こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
居酒屋でメニューにある程、日本でもマッコリと言う名前が知られるようになってきました
今日は、種類や飲み方が広がり、ますます進化するマッコリをご紹介します
韓国語での正確な発音は「マッコルリ」と言って、語源は「粗雑にこす」という意味のマッコルダから来ています。
作り方は米や麦などを蒸したあとに、麹(ヌルッ)と水を合わせ、5日程発酵させてからこしています。
シンプルな作り方ではありますが、発酵時の温度管理が重要で、温度の違いで味が大きく変わります
マッコリはもともと、農作業の合間に飲む物で、食事の代わりだったのです。
ということは、それだけ栄養価がある証拠ですよね?
キムチと同様に発酵食品のため、生マッコリにはラクトバチルスと言う乳酸菌が豊富に含まれているのですが、その数はと言うと・・・
ヨーグルトの100倍
ラクトバチルスの効果としては、抗ガン作用、免疫力アップ、さらに、アンチエイジングや美肌にも期待できると言われているそうです。
食物繊維との相乗効果で、腸の環境も整えてくれるというわけですね。
その他にはカリウムなどのミネラル、そして疲労回復ビタミンと呼ばれるB1、B2も含まれています。
農作業の疲れが取れる優れ物ですね。
時期は過ぎてしまいましたが、韓国には「マッコリの日」があります。
10月最終木曜日に新米で仕込まれたマッコリを頂くのですが、
新米ならではのスッキリ、さわやかな味わいが楽しめますよ
一時期に比べ、マッコリの消費量は減っていますが、お酒を飲むときに体のことを考えたら、個人的にはマッコリをおすすめしたいと思います
もちろん、ほどほどにして下さいね
それでは、今日は寒い日にもぴったりなマッコリを使った鍋『マッコリ酒粕鍋』をご紹介致します。
しっかりアルコール分を飛ばしているので、お酒が苦手な方でも大丈夫です
こんにちは!
料理家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
パスタ料理って子供から大人まで大好きな料理のひとつではないでしょうか
我が家でも家族全員が好きな料理なので、登場頻度は高いです
先日、友人とこんな話をしました。
『旦那さんが料理をするか、しないか・・・』がテーマだったんですが・・・。
「うちの主人、麺類・・・特にパスタのゆで加減にこだわりがあって、自分で麺だけはゆでるの・・・」
と話している友人がいました
確かに、ゆですぎてしまったパスタはあまりおいしくないですよね
パスタをゆでる基本の水と塩の分量は、
◎水 1リットルに対して塩 10g(1人分:乾麺80g)
ゆで時間は、パッケージの裏の表示通りにゆでますが、ゆで上げ終了時間のちょっと前に味見して、アルデンテ(歯ごたえが残る状態)に仕上げるとおいしいです
オリーブ油を適量加えると、麺がくっつかないので、お好みで加えましょう。
パスタポット(パスタをゆでる寸胴の鍋)があると吹きこぼれの心配がないので、便利ですよ
また、お店に行くといろいろな太さのパスタが並んでいますね。
太めの物はクリームソースやトマトソースなど濃厚なソースによく合いますし、細めの物はペペロンチーノのようなシンプルな味付けや炒めた具と合わせて頂くと味に統一感が出ておいしいです。
好みの種類や太さをチェックして覚えておくとお店に行ったときに迷わなくてすみますよ
以前、パスタを買うときに、自分の好みの物が何mmだったか思い出すのに時間がかかってしまったので、それ以来、写メを撮っておいて、携帯片手に売り場に行っています。
小さなお子様ですと、長い麺が食べにくいこともありますよね。
そんなときはペンネやマカロニ類だとフォークで刺して食べられるので、おすすめです。
また、パスタをゆでるときに、残り時間少し前に、キャベツやブロッコリー等、さっと火を通すだけでOKな野菜も一緒にゆでると鍋ひとつですむので、おすすめの方法です
本日ご紹介するレシピで使用したクスクスもパスタのひとつです。
加熱時間が短いので、時間がないときの主食には便利な食材です
そのまま炊いただけではボソボソしていて味気ないのですが、オリーブ油やバターなどの油脂類と塩・こしょう・ハーブソルトで味付けするとおいしいです。
また、スープと一緒に頂くと、食べやすく、おいしさがUPします
『クスクス&野菜のトマトクリームスープ』をぜひお試し下さい
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
冬になるとレンコンやダイコンなどの根菜がおいしくなり、価格も安くなりますが、夏が旬のレタスやキュウリなどのサラダに適した生野菜は価格が高くなってしまいますよね
冬場に、みずみずしいサラダを節約して食べたいな〜と思ったとき、手に取るのが『カイワレダイコン』です。
水耕栽培のため旬がなく、一年中安定した価格で手に入るありがたい野菜です
今回は冬場に重宝する生野菜『カイワレダイコン』についてご紹介します。 『カイワレダイコン』とは、ダイコンの発芽直後の新芽のことを指し、ビタミンC・ビタミンK・カリウム・食物繊維を豊富に含んでいます。
また、ダイコンの種子から発芽するときに、免疫力をアップさせるイソチオシアネートというファイト(フィト)ケミカルが含まれています。
イソチオシアネートはがんを予防する効果が期待できると注目されている成分で、ダイコンや小松菜、ブロッコリーなどにも含まれており、ピリッとした独特の辛みが特徴です。
この辛み成分は、水に溶けやすいので、栄養面から言えば下処理はさっと水洗いをする程度にするのがおすすめですが、お子様など辛みが苦手な方も多いのではないでしょうか。
辛みや苦みをやわらげるポイントは、しばらく水にさらすこと
辛み成分であるアリルイソチオシアネートは水に溶けやすいため、辛みや苦みが抜け、お子様や辛みが苦手な方でもおいしく頂けます。
早速、食卓に取り入れてみ下さいね
さて本日は、 『カイワレダイコンのゴママヨサラダ』をご紹介します。
ゴママヨネーズが、カイワレダイコンの辛みをやわらげてくれます。
ぜひお試しを
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
ファッションやアート
、音楽
といった文化と同じく、『食
』にも流行があります。
これまでも、エスニックやイタめし(イタリア料理をかつてはこう呼んだのです!)
ティラミス、ベルギーワッフルなど様々な食の流行がありました。
記憶に新しいところでは「パンケーキ」ではないでしょうか。
2007年にオーストラリアの超人気店【bills】 が海外初出店として日本に上陸し、リコッタパンケーキの存在が注目されてから、一気にパンケーキブームが起こりました。
そして、国内外の多くのパンケーキ専門店が登場し、今もなお人気は続いています。
そのパンケーキの次にブームになると言われているのが「フレンチトースト」です。
もともとなじみ深い食べ物で、我が家でも朝食やお弁当の定番のひとつとなっています。
2012年にNYの人気店【Sarabeth's】のフレンチトースト が日本に上陸して以来、専門店もさらに増加し行列ができることもしばしばありますね。
しかし日本には、今よりずっと前から大変根強い人気を誇るフレンチトーストがあるのをご存じでしょうか。
それは、ホテルオークラ東京にある【オーキッドルーム】のフレンチトーストです。
1962年の開業当時からあるメニューのひとつで、数量限定のため事前予約が必要です。
第4代総料理長の根岸規雄氏の著書によれば、「分厚いパン を丸1日かけて じっくり卵液に漬け込み、
(略)熱しすぎないフライパンにバターとサラダオイルを少々入れ、弱火で15分かけて両面を焼く」そうです。
ちなみにこのフレンチトーストですが、実はテイクアウトができます(こちらも要予約)。
フレンチトーストのルーツは、フランスのpain perdu(パン・ペルデュ)と言われています。
もともとは固くなったパンのリメイクレシピで、卵・牛乳・砂糖を混ぜた物にパンを浸しバターで焼いて食べる物を指します。
残り物を入手しやすい食材で食べやすくする、と言うこのレシピの合理性がパン文化圏において支持され、愛されているのだろうと思います。
さて今回は、いつものフレンチトーストとはちょっと違うレシピをご紹介します。
『モッツァレラ・イン・カロッツァ』と言う、イタリアの家庭料理です。
甘くないためお食事になる一品で、とても気軽にできるのでぜひお試し下さい