こんにちは、
料理家の野上優佳子です。
夏になり、様々な緑のハーブが美しく葉を広げて、花を付ける物もあちらこちらで見かけますね
そのひとつが「オレガノ」(oregano)。
丁度この時期から秋にかけ、ピンク色や白い可憐な花を咲かせます。和名はハナハッカ、シソ科の多年草で地中海沿岸の丘陵地が原産地。
日本でもドライハーブとしてはとてもおなじみで、最近ではフレッシュな物も手軽に購入できるようになりました
原産地が丘陵地だからでしょうか、名前はOriganum、「山の喜び」という意味のギリシャ語に由来しています。
乾燥に強く、かなり丈夫しかもお花も楽しめるので、キッチンガーデニングのハーブとしてもおすすめです
ちなみに日本には、食用ではなく観賞用として江戸時代末期に渡来したと言われています。
主に葉を使用しますが、香りや味の特徴としては、マジョラムとよく似ていて、さらに強い香りを放ちます。
トマト料理やチーズとの相性が良く、地中海料理全般はもちろん、ピザの香味付けには欠かせない物のひとつ。
魚の他、ラムなどの強い香りのお肉の臭み消しにも有効です。
オレガノを食べたことがないわ、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実はトマトケチャップやウスターソースの中にも使われていて、私たちの食生活にとても身近なハーブのひとつなんですね
さて本日は、今が旬の夏野菜がたっぷり摂れる「カジキと夏野菜のオイル煮」のレシピをご紹介します。
このオレガノとタイム、2種類のドライハーブを使い、カジキを加えて旨みをプラス
オリーブ油と野菜の甘みが味わえて色合いもきれいな一品です。
ぜひお試し下さいね