料理家の先生がつづるお料理ブログ

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「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

カテゴリ別:料理豆知識

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

ときおり、無性に甘い物や塩辛い物が食べたくなるyesことはありませんか
身体がその物ずばりを欲している場合もありますが、「不足している栄養素を補って」というサインのときもあるのですbroken heart

例えば、甘い物(菓子パンなど)が食べたくなったとき、それをひとつ食べると、満足するどころかもっと欲しくなることってありますよね

甘い物を食べたいと感じていても、実は身体が必要としているのは糖質ではなく、たんぱく質という場合があります。
甘い物をもっと食べたくなるときは、身体に不足しているたんぱく質を含んだ食材を摂ると飢餓感が収まりますよenlightened

また、塩辛い物を欲しているときは、ミネラル類が不足している可能性があります。
ただ塩気のある物を食べるのではなく、糠漬けや味噌などのミネラル類(微量栄養素)を含む発酵食品を摂取すると満足を得られやすいです

東洋医学では、求める味に心と身体の状態が反映されると考えられています。

例えば、酸っぱい物を欲する場合、少しのことでイライラしたり、怒りっぽくなったり、ストレスが溜まっている状態であることが多く、やたら甘い物を食べたくなるときは、脾・胃(消化器系)が弱っているサインであったりするのです

どんな状態だとしても、特定の食べ物を欲したり、飢餓感が抑えられない場合は、身体に必要な食べ物(栄養)で満たす必要がありますね。

しかし、家族みんなの状態に合わせて料理を作るのは、なかなか難しいと思います


そこで、いつもの料理に、各自の身体に合わせた物(栄養)をトッピングする方法はいかがでしょうか?

ゴマ、ナッツ類、くこの実、チリオイル、ちりめんじゃこ、ハーブソルトなど、できあがった料理にちょっと足しても、おいしく頂ける物をストックするのがおすすめです

身体が欲している物を知ることで、その時々の心や身体の状態に合った、食材や調理方法が選択できると良いですね

さて今回は、「ホタテのソテーサフラン風味のスープがけ」をご紹介します。

魚介に合う香り高いサフランを使い、味付けは塩・こしょうでシンプルに。
スープには野菜がたっぷり入っている、栄養バランスの良い一品です。
ぜひ、作ってみて下さいね



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でホタテのソテーサフラン風味のスープがけのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国料理は、「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」を基本概念としています。
万物は、光と影のように相反する関係と、5つの構成要素(木・火・土・金・水)によって成り立っているという思想になぞらえ、食材が持っている味を「酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(かんみ/塩味)」に分類します。

ちなみに、日本での味の5大要素は「酸味、苦味、甘味、旨み、鹹味」で、韓国にも旨みの概念がない訳ではありませんが、5大要素に入るのは「辛味」です。

韓国料理で辛味と言えば、「唐辛子」と答える方が多いと思いますが、中医学を受け継いだ韓方(韓医学)の歴史を踏まえると、唐辛子の使用歴は浅く、味の5大要素には当てはまりません。

辛味に当たるのは、唐辛子が朝鮮半島に入る以前から料理に使われていた「山椒、こしょう、ショウガ、薄荷(ハッカ)」ですenlightened

今や唐辛子が入っているのが当たり前のキムチも、山椒やこしょうで辛味を出していました


辛味が持つ性質は、主に3つ。

sad体表血管を拡張させて発汗を促す
血の巡りが悪いと汗をかきにくく、冷え性につながります
適度に辛みを摂ることで血液循環が良くなり、体温が上がる効果も。

韓国人女性で冷え性に悩んでいる方がほとんどいないのは、食事から摂る辛味のお陰もあると思います

wink気の流れを良くして、溜まっている物や固まっている物をほぐす
日々のストレス、緊張、疲労、怒りは気の流れを滞らせてしまうため、辛味を利用して発散させるのもひとつの方法です

laugh体内の不要な水分を排出する
仕事中、同じような姿勢でいることが多くて体の水分代謝が落ちたり、また季節や湿度の関係で過剰に水分を溜め込んだりすると、体がむくむだけでなく、重くだるく感じられます
このようなときに、上手に辛味を利用すると老廃物の除去につながります

その他、辛味のある食材は刺激的な香りを併せ持ち、塩の使い過ぎを防いだり、食欲を増進したりという働きもあります

暑さで食欲が落ちているときでも、カレーなどのスパイシーな香りに食欲が刺激されることがありますよね。
エスニック料理によく使われる香辛料は、まさにこの役割を担っているのですyes

日々の食事はバランスが大切ですから、快適に過ごすために、辛味も適度に取り入れてはいかがでしょうか

今日のレシピは「山椒ドレッシングのスモークサーモンサラダ」です。
一見韓国料理らしくありませんが、韓国では数年前にサーモン(刺身で食べる)ブームが起こり、身近な食材になりました。

また、新鮮なきのこを生で食べる習慣があるのを取り入れ、生食用のエノキを使ってみましたよ。
ぜひ一度お試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で山椒ドレッシングのスモークサーモンサラダのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

2013年12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
今や日本の食文化に注目が集まり、日本食を目当てに訪日する外国の方も多いようです

和食に興味を持つ外国の方とお話ししたとき、和食についてたくさんの質問を受けたのが印象に残っています
普段、何気なく作ったり食べたりしている和食ですが、外国の方と接することで、改めて和食について考えるきっかけになりました。

無形文化遺産に登録された「和食」とは、ある特定の料理を指しているのではなく、「日本人の伝統的な食文化」と言う表題からも分かる通り、日本の食文化全体を指しているのです

例えば、日本独特の四季の移り変わりの中で、海の幸、山の幸と多彩で新鮮な食材を使った、一汁三菜と言うヘルシーな食事スタイルや、伝統文化に基づく行事食


発酵食品(味噌・塩麹・糠漬け)や、乾物(切り干しダイコン・高野豆腐)など科学的にも栄養価が高い食材を活用した料理。

そして「頂きます」と「ご馳走様でした」に込められた感謝の気持ちなどなど

四季を通じ、器や旬の食材で季節を表現し、目で見て楽しみ、舌で味わって喜ぶなど、五感をフル活用して楽しむことができる日本の料理
この大切な食文化を守り、後世に伝えていくのは、私たち日本人の役割だと思います

学校給食など食育の現場では、子供たちに和食文化を伝える行事食などが取り入れられていますが、家庭においても、日々の食事に日本ならではの食材を用いて、一緒に作ること、食べることで自然と伝えていけると良いですね

さて今回は、「煎り大豆ご飯」のレシピをご紹介します。
栄養満点の大豆は、発酵食品の原料として利用されたり、豆腐や豆乳に加工されたり、もちろんそのまま料理に使うのも良いですね

乾煎りしてご飯と炊き込むことで、ほんのり甘くなり、ご飯の味を引き立ててくれますよ。
ぜひ作ってみて下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で煎り大豆ご飯のレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

外気温が高い夏は、冷たい飲み物がおいしいですよね
コーヒーショップやカフェなどで、夏限定の飲み物が販売され、ちょっと試してみる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、テレビCMやコーヒーショップ、カフェなどで耳にするようになった、コーヒーにまつわる新しいワードについてご紹介します


★コールドブリューコーヒー
コールドブリューコーヒーとは、水出しコーヒーのこと。
一般的なアイスコーヒーが、濃い目に抽出した熱いコーヒーを氷で急冷するのに対し、最初から水で、ゆっくりと時間をかけて抽出します。

水でコーヒーを抽出すると、苦みや渋みのもととなるカフェインやタンニンが溶け出しにくく、まろやかな味わいに
また、通常のアイスコーヒーのように、氷を入れた分味が薄まることがないのも特長のひとつです。

★サードウェーブコーヒー
サードウェーブは直訳して「第3の波」のこと。

人々に愛飲されてきたコーヒーは、時代とともに、製品や楽しむスタイルがどんどん変化していますenlightened

「ファーストウェーブ(第1の波)」は、お湯を注ぐだけでコーヒーが楽しめるインスタントコーヒーが登場した頃のこと。

家庭や職場で、手軽に飲めるインスタントコーヒーは大人気となり、現在も多くの方に飲用されています

「セカンドウェーブ(第2の波)」は、日本でもおなじみとなった「シアトル系コーヒーチェーン」によって普及した、高品質な豆を使ったコーヒーの時代。

香りと風味が豊かな淹れたてのコーヒーを、お店で提供するスタイルが一般的になりました
カフェオレやエスプレッソなど、コーヒーのバリエーションが増えたのも、このタイミングと言われています。

そして最近注目されるようになったのが、サードウェーブです。
厳選した豆を自家焙煎してその場で挽いた豆を使い、バリスタがハンドドリップで1杯ずつ丁寧に淹れるスタイルがトレンドになっています

日本の昭和の喫茶店と通じるものがありますね
コーヒーと言う飲み物だけでなく、バリスタとのコミュニケーションやその空間を含めたお店での「体験」を提供する物と考えられているようです。

★エコプレッソ
エコプレッソとは、カップも丸ごと食べられるエスプレッソのこと。
デミタスカップサイズのカップ型クッキーに、抽出したてのエスプレッソを入れます。

見た目の可愛らしさと、エスプレッソを飲みながらカップを少しずつ食べると言う新しさが注目されているのです。

写真映えするため、SNSで見たことがある方も多いかも知れませんね。
現在は、大阪・京都・東京など数店舗で楽しめるようです。

さて今回は、コーヒーシロップを手作りする「アフォガート」をご紹介します。
温かいコーヒーシロップがアイスクリームを程良く溶かし、ほろ苦さと甘さが混ざり合うスイーツ。

コーヒーシロップは、かき氷やパンケーキなどにも応用可能です。
ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でアフォガートのレシピをチェック!

吉田 由子先生

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