こんにちは、料理家の野上優佳子です。
様々な食材が、旬を迎える秋ですね
通年出回っているレモンは、輸入物が多いので季節が分かりにくいのですが、実は今が旬なのです
生産高日本一は広島県で、全国シェア約6割。
今年は豊作だそうで、過去最高の出荷が見込まれています。
11月頃までのレモンは「グリーンレモン」とも呼ばれ、まだ皮が黄緑色で、はっとする程さわやかな香りを放ちます。
冬になるにつれ、果肉が育つので果汁たっぷりで、丸い味になっていくのだそうです。
ふだん目にする黄色いレモンは、12月〜3月頃が旬です。
輸入レモンとの違いは、皮まで丸ごと使えるということ
国産レモンは、残留農薬や防カビ剤などの心配がないのが、本当にうれしいですね
皮の部分の爽やかな香りは、果肉とはまた違う大きな魅力があります
ゆずなどと同じように、ちょっとすりおろしたり、薄くむいて千切りにしたりして楽しむこともできます。
また、丸ごと塩漬けにしたり、輪切りにして飲み物やマリネにしたり。
これぞ、今しか味わえないおいしさです
皆さんも、八百屋さんなどで見つけたら、国産の青いレモンを召し上がって下さい。おすすめです
さて今回は、このレモンをたっぷり使ったミートボールをご紹介します。
ソースにサワークリームを加えるので、レモンとも好相性でさわやかながらコクのある味わい。
いつもと違うミートボールのおいしさに、きっと感動してもらえるはず!ぜひお試し下さい。
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
毎年、11月の楽しみと言えば・・・ボジョレーヌーボーの解禁
今年のボジョレーヌーボーの解禁日は、11月15日です。
皆さんは、「マリアージュ」という言葉を、聞いたことがありますか?
「マリアージュ」とは、フランス語の「結婚=mariage」という単語になぞらえた物で、ワインと料理を一緒に飲食したときに、お互いの相性が良く、相乗効果でよりおいしく感じられる組み合わせのことを指します。
ワインだけではなく、「食材×調味料」や「料理×コーヒー」など、相性が良い場合にも使われています。
日本料理のだしも、昆布の「グルタミン酸」とかつおの「イノシン酸」の相乗効果を活かした物です。昆布・チーズ・トマト・緑茶などに多く含まれる「グルタミン酸」
かつお・煮干し・豚肉などに多く含まれる「イノシン酸」
干しシイタケに多く含まれる「グアニル酸」
「旨み成分」は、アミノ酸系の「グルタミン酸」と核酸系の「イノシン酸」「グアニル酸」を組み合わせると、相乗効果で旨みがグンと増し、おいしく感じられるようになります。
ご家庭で手軽に旨みをアップさせるなら、「塩昆布」 がおすすめです
「塩昆布」にはグルタミン酸が豊富で、和えるだけでパスタや和え物がおいしく仕上がります。
「炊き込みご飯」や「煮物」に加えるのもおすすめ!
調味料感覚で手軽に使えて、日持ちするのも高ポイントです
さて今回は、赤ワインとの相性抜群の「塩昆布を使ったディップ」をご紹介します
ぜひお試し下さい
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
先日、北海道にいる親類から、箱一杯の秋取りジャガイモが届きました!!うれしい
入っていたのは、きたあかり、レッドムーン、とうやの3種類。
私が子供の頃は、ジャガイモの品種と言えば男爵とメークインぐらいでしたが、今は本当に様々な物があり、それぞれが特長あるおいしさを持っています。
きたあかりは男爵イモの改良種で、昭和50年に生まれた品種。
素朴な外見ですがビタミンCが豊富で、やわらかで甘みが強いのが特長です。
煮崩れしやすいので、スープやマッシュポテト、ポテトサラダなど、なめらかな食感の物におすすめ。
レッドムーンは、赤い皮が目印。メークインに似た細長い形をしています。
中身の肉色は黄色、粘り気があって栗のような甘みがあり、煮崩れしないのが特長。
シチューやカレーなどの煮込み料理に入れても、ホクホクとねっとりの両方の食感を楽しめます。
とうやは、ジャガイモの中でも新しい品種。平成4年に品種が認定登録されました。
芽が浅いので皮がむきやすく、舌触りがとても滑らか。
ホクホクと言うよりも、ねっとりした味わいで、男爵などに比べると煮崩れしにくい特長があります。
煮物などにおすすめ。
皆さんのお宅では、どんなジャガイモがお好みですか?
家族のお好みに合わせてジャガイモを使い分けてみる、旬ならではの楽しみ方かもしれません。
さて今回は、この秋取りジャガイモと、もうひとつ旬食材の生サケを組み合わせたサラダをご紹介します
主役になれるおいしいサラダ、ぜひお試し下さい
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
ゴマって、少し加えるだけで料理のアクセントになったり、トッピングになったり、とても重宝する食材
我が家のキッチンにも、黒ゴマ・白ゴマを常備しています
ゴマと言えば、栄養満点というイメージがありますが、古代エジプトの時代から薬用として、滋養強壮、老化防止の食べ物として薬用とされていたとか
脂質(リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸)をはじめとして、たんぱく質・カルシウム・鉄分などのミネラルが豊富に含まれ、日本でも昔から禅宗の僧の貴重な食べ物でした
ゴマには、様々な作用があります。血を補う作用
身体を潤して肌をなめらかにする作用
アルコール解毒作用
セサミン(ゴマの種子に含まれる脂溶性の抗酸化物質であるゴマリグナンの一種)による肝機能向上作用
ゴマは粒の状態を壊すと酸化しやすいので 、すりゴマを購入した場合は、空気に触れづらい冷蔵庫での保存をおすすめします。
粒のままゴマを買っておき、それを使用方法に応じて調理しても
フードプロセッサーにかけてしまえば、あっという間にすりゴマができあがります。
また、包丁でざくざくっとゴマを切れば切りゴマができます
その際、キッチンペーパーにゴマをのせて包むように持ち、包丁を入れるとゴマが飛び散りません。
ゴマは軽く炒ってから使うと香ばしさがUPするので、このひと手間がおいしさのワンポイント