料理家の先生がつづるお料理ブログ

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また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

2019年6月の記事


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国の市場には、塩辛専門店があります。
いろいろと試食をして、好みの物を自宅用やお土産用として買い求める観光客も多いんですよ
 

 

歴史は古く、紀元前には魚醤とともに「塩辛」がありました。
塩辛は偶然の産物で、海水に浸かった魚を放置したところ、異臭を感じながらも食べられることに気が付いた先人の知恵です。

1145年刊行の「三国史記(サンゴクシキ)」には、塩辛を意味する「醢(ヘ)」の記録がありました。
高麗時代に入ると、エビ漁が盛んになり、捕ったオキアミを塩辛にして、貴族たちが好んで食べていたそうです

朝鮮時代は、カタクチイワシ漁が活発になり、乾物を塩辛にしたり、刺身や焼き魚として食べたり、油を取るなど、様々な使い道がありました。

1809年に発表された、「閨閣叢書(キュハプチョンソ)」では、キムジャンキムチに入れる塩辛として、エビ、イワシ、イイダコの記載があります

韓国内の産地である、忠清南道(チュンチョンナムド)、論山市(ノンサンシ)、江景(カンギョン)は、200年の歴史があり、町の食堂では、多種類の塩辛が食べられる塩辛定食があります。


enlightened塩辛は、調味料としても使える「塩漬けだけの塩辛」と、ご飯のおかずとして食べられる「味付けの塩辛」の2タイプがあり、40種類以上あると言われています。


アミ

韓国でいちばんポピュラーな塩辛です。
キムチの副材料以外に、韓国の茶碗蒸しの調味料や、ゆで豚のタレとしてもよく使われます。

収穫した時期によって、呼び名が変わり、6月に獲ったアミで作る塩辛は、「ユックチョ」と言います。脂がのり、長さが3cmほどある、高級なアミの塩辛として扱われます。


カタクチイワシ

塩漬けにしたカタクチイワシは、キムチのうま味を出す食材として利用されます。また塩辛を濾してできたエキスは魚醤で、一度加熱すると、長持ちします。


太刀魚

済州島(チェジュド)や全羅南道(チョルラナムド)、新安(シナン)が特産の太刀魚を使った塩辛で、塩漬けだけの物は、キムチの材料として使用。

味付けした太刀魚の塩辛は、包みご飯の味噌代わりに食べられたりしますよ。


タラの内臓

タラの内臓の塩辛であるチャンジャは、日本でも好まれています。
スケソウダラの腸を塩漬けにし、発酵後に唐辛子やニンニクなどで味付けします。


食醢(シッケ)

日本のなれずしに似たシッケは、塩漬けしたカレイなどの魚、粟や米、麦芽、鷹の爪などを混ぜて発酵させる、北朝鮮咸鏡道(ハムギョンド)の郷土料理です。


塩辛は、冷凍保存すると長持ちし、塩分が高いので、完全に凍ることがなく、料理にも使いやすいですよ


さて、本日は、ご飯が進む韓国スタイルの一品「韓国風イカの塩辛」をご紹介致しますyes
日本のイカの塩辛と違うのは、肝を使わずに甘辛い味付けに仕上げていることです。肝が苦手な方にオススメですよ
 

 
 

レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で韓国風イカの塩辛のレシピをチェック!

本田 朋美先生


こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です

以前のブログで、タピオカブームをご紹介しましたが、アジアのデザートが引き続き今も人気があることをご存知ですか?

今回のブログは、様々な具材を使って楽しめる、ベトナムのデザート「チェー」についてご紹介しますyes
 

 
ベトナムスイーツの代表「チェー」は、甘く煮た豆類や芋類、寒天、果物など、色々な具材を合わせて食べる伝統的なデザートです。

日本で言う、「あんみつ」「ぜんざい」にイメージが近いかもしれません。
また、様々な種類のチェーがあり、地域や季節によって入れる具材が異なるのが特徴です。

ハノイなどの北部では温かいチェーが、ホーチミンなど1年中暑い気候の南部では冷たいチェーが主流となっています

クラッシュアイスとシロップをかけて食べる冷たいチェーは、具だくさんのかき氷のようなイメージです


チェーは、本場ベトナムでは屋台の定番メニュー。

透明のカップに具材を入れた、その場で食べるタイプ以外にも、地元の人がテイクアウトするための袋入りが売られています。

身体に優しい食材を使っていることや、そのカラフルな見た目から、近年は日本でも人気が高まっているのです

チェーに使われる具材は、あずきやサツマイモ、サトイモ、カボチャなどの豆類や芋類マンゴーやバナナなどの果物類タピオカやもち麦、キクラゲ、ハスの実、白玉団子など、非常に幅広いのが特徴。

季節やそのときの気分に合わせて、自分の好きな物を組み合わせることでバリエーションは無限に広がります


和スイーツ好きの方にはあずきのチェー、サツマイモとタピオカのチェー、カボチャと黒豆のチェー、白玉とサトイモのチェーなどがオススメenlightened

はイチゴのチェー、はスイカのチェー、は栗とサツマイモのチェーなど、季節感を楽しむのも良いですね

食物繊維をたっぷり摂りたい場合は、大麦とバナナのチェーなど、身体の状態に合わせて組み合わせを考えるのも良いでしょう。

日本では、自宅で手作りする以外にベトナム料理店やカフェ、アジアンスイーツ専門店などでチェーを楽しむことができます。

一部、商品化された物もあるようですので、コンビニやスーパーで見つけられるかもしれません。

彩りがきれいなので、パーティーにもピッタリ!
色々な具材を揃えておいて、食べ比べしてみるのも楽しいでしょう


さて、今回のレシピは、カリウムが豊富な食材を使ったヘルシーなデザート「カボチャとあずきのチェー」をご紹介致しますyes

ご自宅で気軽に楽しめる流行りのスイーツ、ぜひチャレンジしてみて下さいね!

基本をマスターすれば、色々な具材を使ったアレンジチェーも楽しめますよ
 
 
 


レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でカボチャとあずきのチェーのレシピをチェック!

吉田 由子先生

こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。

「厚揚げ」は、豆腐と油揚げの良いとこ取りをした、お得感満載の食材です。

豆腐のソフトな味わいと、油揚げのカリッとした食感。崩れにくいのに、やわらかい。揚げているけど、表面だけなのでヘルシー

そんな厚揚げの素材の良さを存分に引き出せるメニューが、「挟み焼き」yes

そこで、その魅力をこちらで紹介したいと思います

挟み焼きは、厚揚げの中央に具を挟み入れ、フライパンで裏表を焼いて作る一品です。
ほど良い焦げ目が香ばしく、具材が良いアクセントになって病み付きのおいしさ

enlightenedさて、ここでポイントとなるのが、どの厚揚げを選ぶか。

挟み焼きには、「挟める」「崩れない」厚揚げを選びます。
さて、それはどんな厚揚げでしょうか。

厚揚げは大きく分けて、「絹豆腐の厚揚げ」、「木綿豆腐の厚揚げ」、「もっちり食感の厚揚げ」の3種類があります。

この3つですと、「木綿」と「もっちりタイプ」が、豆腐部分がしっかりしているので、具材を挟んだり、焼いたりしても崩れにくいです。

木綿だと、豆腐がしっかりとしてボリューム感のある仕上がりに
もっちりタイプは、豆腐の部分がもちに似た食感なので、軽めの仕上がりになります。


とは言え、メーカーによって、豆腐のやわらかさは様々です。

絹ごしだけどしっかりしていたり、木綿だけどやわらかかったり、というようなこともあるので、選び方はあくまで参考にして頂けたらと思います。

enlightenedそして、具材はシンプルに。

惣菜界に現れたホットサンドだと思って、好きな物を挟んでみて下さい!

個人的には、梅肉やネギなど、大人好みの物を入れたいところですが、それだとお子様が食べられない

なので、お子様には、チーズやベーコンなどを用意します
挟んで焼くだけなので、バリエーションを簡単に増やせるところも、このレシピの良いところですね。

少ない手間で、大人も子どもも大満足間違いなし


さて、本日は、ホットサンド感覚で頂く厚揚げの簡単惣菜、「厚揚げの挟み焼き」をご紹介致しますyes

皆さんも、ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で厚揚げの挟み焼きのレシピをチェック!

江戸野 陽子先生


こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

ほど良い酸味に、なめらかな口あたりの「ヨーグルト」は、食欲がないときでも食べやすい食材のひとつです。

ヨーグルトと言えば、乳酸菌、ビフィズス菌など、善玉菌の宝庫
 

 

enlightened乳酸菌「乳酸」を作り出すのに対し、ビフィズス菌「乳酸」に加え、「酢酸」も作り出します。

この酢酸により、殺菌作用が高まり、悪玉菌をやっつけてくれるという特徴があるのです


enlightened乳酸菌とビフィズス菌は、それぞれ活動領域が異なり、乳酸菌小腸で働きビフィズス菌大腸で働きます

それぞれ種類も多く、ビフィズス菌とひと言で言っても、種類は50種類ほどあると言われていますheart
また、人によって、腸内に存在する菌も異なるのです。



enlightenedどちらも悪玉菌の定着や増殖を防ぎ、腸内環境を整えます。

腸内を酸性に傾けることにより、腸内の腐敗を抑えたり、腸の運動を促進させて、便秘を改善させるなど、腸内環境を整える大切な働きをするのです。


身体にとって、うれしい効用のあるヨーグルトですが、調理でも食材のおいしさをアップする働きがあります。

そのひとつが、「肉をやわらかくする効果」です。

乳酸が、肉の筋繊維をほぐし、細胞やコラーゲンの成分を含んでふくらみ、肉質をやわらかくします。鶏肉や牛肉との相性が良く、インド料理の定番でもあります。

タンドリーチキンは、この調理効果を活かしたお料理ですね


ヨーグルトに浸ける前、塊肉の場合は、フォークで穴をあけておくと、ヨーグルトが浸透しやすくなりますよ

マヨネーズを使用したサラダに、ヨーグルトを加えると、さっぱりとした仕上がりで、ひと味違ったおいしさに

デザートでは定番になっていますが、水切りヨーグルトは、濃厚なチーズケーキのようで本当においしいです


様々なヨーグルトが市販されていますが、使用されている乳酸菌やビフィズス菌の種類が、それぞれ異なっているので、ご自分の身体に合った物を摂るようにしましょう

また、善玉菌の栄養源になる、「オリゴ糖」を一緒に摂ると、よりヨーグルトの効果が期待できますよ!
 

さて、本日は、野菜と豆を、ヨーグルトとスパイスで和えた一品、「豆と野菜のヨーグルト和え」をご紹介致しますyes
皆さんも、ぜひお試し下さい
 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豆と野菜のヨーグルト和えのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

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