こんにちは、料理家の野上優佳子です。
新学期
お弁当作りを始める方や、再開なさる方もいらっしゃることと思います。
我が家は、大学生、高校生、幼稚園生3人が弁当持ち
今回はその中から「幼稚園のお弁当」についてまとめてみます。
容量について
おおよその目安として、成人男性は約900ml前後、成人女性は600〜700ml程度。
幼稚園のお子さんは300〜400mlと言われています。
お弁当を作るときの量は、成人女性の半分程度が目安になります。
形状
大きく3タイプに分かれます。
選ぶポイントは、開閉のしやすさと、汁漏れしにくい物かどうか。
・かぶせるタイプ
アルマイト製などで、留め金がなくかぶせるだけの単純な形状。一番扱いやすいので、年少さんなどの初めてのお弁当向け。
・ロック付きのタイプ
蓋の両端に留め金がありパッキンが付いているので、汁漏れしにくい。ただし開閉にコツがいる。
・シールタイプ
蓋に溝があり、容器本体と溝を合わせて閉じるタイプ。通常の保存容器などと同じ形状。しっかり閉じないと蓋が簡単に開いてしまうことも。
食具
箸+スプーン+フォークのセットなどがありますが、最初はどれかひとつだけで良いと思います。
3つも食具があると、子どもは使う物に迷い、食事に時間がかかってしまうことも。箸箱は子どもはよく落としてしまうのでスライド式の方が壊れにくくておすすめです。お弁当の中身
私が子育てを通じて思うのは、子どもの好きな物を入れてあげることが一番大切だと思います。
お弁当の時間に、周りから遅れることなく、完食できたときの子どもの達成感や喜びは、とても大きいもの。
好きな物を食べやすい大きさ、つまみやすい形に入れてあげて「お弁当の時間は楽しい!」という気持ちに育てることが何より大切です。
好き嫌いの指導は、わざわざ限られたお弁当の時間でなくても良く、各ご家庭で時間をかけて一緒に食事を楽しみながらするのが一番の練習になることでしょう。
基本は赤・黄・緑。プラス白・黒の5色
子どものお弁当だから、「見た目も可愛くキャラ弁など凝った物にしなくちゃ」なんて思わなくても大丈夫。
お弁当は、赤・黄・緑の基本3色、さらに白と黒(茶)の5色が入っていれば、とてもおいしそうに見えます。
今回は、作り置きにもおすすめで大人も子どもも大好きな
「豆腐入り豚肉味噌バーグ」の作り方をご紹介します。ぜひお試し下さいね。
こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
「ハマグリ」の旬と言えば、2〜4月。
日本では雛祭り用のお吸い物として欠かせませんよね
韓国でも「ハマグリ」はよく食べられています。
その歴史は非常に古く、発見された新石器時代の貝塚ではカキとハマグリの海産物が多かったようです。
漢方的にハマグリを見た場合、寒性に属するため、体に熱があるときに食べると、ほてりを鎮めてくれます
また利尿作用があり、肝臓の機能と高めるので、二日酔いの予防に効果があります。
ただ、消化しにくい食材のため、食べ過ぎないのがポイントです。
韓国料理での使い方はと言うと、代表的な物に刺身・焼き物・蒸し物があります。
焼き物は日本と同様にそのまま網焼きにして、しょうゆベースのたれで頂きます。
また、たたいたむき身をひき肉・豆腐と合わせて味付けした物を貝殻に再び詰め、小麦粉と卵液をまぶして、焼いたり蒸したりする料理もあります。
ピリ辛の海鮮の鍋や、シンプルに塩で味付けしたスープもよく食べられていますよ。
以前、韓国の南西にある曽島(チュンド)という島を訪れました。
島には韓国最大の塩田がありますが、ここの上質な塩とニンニクだけで味付けしたハマグリスープの味を今でも忘れることができません。
身がぷりぷりとして、だしの味わいが上品でした
韓国で一番食べ物がおいしいと言われている全羅北道(チョルラプクド)の扶安(プアン)には、名物料理としてハマグリ粥があります。1970年代、収穫したハマグリはほぼ日本に輸出していたため、韓国では貴重でした。
そこで、少量のハマグリを味わえる料理として、ハマグリ粥が考えられたそうです。
それでは、本日のレシピをご紹介します。
それは、私が今でも忘れられない『ハマグリスープ(テハプタン)』。
日本とは違い、ニンニクを使うのがポイントです。
こんにちは!
料理家のひろろ こと 竹内ひろみです。
キッチン関連の小物は、買物に行くたびに新しい商品が並べられていて、ついつい手に取ってしまいますね
一見、便利そうに思える物でも、家にある物で代用できたりするので、購入するかどうか見極めが難しいところではあるのですが、先日、偶然に見つけた『キッチンツール』はとても使い勝手が良く、我が家のキッチンで大活躍です
そのツールとは鍋やフライパンを収納する際に傷が付かないようにするマットなのです。
鍋やフライパンは収納する際、重ねて置くことが多いですよね。
その際、鍋同士があたり、テフロン加工のフライパンなどは、どうしても傷が付きやすくなってしまいます
以前は使い古しのミニタオルを挟んでいたのですが、なんとなくしっくりせず、こういうマットがあると良いと思っていました。
たまたま行ったお店で見つけた物ですが、やはり専用のツールの方が使い勝手が良く、今ではスッキリとフライパンや鍋がシンク下に収まっています
キッチンツールを購入する際、ひとつの用途にしか使えないと、使わなくなったときに行き場所に困るので、応用が利く物がおすすめです
このマットの場合、すべり止めにもなるので 、まな板の下に敷いたり、粉類を混ぜるボウルの下に敷いたり、鍋敷きの代わりにしたりといろいろ使えてとても便利です
さて本日は、『クスクスのレンズ豆スープ添え』をご紹介します。
クスクスと、歯ごたえのあるレンズ豆のスープを添えたお料理です。
ぜひお試し下さい。
こんにちは、料理家の野上優佳子です
皆さんのお宅にはどんな乾物がストックされていますか?
昆布やカツオやいりこなどのだしに加え、切り干し大根や豆、ひじきなど、どのご家庭にも何かしらの乾物はあると思います。
今年は雪害 で野菜も高騰
したので、野菜の乾物はそんなときこそとても重宝して家計の強い味方にもなってくれますよね。
我が家の定番乾物のひとつは「キクラゲ」 です。
キクラゲには、定番の「黒キクラゲ」と、中国料理ではデザートなどにも使われる「白キクラゲ」があります。
最近は、生の「アラゲキクラゲ」なども手軽に買えるようになってきましたね!
写真は、左:白キクラゲ、中央奥:生のアラゲキクラゲ、右:黒キクラゲ
キクラゲは、キノコの仲間です。人の耳の形に似ていることから【木耳】【木海月】と書き、ミミタケとも呼ばれます 。
特に東アジアではよく食用として用いられますが、ヨーロッパではあまり食べられません。
一説には、裏切り者とされたユダがキクラゲの生える接骨木(ニワトコ)の木に吊り下げられたことが学名のAuricularia auricula-judae、ラテン語で「ユダの耳」の由来であることから縁起が悪いとされているそうです。
白キクラゲは【銀耳】と書き、中国では古くから高級食材。不老長寿の効果があるとされ、銀と同じ価値で取引されたとも言われています。
キクラゲは調理の際、水で20〜30分程浸けて戻してから、軽くもみ洗いをして汚れを落とします。
2〜3回水を換えて、水が濁らなくなれば
よく見ると、ギュッと口を閉じたように固くなっている部分(石づき)があるので、そこを包丁で切り落として下さいね。
黒も白も、同じように下ごしらえします。
あとは、食べやすい大きさに切って、お好みの調理を
さて、本日はキクラゲを使った『キクラゲと豆苗のナムル』のレシピをご紹介します。
炒め物やスープの具としてのイメージが強いですが、さっとゆがいてナムルにすると、コリコリした歯ごたえが最高においしい物に仕上がりますよ。
豆苗などと一緒に和えれば、彩りもきれいです
ぜひお試し下さいね。