こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本で人気の韓国料理に、ビビンバがあります。
韓国語の発音に近い言い方ですと、ピビムパプでしょうか。
ピビムは「混ぜること」、パプは「ご飯」の意味です。
ご飯の上にナムル、肉、卵などを載せ、コチュジャンを加えて豪快に混ぜて食べるビビンバは、栄養満点です
なんと言っても、野菜がたっぷり食べられる点が魅力。
我が家の食卓でも、月に1〜2回は登場するんですよ。
ビビンバの始まりには、諸説があります。
農家の繁忙期は食事がままならないため、ご飯におかずを載せて食べたことが始まりとか。
または、新年に残り物を持ち越さないために、大晦日におかずとご飯を混ぜて食べる風習から生まれたとか。
では、韓国の家庭では、実際にどのようにビビンバを食べているのでしょう?
韓国人は常備菜を作り置きして、食事の度にテーブルに出しています。
常備菜はキムチ、ナムル、ジョリム(炒め煮)などですね。
これらがおかずで、メイン料理やスープは毎度作ることになります。
そして、中途半端におかずが残ったら、大きなボウルにご飯をよそい、残り物を加えてビビンバにします。
知人の韓国人いわく、週に2回はビビンバを食べているとか。
ビビンバは、冷蔵庫の残り物一掃に便利な料理なんですね
とは言っても、きちんとしたお店は当然あります。
韓国の食の都である全州(チョンジュ)は、ビビンバが特に有名。
ここのビビンバは具の種類がひときわ多く、色鮮やかで目でも楽しめます。
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
ここ数年、韓国旅行をする方が急増したと思います。
2泊3日もあれば、十分に楽しめる点が魅力ですよね
現地のお店でご飯を食べる際に、ちょっと気を付けたいのが食事のマナー。
日本とは、全く違った作法がいくつか存在します。
今日は、韓国の食事マナーのひとつをご紹介致します。
韓国料理は、必ずスプーンとお箸がセットになっています。
この点は、和食との大きな違いですよね?
スプーンはご飯とスープ用、お箸はおかずを食べるためのものです。
日本では、ご飯をお箸で食べるため、茶碗を持つのが当たり前ですが、韓国では器を持ちながらの食べ方は、お行儀が悪いとされています
その昔、貴族や王族の上流階級では、足の付いたお膳を使っていました。
お膳に高さがあったため、器を持つ必要がなかったのです。
また、金属製の器を使用していたために、熱いスープなどは手に持つことができませんでした。
逆に、身分の低い人たちは床の上に料理を並べていたので、器を持ちながらの食事でした。
お皿を持たない食べ方は、上流階級から生まれたものなのです。
韓国旅行のときは、意識して器を持たずに食べましょうね。
ご参考までに、韓国では鍋などを小さな器に取り分けて食べるという考えが、ほぼありません。
韓流ブーム以降は観光客が増えたので、取り皿を出してくれる店も多くなりましたが、基本的には食卓を囲んでいる全員が、各自のスプーンを鍋に入れて、そのまま口に運ぶのです。
日本人でこの食べ方ができるようになると、韓国ツウですよ
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
週末に時々、ホットプレートを出して、家族みんなでお好み焼きやもんじゃ焼きを焼きます。
ワイワイ騒ぎながらの食事は、本当に楽しいものですね
もんじゃ焼き、と言うと、我が家のだんなさまが主役。
その理由は、彼の出身地!
今や「もんじゃストリート」なるものも登場し、もんじゃ焼きの聖地
のようになった東京・月島出身なんです
子どもの頃は、もんじゃ焼きがおやつだったそうで、愛着もひとしおのようです
もんじゃ焼きは、元々駄菓子屋さんで食べたそう。
数十円で食べられたと言い、駄菓子屋さんに鉄板があるのが当たり前だった、と言うのですから、土地柄だなあと思います。
さてこのもんじゃ焼き、キャベツと薄く溶いた薄力粉が主な材料という、とても経済的な(笑)食べ物です
ここに我が家は、ベビースターラーメンを最後にふったりします。皆さんおなじみの、あの駄菓子です。
これが、もんじゃのやわらかさにカリカリ食感が加わって、なかなかの美味!おすすめです。
ベビースターラーメンがないときは、チキンラーメンを砕いてもOK。
というわけで、今回は我が家のもんじゃ焼きのレシピをご紹介します。
週末、ぜひご家族で楽しんで下さいね!
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
「タッカンマリ」と言う、韓国料理をご存じですか?
タッカンマリとは、韓国語で「鶏一羽」と言う意味。
名前の通り、丸鶏を使った鍋にあたります。
ソウルには、衣料品を専門に扱うビル街の東大門市場があります。
この市場の近くに「タッカンマリ横丁」があり、連日観光客で大にぎわい
タッカンマリは、韓国人よりも日本人の間で人気の高い鍋なのです。
その理由は!
タッカンマリ横丁が、ガイドブックに必ずと言ってよい程、掲載されているから。
韓国人でタッカンマリを知らない方は、結構いらっしゃるんですよ。
そこで今日は、タッカンマリの食べ方をお伝えしたいと思います。
お店で注文すると、鶏一羽の入った大鍋が出てきます。
下ゆでされていますので、鍋が温まると、お店の方がキッチンばさみで鶏肉を切り分けてくれます。
この間に、タレを自分で用意します。
テーブルに唐辛子ペーストのタデギが置いてあります。
このタデギが、タッカンマリの味を左右するんですね
取り皿に、タデギ、しょうゆ、酢、からし、鶏のスープを加えて好みの味にしましょう。
お店の方のゴーサインがでたら、鍋から鶏肉を取り出してタレに浸けながら召し上がって下さい。
一度食べたら、やみつきですよ!
白菜キムチを途中から鍋に入れると、味の変化が楽しめます。
最後のシメは、うどんで。鍋に入れて、しばらく煮込みましょう。
鶏のスープをしっかり吸い込んだうどんは、本当に美味
ソウルに行かれたら、ぜひタッカンマリ横丁に足を運んでみて下さいね。
では、今日は手軽に作れる「タッカンマリ」のレシピをご紹介致します。
ご家庭で丸鶏を扱うのは大変なので、鶏もも肉、手羽先、手羽元を使いました。