご存知ですか。
正解は、「そらまめ」 。
空豆とも蚕豆とも書きます。
サヤを開けば、ふわふわした綿のような中に、大きな粒が収まっています。
ふっくらしていて、美しい緑色で、食べ応えも香りも豊か。
豆好きな私はこのソラマメが出回るのを毎年心待ちにしています。
世界的に食材としての歴史は大変古く、古代エジプトやローマでは主食の1つ でもあったと言われています。
特にエジプトは今でも、「フール」と呼ばれる干しソラマメを煮た物や、「ファラフェル」というソラマメをつぶして揚げたものなどはとてもポピュラーです
日本に渡って来たのは8世紀とも言われますが、
その一方で江戸時代慶長年間の頃に中国から渡来したことを受けて「唐豆」と呼ばれたという説も。
これにとどまらず別名が数多くある豆で、五月豆の他にも、夏豆や天竺豆、雪割豆など、日本全国各地でいろいろ呼ばれていて、どれもなかなか魅力的な呼び名です。
ソラマメは雷嫌い だという、ユニークな言い伝えがあります。
播州赤穂(今の兵庫県)地方には、ソラマメの開花中に雷が鳴るとソラマメが成り負けて実が成らぬ、と言われたのだとか。
昔は春の雷が珍しく異常気象だと思われていて、それが怒るのは不吉だと恐れられたことが背景にあるようです。
さて今回は、このソラマメと金目鯛を使った炊き込みご飯をご紹介します。
初夏らしい色合いで、おいしさ抜群。ぜひお試し下さいね。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓流という言葉が、日本に浸透して10年になります。
みなさまご存知のように、ブームの火付け役は韓国ドラマ「冬のソナタ」。
ドラマの影響で、韓国に興味を持つ方が急増
10年を迎えた韓流は、今やブームから文化になったと個人的には思っています。
冬のソナタの舞台になった韓国の春川(チュンチョン)は、湖や島など豊かな自然に恵まれた観光地
ソウルから列車に乗って1時間程度で行けるので、気軽に日帰り旅行を楽しめます。
チュンサンとユジンがデートをした南怡島(ナミソム)は、冬ソナの撮影がきっかけで、1年中観光客で賑わっています
私も一度だけ訪れたことがありますが、ドラマにも度々登場したメタセコイア並木は、趣があって癒されますよ
さて、春川(チュンチョン)の名物料理といえば、 「タッカルビ」。
元々は鶏の鍋料理だったのですが、アレンジが加えられ、コチュジャンなどの調味料で味付けした鶏肉を、野菜と一緒に炒めるスタイルになったそうです
春川明洞タッカルビ通りは、名前の通りタッカルビ屋が立ち並び、いつも賑わっています。
お店に入ると、メニューはほぼタッカルビのみ。
本場では、鉄板の上で焼き上げます。
最後は少しだけタッカルビを残しておき、ご飯を追加してチャーハンで仕上げて食べ尽くすのが韓国流ですね
タッカルビは、名前にあるように本来骨付きを使用するのですが、食べやすさを考えて、骨なしを使うことが多くなりました。
家庭でも作りやすいですよね。
そこで、本日はタッカルビのレシピをご紹介いたします
レシピには書いてありませんが、韓国のお餅を加えるとボリューム感があって、食べ応えありますよ
こんにちは!
料理研究家のひろろ こと 竹内ひろみです。
だんだんと温かい日から暑―い!
と感じることが多くなり、
フレッシュジュースが美味しい季節となりました
市販のジュース売り場に行くと、美味しそうなジュースがたくさん売っていて、迷ってしまいますね。
ついつい、新発売
に手を出してしまう私ですが
そんな中、
私がよく購入するのは「リンゴジュース」
リンゴジュースはただ、ドリンクとして飲むだけでなく、
お料理やちょっと具合の悪いときの飲み物としても使えるので、
けっこう重宝するジュースなのです
例えば、サツマイモの煮物を作るときに
リンゴジュースで煮る と適度に甘味と風味がつき、お砂糖で煮るよりも
さっぱりとした甘味に仕上がります
また、鶏肉の煮物のようなお砂糖を加えて煮るような煮物に
リンゴジュースを砂糖の代わりに加えても
熱が出て、あんまり食欲がない
・・・といった、ちょっと具合の悪いときにはリンゴジュースに葛粉を入れて とろみがつくまで火にかけて作る葛リンゴがおすすめです
これからの季節、氷入りのジュースがとってもおいしく感じますね!
そんなとき、製氷皿にリンゴジュースを入れて凍らせておくと、
氷をジュースにそのまま加えても味が薄まらないので、作っておくと便利です
その時、ミントの葉も一緒に型に入れると、
ジュースを注いだときに、ちょっとおしゃれな演出ができますよ
なんとなくすっきりした感じのリンゴジュース飲みたい場合は、レモン汁を加えましょう。
レモンの酸味とリンゴの甘味が適度に調和し、とっても美味です
リンゴジュースの種類ですが、
できれば、果汁100%の物のほうが、味も濃くておいしいのでおすすめです
本日、お伝えするお料理は
そんなリンゴジュースを使ったナチュラルなクッキー
「オートミールのざくざくクッキー」です。
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
そろそろ日差しがきつくなってきましたね
子供が生まれてからというもの、公園遊びや送り迎え、プールに海にと日焼けをする機会に恵まれ・・・
日焼け止めを塗っても塗っても日焼けしてしまうので、
せめて身体の中から紫外線対策を!とビタミンCをしっかりと摂るようにしています。特に5月はシミやたるみの原因となる、紫外線のUV-Aが1年のうちで一番多く降り注ぐ時期でもあります。
今回のブログは、ビタミンCが豊富で美白効果が期待できる「キウイフルーツ」についてご紹介します。
「キウイフルーツ」には、ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。
キウイフルーツ1個で、成人女性の1日のビタミンCの所要量を満たすことができます。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助け、日焼けによるメラニン色素の生成を阻害して、肌を白く保つ効果が期待できます。
キウイフルーツを食べると、舌がピリピリと刺激を受けたり、のどがイガイガしてしまうことがあります。
また、キウイフルーツを使ったゼリーが固まらないことがありますが、これらは たんぱく質分解酵素のアクチニジンによるものです。
アクチニジンは、お肉をやわらかくしてくれる効果がありますし、肉料理のソースやデザートに使うと、消化を助けてくれます。
さて、今回は『ポークソテーキウイソースがけ』のレシピをご紹介しています。
キウイフルーツの甘酸っぱいソースは、豚肉と相性抜群
ぜひお試しくださいね