こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
朝鮮半島で10世紀から14世紀まで続いた高麗時代は、仏教が信仰されていました。
その時代は茶道も発達したのですが、李氏朝鮮時代になると仏教が弾圧され、儒教が台頭したため、お茶の文化が衰退
それに伴い、お茶に代わる穀物や草木などの伝統茶が発達しました。
しかし、もともと朝鮮半島では茶葉の栽培地が限定されていたので、高級茶は中国から入ってきたそうです
韓国では、緑茶を頂くときに、『茶食(タシク)』と呼ばれる茶菓子が付いてきます。
これは、穀物の粉やでんぷんとハチミツを混ぜて団子状にし、木型で抜いた物です。
木型は茶食型と言われる専用の物で、漢字や絵柄が彫ってあります。
完成品を見ると、日本の落雁に近い物を感じますね。
使う材料によって、韓国料理の概念である五色で作ることができます
青 青きな粉
赤 でんぷん(片栗粉など)+いちご粉
黄 きな粉
白 でんぷん(片栗粉など)
黒 黒ゴマ粉
これらにハチミツを混ぜるだけで、おいしいお菓子ができます
そこで今日は、「茶食」の作り方をお伝え致します。
本来は茶食型が必要になりますが、クッキーなどの型抜きでも作れます。
お子さんでも簡単にできますので、ご家族で茶食作りを楽しんでみてはいかがでしょうか
こんにちは!
料理家の吉田由子です。
まだまだ残暑が厳しい日もありますが、朝晩の気温が下がってくるとビールの気分から赤ワインや日本酒、焼酎にシフトする方が多いようです。
ましてや、普段からビールを飲む習慣がないお宅は、お中元やお供え物のおすそ分けなどでビールをたくさん頂いたものの、冷蔵庫でひっそりと出番を待っている・・・ と宝の持ち腐れになっていませんか?
せっかくのビール、おいしく頂きたいですよね
そこで、今回は『ビールのお料理活用法』をご紹介します。まず、ビールでお肉がやわらかくおいしくなる!という利用法から
ビールに含まれるホップとアルコールがお肉をやわらかくし、ビールの持つコクや旨みがお肉の味を深める働きがあるため、ヨーロッパではビールでお肉を煮る「ビール煮」が定番メニューになっています。
お肉を10分程度ビールに漬けこんでから焼いたり、カレーやビーフシチュー、すき焼きなどを煮込むとき、水の代わりにビールを加えてみて下さい。
いつもと違う味わいの一品に仕上がりますよ 次は、フライの衣にビールを使う!という利用法!
衣にビールを使うと、アルコールの揮発性のおかげでサクサクの仕上がりに!
詳しくは、本日ご紹介する 『鶏肉ときのこのビール衣揚げ』のレシピをご覧下さい。
アルコールは飛んでしまいますのでお子様にも安心して食べて頂けます
我が家では、ビール衣揚げは取り合いになる人気メニューです。
ぜひお試しを
こんにちは!
料理研究家の ひろろ こと 竹内ひろみです。
毎日のご飯やデザートにちょっと飽きたとき、加える調味料や素材の配合を変えてみる と食感や味に変化が出て、ワンパターンになりがちな料理が一味違ったおいしさに なります
人が感じるおいしさはそれぞれですよね
ゼリーや寒天など、固めがお好みだったり、なめらかなほうがおいしく感じたり、酸味や甘み、辛みなども人によって好みが分かれます
オリジナルにアレンジすることは、味のバリエーションも広がるのでとても楽しいのですが、適当に配合を変えてしまうと失敗の原因にもなります
特にゼリーや寒天などは固まらない・・ なんて言うことも。
そこで、まずはレシピに書いてある配合通りに作ってみて、そこから自分流にアレンジする方法をおすすめ致します
基本の味と味見比べもできるので、より好みの味に近付けることができますよ
先日、子供新聞に「プリンの材料の配合を変えると食感にどんな違いがでるのか?」といった調理実験の記事が掲載されていました。
これはいろいろな調理研究、長い休みの自由研究にも使えるかもしれないと思っています
さて、本日は豆腐をベースにした『豆腐のチーズケーキ』をご紹介します。
作る過程で、
もう少し豆腐の割合が多いほうがいいかな?
クリームチーズの量が多いほうがいいかも?
・・・などなどお好みで配合をアレンジしてみて下さいね
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
先日、品川区にある大森貝塚遺跡庭園に出かけました
大森駅 にある、その名の通り、エドワード・モースが発見した大森貝塚周辺を整備して作られた公園で、学習コーナーあり、緑が多く 水遊びができる広場もあってなかなかステキな場所でした
貝塚とは、古代の人々のゴミ捨て場の遺跡。
食料のほかにも使用していた生活土器や石器も捨てられているため、まさに食生活そのものが反映されています。
台地の湧き水が豊富で、東京湾にも近い土地。
気候の変動から狩猟時代が終わりに近付き、主食料が動物性から植物性に移行する過程がありました。
また、土器の使用によって加熱技術の発達があった時代でもあります。
当時は肉や魚、そして植物と幅広く食していたようですね 。
大森貝塚から出土したのは縄文土器で、食料と思われる物はドングリや栗を始め、シカやイノシシの骨、ハマグリや牡蠣などの貝類、サバやサメ、クロダイなども見つかっています 。
特に魚介類は今でも私たちが食べている種類と同じ物が多く、なかなかのグルメです。
海に囲まれ川が多いという風土ゆえ、日本人の魚食文化 の歴史は、大変古くから育まれてきたことが分かりますね。
ちなみに、世界の魚の消費量を見てみると、国民1人1年あたりの魚介類消費量は、主要国において日本は第1位 (平成19年水産庁による。主要国とは人口100万人以上の国)。
近年日本では魚離れが加速傾向にあると懸念されていますが、実は世界的に見ると、健康志向の高まりから、魚介類消費は伸びています。
もしかしたら、身近すぎてその良さを忘れがち?なお魚。
改めてそのおいしさや栄養を見直して、毎日の食生活に取り入れたいですね。
さて今週は、旬の戻り鰹を使ったレシピ『カツオのたたきガーリックソース』をご紹介します。
いつもとちょっと違うカツオのたたきをお楽しみ下さい。
ガーリックがきいて、残暑でお疲れ気味の体を元気にしてくれます !