こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
すっかり秋めいてきましたね
秋といえば「きのこ」
今回は、きのこの代表格「しいたけ」についてご紹介します。
しいたけの旬は、3〜5月と9月〜11月。
この時期になると、肉厚で香りの強いものが出回ります。
しいたけは、軸が太く、肉厚でかさが開きすぎていないものを選びましょう。
また湿気を嫌うので、よく乾燥したものを選びましょう。
調理のときは、水で洗うと旨みが落ちてしまうので、汚れを落として、ぬらしたキッチンペーパーなどで汚れをふきとるようにしましょう。
しいたけには、ビタミンB群・鉄分・カルシウムなどが含まれています。
また、ほとんどが水分なので低カロリーな上、食物繊維も豊富なので、ダイエットには最適の食材です。
さらに、抗がん作用のある「レンチナン」や、ビタミンDに似た働きをし、カルシウムの吸収を促して骨粗鬆症を予防する「エルゴステリン」という成分も含まれています。
ここでちょっと豆知識
しいたけに含まれる「エルゴステリン」は、調理前にしいたけのカサを上にして、30分〜1時間ほど日光に当てると、含まれる量が増える上に、旨みがアップするんですよ。
ちょっとひと手間ですが、お試しくださいね〜
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
フルーツ大好きな私には、本当にうれしい季節!
その中でも一番好きなのが、「白桃」です。
桃は、とても古い歴史を持つ果物。
節句の名前になっていることからも分かりますが、日本最古の歴史書といわれる『古事記』にも登場します。
死んだ妻(イザナミノミコト)に再会するために、死の国である黄泉の国に行ったイザナギノミコト。
妻との約束を破り、見てはいけぬ朽ちた妻の姿を見てしまい、驚いて黄泉の国から逃げ帰ろうとして悪魔に追い詰められ、そばにあった大きな桃の木の実をもぎとって3つ投げつけて身が救われた、という有名な話があります
桃には大きく2つの種類があり、1つは白桃に代表される果肉の柔らかい水蜜種、もう1つは、ネクタリンなどのような果肉のかたい黄肉種です。
アメリカなどは黄桃が一般的ですが、日本では桃といえば、やはり白桃ですね
おいしい桃の選び方を、先日果物の卸商の方にうかがいました。
皮全体が均一に鮮やかな桃色で、左右の盛り上がりが均等で、おしり(くぼみ)部分の白色がはっきりしているのがおいしい桃の目安の1つだそう。
今度購入する際には、チェックしてみて下さいね。
さて今回は、白桃と黄桃、2種類の桃を使ったタルトをご紹介します。
缶詰の桃を使うので、とても手軽にできます
アーモンドクリームを使ったタルトは、いちじくや洋梨など、その他のフルーツでもおすすめ!さまざまなアレンジが楽しめます。
我が家でも大人気の定番焼き菓子の1つなので、ぜひお試しを
こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
9月に入っても、残暑が厳しい日が続きますね・・・。
さて、夏から秋にかけて「ナス」がとてもおいしくなります。
なにせ、「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉があるほどですから
ただ、この「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉には、いろいろな説があるようですよ〜。
世間一般には、「おいしい秋ナスを嫁に食べさせてなるものか!」
という、「嫁いびり」のような意味で伝わっていますが(笑)
一説には、ナスのような夏野菜には身体を冷やす作用があるので、
「あまりにもおいしいので、食べ過ぎて身体を冷やしてお産に障らないように」
という、思いやりの気持ちから生まれた言葉だという説もあるそうです。
さてさて、それほどおいしいとされる「秋ナス」ですが、新鮮なナスの選び方をご存じでしょうか!?
新鮮なものは皮にハリがあり、重量感があります。
色は黒く、ヘタを触るとトゲが痛いくらいのものが新鮮です。
「ナス」は低温に弱いので、常温保存がむいています。
冷蔵庫に入れると、皮や果肉が硬くなってしまいますので注意しましょう。
常温で2〜3日しか日持ちのしない「ナス」ですが、油と相性が良いので、
新鮮なうちに素揚げしてフリーザーバッグなどで冷凍しておくととても便利ですよ。
写真は1cm程度の輪切りにしていますが、乱切りや角切りなど、使いやすい大きさに切って、素揚げしてから冷凍保存してくださいね。
麻婆ナスやパスタの具に、汁物の具にしてもおいしくいただけます
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
お料理を作るとき、味の決め手となる食材があります。
そのひとつがきのこ類
旬は秋ですが一年中手に入り、少しプラスするだけで味がぐーーんとUPする優れものです
でもきのこ類って保存がそれほどきかないので、すぐに使わないといけない食材でもありますよね
そこで今回は、きのこの保存についてご紹介します。
実はきのこ類って、冷凍するとおいしさがアップするんです
冷凍することで、細胞に傷がつき「うまみ」が増すとか!
冷凍の方法は簡単!
石づきを取ったりほぐしたりしたきのこを、バットやジップロックに入れてそのまま冷凍庫へ。
しいたけなどほぐれないものは、調理しやすいように、スライスなどしてから冷凍しておくといいです。
マッシュルームなど、ふにゃっとなってしまうとおいしくなくなってしまうきのこ類に関しては、軽く炒めてから冷凍するのがおすすめ。
使うときは、凍ったまま調理しましょう。
解凍する手間がいらないので、一石二鳥ですね
ちなみに・・・きのこ類って、一気に加熱するよりも、じわーーっと加熱したほうがうまみが引き出されるので、炒めたり、煮たり、直火を使った調理方法がおすすめです