2019/08/22
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理に欠かせない「カボチャ」。
使用されるカボチャは、主に3種類に分かれます



日本では「韓国カボチャ」の名前で浸透しています。
外見がズッキーニに似ていますが、色みは黄緑。
市販のエホバクは、栽培のときに大きくなり過ぎないようにビニールをかけてサイズを統一しているのです。
韓国では、輪切りにしてピカタのように焼いたり、チゲの具にしたり、炒めナムルにしたりします。

韓国に古くからあるカボチャ。
形は西洋カボチャを、ひとまわりもふたまわりも上回る大きさで、果肉と皮は黄色みを帯びています

ヌルグンとは、「老けた」、「歳をとった」という意味を持ち、畑で完熟した状態を秋に収穫しますが、収穫後は日持ちしないので、だんだん入手することが難しくなっているのです

使用方法は、ペースト状にして粥にしたり、スライスして餅に入れたり、キムチにしたりします。太刀魚に完熟カボチャを入れたスープは、済州島の郷土料理です。

完熟カボチャが少なくなってきた昨今、それに代わって手に入りやすくなったのが西洋カボチャです。
使い方は完熟カボチャと同様ですが、ペースト状にして小麦粉と合わせたチヂミにしたり、とろみのあるソースにしてかき氷にしたりします。
また、ご飯や海鮮、肉を詰めて蒸す料理もありますよ

近年の韓国料理は、辛さの中にガツンとくる甘味が好まれます。
また、自宅で洋食を作る家庭が増えていることから、西洋カボチャの使用頻度も高まっているのです

西洋カボチャは夏が旬

いろいろな料理に活用しておいしく頂きましょう

さて、今日のレシピは「丸ごとカボチャの豚キムチーズ」をご紹介致します

カボチャを使うことで、いつもの豚キムチがちょっとかわいい料理になりますよ

皆さんも、ぜひお試し下さい

