2015年10月の記事
こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
冷蔵庫を見たら、ニンジンしかない、葉もの類しかない、ナスばっかり
こんな風に、単品の野菜が偏って残ってしまっていることってありませんか?
我が家では野菜の宅配を頼んでいるので、時期によって同じ野菜が続いてしまったり、思っていたよりも同じ野菜がたくさん届いてしまったり・・・ということがあります。
そうなると、○○野菜だけといった料理が食卓に並ぶことも多々あるのです。
野菜の宅配を頼んでいなくても、旬の食材は手に入りやすいため、冷蔵庫の中身が偏りがちになりますよね
そんなときは、調理方法を変えたり、調味料で味や雰囲気を変えたり、トッピングに使うものを変えるのがおすすめです
そうすることにより各々の料理に見た目や味の違いが出て、ひとつの野菜しか使っていなくても、料理の幅が広がるのですよ
例えば、一年中手に入りやすいニンジンを例に取りましょう。
ニンジンだけを使う料理と言えば、ニンジンのグラッセやニンジンのきんぴらがあります。
しかし、いつもこの2種類のローテーションでは飽きてしいますよね
↓そこでこちらの調理方法で、ニンジンだけ料理を試してみてはいかがでしょう素揚げにしてハーブソルトやカレー塩をふる。
蒸したニンジンをクルミなどのナッツで和える。
蒸したニンジンをジェノベーゼペーストで和える。
(「ジャガイモのジェノベーゼ和え」のレシピを応用できますよ
http://www.nasluck-kitchen.jp/recipe/index.asp?menu_id=003542)千切りにしてオリーブ油、にんにくと炒めて洋風きんぴらにする。
沖縄料理のニンジンしりしりにする。
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はニンジン以外にもナスやピーマンなど、いろいろな野菜に変えてもおいしいので、ぜひアレンジしてみて下さいね
ゴマをナッツ類に変えるだけでも、お料理の雰囲気がガラッと変わりますよ
またニンジンだけ、インゲンだけなど、野菜1種類だけを使ったレシピはお弁当のちょっとした隙間を埋めるのにも重宝します。
何パターンかレシピのレパートリーがあるとお弁当作りにも助かるのです
ちなみに我が家では蒸し野菜を作っておき、それを朝にナッツやハーブソルトを使って簡単にアレンジし、お弁当のおかずにすることが多いです
さて今回ご紹介するレシピは、「小松菜の和え物」です。
一年中手に入る小松菜ですが、冬にかけてのこれからが旬。
ビタミン、ミネラル、鉄分、カルシウムが豊富で、緑黄色野菜のため加熱しても栄養価が損なわれないので、とっても重宝するお野菜のひとつです
小松菜をジャガイモやほうれん草、ニンジンなどに変えてもおいしいレシピですので、ぜひお料理のレパートリーに加えて下さいね
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
私は韓国に行くと、必ずと言っていい程立ち寄る場所があります。
それはスーパーです。
日本と似ているようで微妙に違う食材の数々に、面白さを感じてついついいろいろなスーパーを覗いては食材を見て回るのが私の定番なのです
特におすすめなコーナーが、缶詰コーナー
保存食が発達している韓国では、缶詰の種類も豊富です。
そこで今日は、ちょっと珍しい缶詰をご紹介します
えごまの葉の漬物(画像・左)
サムギョプサルの包み野菜や、カムジャタン(豚の背骨とジャガイモを煮込んだ鍋)のくさみ消しとしてたっぷり使われていることでお馴染みのえごまの葉。
韓国料理ではメジャーな食材です。
そのえごまの葉をしょうゆ漬けやキムチにして缶詰したもので、スーパーなどで売られています。
この漬物の葉で、のりのようにご飯をくるりと巻いて食べるととてもおいしいのです
つぶ貝(写真・上)
つぶ貝のことを、韓国語でコルベンイと言います。
日本でつぶ貝の缶詰と言えば甘辛く煮たものや水煮にしたものが一般的ですが、韓国では唐辛子で味付けしたものも多く出回っています。
つぶ貝を野菜と一緒に酢コチュジャンであえ、素麺に添える料理がよく食べられているのですさなぎ
韓国旅行をしたことがある方なら、目にしたことがある人も多いはず
ポンテギと言い、カイコのさなぎをゆでたり蒸したりし、味付けをして缶詰にしたものです。
ポンテギは韓国の屋台料理で一般的に食べられている食材で、ポンテギの缶詰はコンビニにも置いてある程韓国ではポピュラーですよ
見た目はちょっと強烈ですが、高タンパクで栄養価の高い食材なのです
食べていると香ばしくてハマる方もいますので、チャレンジして欲しい缶詰ですねツナ(写真・右)
日本と同様に水煮や油漬けもありますが、韓国では唐辛子入りや野菜入り、煮崩れしにくいキムチチゲ用、プルコギ味など様々な種類があります
大きなスーパーに行くと、1コーナーの陳列棚がほとんどツナ缶でうめつくされていることもあり、韓国でもよく使われていることが分かります
いかがでしたでしょう?
日本とは似て非なる缶詰文化に、驚かれたのではないでしょうか。
韓国に行く機会があったら、ぜひスーパーで缶詰コーナーをチェックしてみて下さいね
それでは、本日は韓国で一番ポピュラーな缶詰であるツナを使った、「ツナキムチチゲ」をご紹介します。
ツナの缶詰と熟成した白菜キムチがあれば作れる、手軽なレシピです
日本のツナでも作れますので、ぜひ試してみて下さいね!
こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
このくらいの時期は気候が良く、また連休が続くためレジャーにぴったり
連休は楽しいですが、お出かけが続くとお財布が少しさみしくなりますよね
家計を預かる主婦としては一大事です
そこで、今回のブログはお安い豆腐が大変身しちゃう
「まるでお肉のような満足感が得られる」と節約主婦たちに大人気の、『冷凍豆腐』をご紹介します
『冷凍豆腐』とはその名の通りお豆腐を凍らせた物です。
『冷凍豆腐』の作り方はとても簡単。
木綿豆腐の水気を軽く切り、冷凍庫で一晩以上凍らせて解凍させるだけなのです
凍らせることで豆腐の内部の組織の水分が凍り、大きな氷の結晶になります。
すると解凍したときに、大きくなった氷の結晶の部分が穴になり、スポンジ状になるのです。
これは高野豆腐とほぼ同じ原理ですが、高野豆腐は解凍後に乾燥させて保存性を高めている点が冷凍豆腐とは違います
冷凍豆腐は、自然解凍や電子レンジで解凍してから調理します。
軽く水気を絞ってフライパンで焼いて豆腐ステーキにしてもおいしいですし、しっかりと水気を絞ってポロポロの状態にしたものをひき肉の代わりに使って豆腐そぼろにしてもおいしいです
低脂肪で良質のたんぱく質が摂れる上、ビタミンB1・カルシウムも豊富に含みますので、ダイエットにもピッタリの調理法です。
我が家では、冷凍庫に常に『冷凍豆腐』をストックしています。
とても重宝しますので、ぜひ食卓に取り入れてみて下さいね
それでは今回は、冷凍豆腐を使ったお子様にも人気の『冷凍豆腐のナゲット』をご紹介します。
冷凍豆腐を使った低カロリーでヘルシーな一品です。
お弁当のおかずにもオススメですので、ぜひお試し下さい
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
それぞれのご家庭で、1年の中でもコレは欠かせないといった年中行事があると思います。
我が家の場合は、酉の市(とりのいち)がそのひとつ。
毎年お詣りにでかけ、前年買った熊手を納めて新たな熊手を購入するのが恒例となっています。
酉の市とは、11月の酉の日に鷲(おおとり)神社で開かれる市のこと。
武神である日本武尊(やまとたけるのみこと)にゆかりのある神社で、武運長久(ぶうんちょうきゅう・勝運や武人としての運命が続くこと)を祈る祭礼が起源とも言われています。
次第に「とり」が「とりこむ」に通ずることから、開運や商売繁盛のご利益があるいうことで参詣(さんけい)が人気となり、福をかき寄せる縁起物の熊手に七福神や米俵などを乗せた物が賑やかに売られるようになりました
酉の市は江戸時代の頃から大盛況だったらしく、浮世絵にもその様子が数多く登場しています。
明治以降も人気は衰えず、樋口一葉の『たけくらべ』には「にぎわいがすさまじく天柱がくだけ地維(ちい・大地のこと)が欠けると思うような笑い声とどよめきが聞こえる」と、酉の市のたいへん賑やかなことが分かる一節が書かれているのです
ちなみに酉の日とは、365日(366日)を干支に当てはめ数える昔の暦です。
中でも11月にある最初の酉の日を一の酉、次を二の酉と呼んでおり、2015年は一の酉(5日)、二の酉(17日)、三の酉(29日)です。
この酉の市では、たくさんの屋台が並び、夜を華やかにしています。
中でも酉の市と言えば、「ヤツガシラ(八頭)」と「切り山椒(きりさんしょう)」の屋台ですね
「ヤツガシラ」の屋台は今ではずいぶん数が少なくなりましたが、江戸時代では酉の市に馴染みの深い食材として屋台で売られていました。
ヤツガシラは別名・頭の芋と呼ばれる里芋の仲間で、ひとつの芋からたくさんの小芋ができることから、出世や子宝のご利益ありと人気の食材だったそうです。
一方、「切り山椒」は、幕末頃から酉の市の屋台で売られるようになったお菓子です。
「きりざんしょ」とも言い、山椒の粉を上新粉に砂糖と一緒にまぜて蒸したものを、ついて短冊形に切った餅菓子です。
もともと山椒はその強い芳香より、中国では魔除けになるとされてきました。
また一度にたくさんの実を付けることから子孫繁栄につながること、葉や花、実、幹、樹皮に至るまで、すべて利用することができるため捨てるところがない(有益である)ことから縁起の良いものとされ、酉の市で売られるようになりました
切り山椒を縁起菓子とするのは、実は酉の市だけではありません。
山形県鶴岡市では、観音様のお歳夜の12月17日にだるま市が開かれますが、この地域では山椒の木を鬼門の位置に植えて厄除けとするという風習があることから、切り山椒が縁起菓子として売られます。
皆さんも見かけたら、ぜひ食べてみて下さいね。
さて今回は、山椒のご利益にあやかって、実山椒を使った佃煮をご紹介します。
ご飯のお供にも、日本酒のつまみにもなる大人の味わいですよ
だしを取ったあとの昆布でできる佃煮ですので、ぜひお試し下さい