こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
三年前の話になりますが、ソウル在住の知人から「ゴーヤを使った料理を教えて欲しい」と、連絡が来たことがありました。
そのとき教えたのは日本の一般家庭でもよく食べられている料理、「ゴーヤチャンプルー」。
もともとゴーヤは、朝鮮半島の南部地域でも栽培されていましたが、韓国ではあまり知られていなかったそうです。
しかし三年前に放送された情報番組をきっかけに、栄養成分とその効果が注目され、韓国でも注目されるようになったということです。
韓国のスーパーでも日本の食品や調味料が売られているので、現在、韓国の家庭でも、日本でお馴染みのゴーヤチャンプルーが、家庭料理として広がっているようです。

韓国語ではゴーヤのことを「ヨジュ」または「ビタメロン」と呼ばれています。
「ビタメロン」という名前は、ビタミンCが豊富であることから名付けられたそうです。
そのビタミンの含有量はなんとレモンの倍以上

ビタミンCは加熱に弱いので栄養効果を最大限発揮するには生食が良いと言われていますが、ゴーヤのビタミンCは加熱に強いので、ゴーヤチャンプルーのような炒め物はそのゴーヤの特性を活かした料理とも言えるのです
何と言ってもゴーヤは、糖尿病に効果があると言われています。
ビタミンB1は糖質の代謝を高め、そして、糖質の吸収を抑える食物繊維が血糖値の上昇を防ぎ、体内の塩分を排出させるカリウムは高血圧との合併症を予防します。
ここで、韓国でのゴーヤの食べ方をご紹介します
「漬物」
薄くスライスをして、しょうゆベースの漬物に。
または、キムチに仕上げることもあります。
どちらも保存食品なので、作り置きできるので便利です。
「チヂミ」
輪切りにして小麦粉と卵液をまぶし、ピカタのように焼きます。
少し手が込んだ物は、種を取った真ん中にひき肉ダネを詰め、衣を付けて焼きます。
その他には、スライスしたゴーヤを乾燥させて、お茶として飲用します。
ゴーヤーは種に植物インスリンが含まれていて、血糖値を下げる働きがあります。
毎日手軽に摂取したい場合は、お茶をお勧めしますよ
さて今回のレシピは「ゴーヤとジャガイモのチヂミ」です。

ゴーヤの苦みが気になる方は、下ごしらえのときに砂糖多めにいれると良いですよ
ぜひお試し下さいね
三年前の話になりますが、ソウル在住の知人から「ゴーヤを使った料理を教えて欲しい」と、連絡が来たことがありました。
そのとき教えたのは日本の一般家庭でもよく食べられている料理、「ゴーヤチャンプルー」。
もともとゴーヤは、朝鮮半島の南部地域でも栽培されていましたが、韓国ではあまり知られていなかったそうです。
しかし三年前に放送された情報番組をきっかけに、栄養成分とその効果が注目され、韓国でも注目されるようになったということです。
韓国のスーパーでも日本の食品や調味料が売られているので、現在、韓国の家庭でも、日本でお馴染みのゴーヤチャンプルーが、家庭料理として広がっているようです。


「ビタメロン」という名前は、ビタミンCが豊富であることから名付けられたそうです。
そのビタミンの含有量はなんとレモンの倍以上


ビタミンCは加熱に弱いので栄養効果を最大限発揮するには生食が良いと言われていますが、ゴーヤのビタミンCは加熱に強いので、ゴーヤチャンプルーのような炒め物はそのゴーヤの特性を活かした料理とも言えるのです


ビタミンB1は糖質の代謝を高め、そして、糖質の吸収を抑える食物繊維が血糖値の上昇を防ぎ、体内の塩分を排出させるカリウムは高血圧との合併症を予防します。
ここで、韓国でのゴーヤの食べ方をご紹介します

「漬物」
薄くスライスをして、しょうゆベースの漬物に。
または、キムチに仕上げることもあります。
どちらも保存食品なので、作り置きできるので便利です。
「チヂミ」
輪切りにして小麦粉と卵液をまぶし、ピカタのように焼きます。
少し手が込んだ物は、種を取った真ん中にひき肉ダネを詰め、衣を付けて焼きます。
その他には、スライスしたゴーヤを乾燥させて、お茶として飲用します。
ゴーヤーは種に植物インスリンが含まれていて、血糖値を下げる働きがあります。
毎日手軽に摂取したい場合は、お茶をお勧めしますよ

さて今回のレシピは「ゴーヤとジャガイモのチヂミ」です。

ゴーヤの苦みが気になる方は、下ごしらえのときに砂糖多めにいれると良いですよ

ぜひお試し下さいね

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。
太陽がギラギラと照り付ける、夏らしい季節になりましたね

昨年の7月、初めて岡山県で豆腐マイスター認定講座を開催させて頂いてから、1年が経ちました。
おかげさまで、今月には3回目の開講を予定しています
岡山を中心とした中国・四国地方に豆腐マイスターを目指す方が増えているようで、うれしい限りです
私は、当日の窓口と料理講座を担当しているため、目下当日に紹介する料理を選定中。
この講座では、料理講師は自由にレシピを用意して良いので、とてもやりがいがあります
以前は、それ程手間がかからず、豆腐の味を活かしたレシピを用意するようにしていたのですが、ひとつ問題が……
それは講座の中で、日常ではまず食べない量の豆腐を食べ比べるので、料理講座でも豆腐の味を楽しむ料理だと、ちょっぴり飽きてしまうということです。
3回目にしてようやく気づいた事実……
そんな反省をもとに、豆腐の良さを活かしつつ、豆腐でこんなこともできるのね、という発見と驚きがあるレシピを考えているところです
さて、豆腐の味を前面に押し出した「THE 豆腐レシピ」と言えば、冷奴ではないでしょうか
おいしい豆腐の上に、お好みの薬味と調味料だけで頂ける、シンプルな料理。
基本はかつお節+しょうゆ+ショウガの組み合わせが一般的かと思いますが、最近は塩+オリーブオイルの洋風や、ハチミツ+ベリー(フルーツ)のデザート風の物もあって、おいしさが広がります
その他、豆腐サラダも、豆腐そのもののおいしさを感じられる料理ですね。
みずみずしい野菜と豆腐を合わせ、ドレッシングで頂くと、野菜のビタミンと豆腐のたんぱく質が一度に摂れるので、パワーサラダと呼ばれることもあります
こうした、豆腐が主役の料理を作るとき、どんな豆腐を選んでいますか?
最初の選択肢は固さの違い、絹か木綿。
絹豆腐はやわらかくてなめらかな食感が楽しめます
木綿豆腐はしっかりと固まっていて、食べ応えがあります
私が豆腐サラダによく使うのは、食感がなめらかな絹豆腐です。
物によってはやわらかくて崩れやすい絹豆腐もあるため、選ぶときはその点に注意します。
次の選択肢は消費期限の違い、生豆腐か充てん豆腐。
生豆腐は、豆腐が水に浮いた状態で販売されており、消費期限が短いです。
味が落ちるのも早いので、なるべくできたてを食べることをおすすめします
充てん豆腐は、パック内で豆乳を固めて作る豆腐で、消費期限が長いです。
作りたての生豆腐に味は劣るものの、安定してずっとおいしいので、購入後すぐに食べなくても大丈夫です
もし、すぐ食べることが分かっていれば、できたての生豆腐がおすすめです。

ぜひぜひ食べ方に合わせて、豆腐を選んで頂けたらと思います
それでは今回は、生の絹豆腐を使った「豆腐と水菜のゴマ味噌サラダ」をご紹介します。
サラダに使う生の絹豆腐は、崩れにくく、しっかりと形を保てるやわらかさの物を選ぶのがポイントです
パッケージに「やわらか」、「まろやか」といった表記があると、予想以上にやわらかいことがあるので、参考にして下さい。
そして、水分が多い野菜と相性が良いのは、味の濃い豆腐です。
こちらは、パッケージに大豆の品種名が明記されている物を選ぶと良いでしょう。
聞いたことがない名前でも、大豆の品種名が明記されている物は大豆の旨みが強い物が多いです
とは言え、あくまでパッケージ頼りの選び方なので、希望する豆腐をドンピシャで選べるとは限りません
私も何度となく、希望とは違う豆腐を選んできましたが、もし違っても「その豆腐にしかないおいしさを知ることができた」と前向きに捉えて、また挑戦してみて下さい!
豆腐選びって、本当に楽しいですよ

太陽がギラギラと照り付ける、夏らしい季節になりましたね


昨年の7月、初めて岡山県で豆腐マイスター認定講座を開催させて頂いてから、1年が経ちました。
おかげさまで、今月には3回目の開講を予定しています

岡山を中心とした中国・四国地方に豆腐マイスターを目指す方が増えているようで、うれしい限りです

私は、当日の窓口と料理講座を担当しているため、目下当日に紹介する料理を選定中。
この講座では、料理講師は自由にレシピを用意して良いので、とてもやりがいがあります

以前は、それ程手間がかからず、豆腐の味を活かしたレシピを用意するようにしていたのですが、ひとつ問題が……

それは講座の中で、日常ではまず食べない量の豆腐を食べ比べるので、料理講座でも豆腐の味を楽しむ料理だと、ちょっぴり飽きてしまうということです。
3回目にしてようやく気づいた事実……

そんな反省をもとに、豆腐の良さを活かしつつ、豆腐でこんなこともできるのね、という発見と驚きがあるレシピを考えているところです

さて、豆腐の味を前面に押し出した「THE 豆腐レシピ」と言えば、冷奴ではないでしょうか

おいしい豆腐の上に、お好みの薬味と調味料だけで頂ける、シンプルな料理。
基本はかつお節+しょうゆ+ショウガの組み合わせが一般的かと思いますが、最近は塩+オリーブオイルの洋風や、ハチミツ+ベリー(フルーツ)のデザート風の物もあって、おいしさが広がります

その他、豆腐サラダも、豆腐そのもののおいしさを感じられる料理ですね。
みずみずしい野菜と豆腐を合わせ、ドレッシングで頂くと、野菜のビタミンと豆腐のたんぱく質が一度に摂れるので、パワーサラダと呼ばれることもあります

こうした、豆腐が主役の料理を作るとき、どんな豆腐を選んでいますか?
最初の選択肢は固さの違い、絹か木綿。
絹豆腐はやわらかくてなめらかな食感が楽しめます

木綿豆腐はしっかりと固まっていて、食べ応えがあります

私が豆腐サラダによく使うのは、食感がなめらかな絹豆腐です。
物によってはやわらかくて崩れやすい絹豆腐もあるため、選ぶときはその点に注意します。
次の選択肢は消費期限の違い、生豆腐か充てん豆腐。
生豆腐は、豆腐が水に浮いた状態で販売されており、消費期限が短いです。
味が落ちるのも早いので、なるべくできたてを食べることをおすすめします

充てん豆腐は、パック内で豆乳を固めて作る豆腐で、消費期限が長いです。
作りたての生豆腐に味は劣るものの、安定してずっとおいしいので、購入後すぐに食べなくても大丈夫です

もし、すぐ食べることが分かっていれば、できたての生豆腐がおすすめです。

ぜひぜひ食べ方に合わせて、豆腐を選んで頂けたらと思います

それでは今回は、生の絹豆腐を使った「豆腐と水菜のゴマ味噌サラダ」をご紹介します。
サラダに使う生の絹豆腐は、崩れにくく、しっかりと形を保てるやわらかさの物を選ぶのがポイントです

パッケージに「やわらか」、「まろやか」といった表記があると、予想以上にやわらかいことがあるので、参考にして下さい。
そして、水分が多い野菜と相性が良いのは、味の濃い豆腐です。
こちらは、パッケージに大豆の品種名が明記されている物を選ぶと良いでしょう。
聞いたことがない名前でも、大豆の品種名が明記されている物は大豆の旨みが強い物が多いです

とは言え、あくまでパッケージ頼りの選び方なので、希望する豆腐をドンピシャで選べるとは限りません

私も何度となく、希望とは違う豆腐を選んできましたが、もし違っても「その豆腐にしかないおいしさを知ることができた」と前向きに捉えて、また挑戦してみて下さい!
豆腐選びって、本当に楽しいですよ


こんにちは、料理家の野上優佳子です。
コシアブラ、たらの芽、ワラビなど、今が旬の山菜
をあちらこちらで見かけますね
山ウドもそのひとつ
日光を当てずに栽培された軟白ウドとは違い、青々とした葉を付けています。
味は軟白ウドとほとんど変わりませんが、香りは山ウドの方がさらに爽やかなのが特徴的。
私は山菜の中でも山ウドが大好きで、その理由のひとつは「捨てるところなし」という食材として優秀なところ
それでは、部分ごとの代表的な調理法をご紹介しましょう

葉や穂先はてんぷらにするのに向いています。
揚げてカリッとした食感を楽しむのが最高
茎の部分は、表面の皮と内側の身に分けます。
ウドは調理している間に変色してしまうので、皮と皮をむいた茎は、アク抜きもかねてすぐに酢水に浸けると良いでしょう
皮は千切りにしてきんぴらにしたり、かき揚げの材料にしたりしてもおいしく頂けます。
皮をむいた茎は、シャキシャキした食感が魅力のひとつなので、食べやすい大きさに切って酢味噌和えや、味噌に漬け込んで風味豊かな漬物にするなど火を通さない調理法がおすすめです
また、一度に食べきれない程のウドが手に入ったときは、下処理をして冷凍保存すると良いでしょう。
下処理の方法
ウドは適当な大きさに切り、酢を入れた湯でざっと湯がいたら、冷水に取ってアク抜きする。
水気をしっかり切って保存袋に入れ、冷凍する。
こうしておけば、味噌汁の具にしたり、炒め物にしたり、塩もみキュウリなどと一緒にサラダにしたりとすぐに使うことができますよ
さて今回は、ウドの皮の部分を使った「ウド皮とニンジンのきんぴら」をご紹介します。
まさに捨てるところなしのウドの皮が、おいしい副菜に変身
ごはんのおかずに、お酒
のおつまみに、お弁当
にもぴったり。
ぜひお試し下さいね

コシアブラ、たらの芽、ワラビなど、今が旬の山菜


山ウドもそのひとつ

日光を当てずに栽培された軟白ウドとは違い、青々とした葉を付けています。
味は軟白ウドとほとんど変わりませんが、香りは山ウドの方がさらに爽やかなのが特徴的。
私は山菜の中でも山ウドが大好きで、その理由のひとつは「捨てるところなし」という食材として優秀なところ

それでは、部分ごとの代表的な調理法をご紹介しましょう


葉や穂先はてんぷらにするのに向いています。
揚げてカリッとした食感を楽しむのが最高

茎の部分は、表面の皮と内側の身に分けます。
ウドは調理している間に変色してしまうので、皮と皮をむいた茎は、アク抜きもかねてすぐに酢水に浸けると良いでしょう

皮は千切りにしてきんぴらにしたり、かき揚げの材料にしたりしてもおいしく頂けます。
皮をむいた茎は、シャキシャキした食感が魅力のひとつなので、食べやすい大きさに切って酢味噌和えや、味噌に漬け込んで風味豊かな漬物にするなど火を通さない調理法がおすすめです

また、一度に食べきれない程のウドが手に入ったときは、下処理をして冷凍保存すると良いでしょう。
下処理の方法



こうしておけば、味噌汁の具にしたり、炒め物にしたり、塩もみキュウリなどと一緒にサラダにしたりとすぐに使うことができますよ

さて今回は、ウドの皮の部分を使った「ウド皮とニンジンのきんぴら」をご紹介します。
まさに捨てるところなしのウドの皮が、おいしい副菜に変身

ごはんのおかずに、お酒


ぜひお試し下さいね


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
春本番となりました
この季節にしか味わえない山菜や野草がたくさん出回っていますね。
韓国でも日本と同様に、春に芽吹く野草
を食べる習慣があります。
春野草は韓国語で「ポム(春)ナムル(野草)」と言います
日本で「ナムル」と言うと、もやしやホウレンソウを和え物にした料理名を指すのが一般的ですが、韓国では料理名の他に、野菜や野草自体をナムルと呼びます。
韓国では、毎日の食事からたくさんの野菜を摂る習慣があるため、寒さが厳しい冬の間は、乾燥野菜などの保存食を活用しています。
そして、春の訪れとともに旬が味わえるようになるポムナムル料理は、別味(ビョルミ)と言います。
別味とは韓国語で、「特別においしい物」、「珍味」を指す言葉です
それでは、韓国で食べられているポムナムルをいくつかご紹介します!

白山菊(チィナムル)
形は日本のホウレンソウに似ていますが、味に苦味があります。
ゆでて、しょうゆや味噌で味付けしてナムルにしたり、ご飯と一緒に炊き込んだりして頂きます
ツルマンネン草(トルナムル)
春に黄色い花が咲くツルマンネン草は、地面を這うように生育する多肉植物。
茎と小さくぷっくりとした葉の部分を食べます。
クセがなく生でも食べられるので、酢コチュジャンで和えたり、水キムチに仕上げたりするとさっぱりしておいしいです
冬葵(アウク)
日本語の冬葵(ふゆあおい)は、冬でも花が咲くことから命名されたそうです。
フキの葉に似た冬葵は、味噌味のスープに入れることが多いです。
フキの葉(モウィイプ)
日本でもフキの茎の部分は、煮物にして春先に食べますよね。
韓国では茎だけでなく葉も食べます
ゆでてナムルにしたり、ご飯を包んだりして楽しみます。
韓国料理には、葉物野菜でおかずやごはんを包んで食べる文化があるため、包みやすい形状のフキの葉もよく食べられていますよ
ミツバセリ(チャムナムル)
セリ科の野草で、見た目も味もミツバに似ています。
韓国語で「チャム」は「本物」という意味があるため、野草の中の野草とも言われています。
生のままでも、加熱調理して頂いても良しのポムナムルです。
その他、ノビル、ナズナ、よもぎ、タラの芽、セリも食べられていますが、日本とは調理方法や食べ方が少し違います
機会がありましたら、韓国スタイルの物を試してみて下さいね
さて、本日は「サムギョプサルとパクチーの和え物」をご紹介します。
パクチーは意外にも、朝鮮半島の北部や中国の朝鮮族の料理によく登場し、韓国では栽培された物が多いですが、自生している地域もあります。
年中あるイメージのパクチーの旬は、春から初夏にかけてです
最近では、スーパーで手軽に買える程、日本の食卓に浸透して来ました。
パクチーの香りとピリ辛のドレッシングは、お肉との相性バッチリ
ぜひお試し下さい

春本番となりました

この季節にしか味わえない山菜や野草がたくさん出回っていますね。
韓国でも日本と同様に、春に芽吹く野草

春野草は韓国語で「ポム(春)ナムル(野草)」と言います

日本で「ナムル」と言うと、もやしやホウレンソウを和え物にした料理名を指すのが一般的ですが、韓国では料理名の他に、野菜や野草自体をナムルと呼びます。
韓国では、毎日の食事からたくさんの野菜を摂る習慣があるため、寒さが厳しい冬の間は、乾燥野菜などの保存食を活用しています。
そして、春の訪れとともに旬が味わえるようになるポムナムル料理は、別味(ビョルミ)と言います。
別味とは韓国語で、「特別においしい物」、「珍味」を指す言葉です

それでは、韓国で食べられているポムナムルをいくつかご紹介します!


形は日本のホウレンソウに似ていますが、味に苦味があります。
ゆでて、しょうゆや味噌で味付けしてナムルにしたり、ご飯と一緒に炊き込んだりして頂きます


春に黄色い花が咲くツルマンネン草は、地面を這うように生育する多肉植物。
茎と小さくぷっくりとした葉の部分を食べます。
クセがなく生でも食べられるので、酢コチュジャンで和えたり、水キムチに仕上げたりするとさっぱりしておいしいです


日本語の冬葵(ふゆあおい)は、冬でも花が咲くことから命名されたそうです。
フキの葉に似た冬葵は、味噌味のスープに入れることが多いです。

日本でもフキの茎の部分は、煮物にして春先に食べますよね。
韓国では茎だけでなく葉も食べます

ゆでてナムルにしたり、ご飯を包んだりして楽しみます。
韓国料理には、葉物野菜でおかずやごはんを包んで食べる文化があるため、包みやすい形状のフキの葉もよく食べられていますよ


セリ科の野草で、見た目も味もミツバに似ています。
韓国語で「チャム」は「本物」という意味があるため、野草の中の野草とも言われています。
生のままでも、加熱調理して頂いても良しのポムナムルです。
その他、ノビル、ナズナ、よもぎ、タラの芽、セリも食べられていますが、日本とは調理方法や食べ方が少し違います

機会がありましたら、韓国スタイルの物を試してみて下さいね

さて、本日は「サムギョプサルとパクチーの和え物」をご紹介します。
パクチーは意外にも、朝鮮半島の北部や中国の朝鮮族の料理によく登場し、韓国では栽培された物が多いですが、自生している地域もあります。
年中あるイメージのパクチーの旬は、春から初夏にかけてです

最近では、スーパーで手軽に買える程、日本の食卓に浸透して来ました。
パクチーの香りとピリ辛のドレッシングは、お肉との相性バッチリ

ぜひお試し下さい

