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また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

2018年12月の記事

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国には「チョルミョン」と呼ばれる冷麺に似た麺料理があります。チョルは「シコシコ」、ミョンは「麺」の意味です

冷麺は、北朝鮮の首都・平壌(ピョンヤン)が発祥の料理。
1849年に刊行された、朝鮮の年中行事や風俗を記した書「東国歳時記(トングクセシギ)」に冷麺についての記述があるほど、歴史深い料理です

2018年9月に行なわれた南北首脳会談の晩餐会で、北朝鮮を代表する料理として冷麺が振る舞われたのは記憶に新しいですねyes

それに対してチョルミョンの歴史は浅く、1970年頃、韓国の首都ソウルに隣接する都市・仁川(インチョン)で誕生したと言われています。


冷麺は、練り上げた生地を機械で押し出し、小さな穴が開いたプレートを通して細長い麺に加工されます。
ある日の冷麺製造工場で、通常よりも大きな穴の開いたプレートで生地を押し出してしまう間違いが起きました

規定の物ではないため、廃棄処分されるところでしたが、それを知った近隣の飲食店が引き取り、コチュジャンで味付けをして混ぜ麺にしたことが、チョルミョンのはじまりという説があるのです。

もともと韓国には、冷麺の麺やそばにコチュジャンソースをかけ、たっぷりの野菜などと一緒に混ぜ合わせて食べる料理が浸透していただけに、チョルミョンは韓国の方たちにごく自然に受け入れられたようです

とは言え、冷麺の主原料はそば粉とでんぷんで、現在のチョルミョンは小麦粉が原料なので、間違いがもとで生まれたチョルミョンも、改良を重ねて現在の形に辿り着いたと考えられますenlightened

また、冷麺の専門店は数多くありますが、チョルミョンには専門店がなく、のり巻き屋さんや軽食店などで気軽に食べられる人気メニューのひとつです。

自宅で食べられるように、ソースと麺がセットになったインスタント食品もあり、ちょっとひと手間かけてソースを手作りする方も多いそうですよ。日本のうどんのような存在ですね

チョルミョンはコリアタウンの韓国系スーパーで購入できます。
冷麺とはまた違う食感を、試してみてはいかがでしょうか

さて今回は「スープチョルミョン」をご紹介します
チョルミョンの麺は、混ぜ麺として食べることが圧倒的に多いのですが、温かいスープにも合いますよ。
ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でスープチョルミョンのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

年末年始は、受験生にとって正念場yes
勉強の追い込みはもちろん、体調も万全に保ちたいところです。
食事を味方に付ければ、風邪を予防するだけでなく、勉強の効率を上げることも可能mail

夜遅くまで頑張る受験生のために、夜食を作って応援する方もいらっしゃることでしょう。ただ、夜食を食べると眠くなってしまい、せっかくの応援が裏目に出ることも。

そこで今回は、後に説明をします「食材のGI値」に注目し、眠くなりにくい夜食のポイントをご紹介します!


GIとは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略称で、食後血糖値の上昇を示す指標のこと。
最近よく耳にする「低GI食品」は、その食材を食べたときの血糖値の上昇度が低い食品です。

ご飯やパンなどの炭水化物が多い食品を食べると、血液中にブドウ糖が増え(=血糖値が上がる)、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、ブドウ糖が各細胞に取り込まれます(=血糖値が下がる)。
この血糖値の急激な変動が、食後に眠くなる要因のひとつと言われているのですenlightened

低GI食品を選ぶことで、血糖値の上昇を穏やかにし、食後の眠気を防ぐと考えることができます
炭水化物の多い主食(ご飯やパン、麺類など)はGI値が高い物が多いですが、穀物の精製度の違いによって、GI値に差が出ます。

例えば、白米よりも、精製度の低い雑穀や玄米の方が、GI値が低いことが分かっています。また、肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質が多い食品は、血糖値は上がりにくく、GI値は低めです。

精製度の低い穀物と、たんぱく質の多い食材を活用することで、満足感があって眠くなりにくい夜食を作ることができますyes
具体的な例を挙げると、おにぎりを準備する場合は、白米だけのおにぎりより、たんぱく質であるサケを使った雑穀米のおにぎりがおすすめです

食材の選び方の他、食べる量や食べ方も大切
低GI食品を使っても、たくさん食べると眠くなってしまいます。適量を意識し、よく噛んで食べるようにしましょう。

低GI食品を取り入れ、食後の眠気を防ぐ考え方は、ビジネスパーソンの昼食にも応用できます。昼食後に強い眠気を感じるという方は、ランチ選びの参考にしてみて下さいね

さて今回のレシピは、今年注目を集めたサバの水煮缶と、最近話題の全粒粉のパンを使った「サバのリエットサンド」をご紹介します。

青魚であるサバには、EPAやDHAといった良質な油が含まれているのも、受験生にはうれしいポイント。受験生を応援する夜食メニューに加えてみてはいかがでしょう。

平成最後の年末となりました。本年も一年間ありがとうございました。
良いお年をお迎え下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でサバのリエットサンドのレシピをチェック!

吉田 由子先生

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。

今回は、クリスマスが近いことにちなんで、「型抜きジンジャーブレッドクッキー」を作ろうと思います

ジンジャーブレッドクッキーとは、欧米のクリスマスでは定番の、人の形を象った可愛らしい型抜きクッキーのこと。
名前にジンジャーと入っているように、ショウガやシナモンなどのスパイスを加えた物が多いです。

アイシング(砂糖と卵白で作るクリーム)でデコレーションされたクッキーが、クリスマスツリーに飾り付けられているのを、本やテレビ、映画などで見たことがありませんか?


ジンジャーブレッドクッキーが生まれた経緯は諸説あり、16世紀のイギリスで、病気(ペスト)の予防にショウガが有効だと推奨したヘンリー8世を象ったという説や、ショウガやシナモンなどの香辛料が魔除けの意味を持つことから、無病息災を願うクリスマスのお祝いに用いられるようになったとの言い伝えもあるようです

さて、クッキーの主な材料と言えば、小麦粉・バター・卵・砂糖enlightened
手作りするときに、バターと砂糖の分量を目の当たりにすると、こんなに油分や糖分が入っているのかと腰が引けませんか
そして、ちょっとの罪悪感も

手作りするときこそ、この罪悪感を少しでも減らしたい!と思っているので、おからパウダーを活用してヘルシーに仕上げます

おからは、豆腐を作るときにできる副産物。
栄養豊富な大豆の絞りかすのため、食物繊維、たんぱく質、糖質、ビタミンE、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどを含みます。

なかでも、食物繊維の量は豊富で、乾燥タイプのおからパウダーは、なんと大さじスプーン2杯でレタス1個分に相当するのです
一般的なクッキーより、ぐっとヘルシーで栄養価の高いクッキーです。
ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で型抜きジンジャーブレッドクッキーのレシピをチェック!

江戸野 陽子先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

だんだん寒くなってきましたね
これからしばらく、手足やお腹といった、身体のどこかが冷えるツライ季節。
寒さに負けないように、身体を内側・外側から温めて、元気に過ごしたいものですyes

そんなときに重宝するのが、ショウガ、ネギ、ニンニクなどの身体を温める食材enlightened
中医学では、食材それぞれに性質があり、その食物を食べることで身体を温めたり冷やしたりする効果があると考えられています。
香味野菜は、温熱性(身体を温める力)があるため、寒い時季にはうれしい食材です


しかし、ショウガなど料理の一部に使う香味野菜は、購入しても一度に使い切れず、干からびてしまったり、白カビが生えてしまったりといった失敗はないでしょうか?
せっかくなら、全部おいしく使い切りたいですね

私がショウガを購入したときは、その日のうちに、薄切り・千切り・みじん切りといくつかの形状に切り分けてから冷凍保存します

冷凍するときは、ちょっとひと工夫。
仕切りがある保存容器に、小分けにして入れるのがおすすめです。
また、そのまま冷凍すると凍り付いてかたまりになってしまうので、使う分ずつ、クッキングペーパーなど清潔な紙でくるんで冷凍しておくと便利ですよ

ネギは余らせてしまうことは少ないと思いますが、たくさんあるときは、青い部分はみじん切りにしてゴマ油で炒め、味噌に混ぜ込んでネギ味噌に。
だし汁を加えて味噌汁にしたり、そのままホカホカご飯にのせて食べたりと食事の用意を手助けしてくれます

ネギの白い部分は、時間が経つと切り口が変色するので、すぐに使い切れない場合は、小口切りにしてショウガと同じように冷凍保存しましょう

ニンニクはかなり日持ちしますが、冷凍するなら、外皮を取って半分に切り、芯を取り除いた状態で保存するのがおすすめ。
使うときは、冷凍庫から出して数分で半解凍状態になり、そのまま料理に使えます。ショウガほど硬くないので、切り分けて冷凍しなくても大丈夫ですよ。

余談になりますが、足先など身体が冷えていることが原因で眠れないときは、ショウガのスライスを入れた足湯に浸かり、足先を温めてから眠ると良いです

もちろん、ショウガ紅茶や黒砂糖ショウガ茶などの飲み物で身体を内側から温めるのもOK香味野菜を活用して、寒い季節を乗り切りましょう。

さて今回のレシピは、香味野菜で下味を付けた「たっぷり野菜と豚のショウガ揚げ」をご紹介します。

ショウガとニンニクの風味が食欲をそそる一品。
たっぷりの野菜と一緒に食べることで、栄養バランスの良い主菜になりますよ。
ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でたっぷり野菜と豚のショウガ揚げのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

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