2012年7月の記事
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
夏になると、見た目に涼しげなお料理やデザートが喜ばれますね
今回のブログは、涼しげな食卓を演出する食材「ゼラチン」についてご紹介します。
「ゼラチン」は、豚や牛などの動物の骨や皮に多く含まれる、コラーゲンから精製・抽出されたものです
厳密には「ゼラチン≠コラーゲン」なのですが、分子レベルの話なので、食品として食べる場合は、ほとんど同じと考えても良いでしょう。
「ゼラチン」の栄養素は、90%がたんぱく質です。
消化吸収がとても良く、素早くエネルギーになるので、病後など身体が弱っているときの栄養補給にとても良い食品です。
また、コラーゲンが豊富なので美容食材としても注目されています
「ゼラチン」は、酵素と温度管理に注意しましょう
「ゼラチン」でゼリーを作るときは、生のパイナップルやキウイなどをゼリー液に入れると、たんぱく質分解酵素の働きにより、固まらなくなってしまいます。
また、10℃以上になると溶けてしまいます。
今回は、「夏野菜のゼリー寄せ」をご紹介します。
おもてなしにもぴったりの、おしゃれで涼しげなレシピです。
ぜひお試し下さい
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
キッチンにある調理道具は、いわばチームメイト
使い続けてなじむ程、作業効率を上げてくれます。
計量道具もそのひとつで、計量カップや計量スプーン、スケールなど、毎日のように活躍してくれます。
皆さんは、どんな物を使っていらっしゃいますか?
私が愛用しているのは、ステンレス製で「工房アイザワ」の物。
金属研磨などではとても有名な地、新潟県燕市の老舗メーカーです。
なによりもすばらしいのは、その丈夫さ。
この計量道具を見つけて購入してから、10年近く経っているように思いますが、どこも全く変わらない。
変色やゆがみがなく、ステンレス故に美しさもそのままです
計量スプーンもカップも、柄が長いのが特長。
深めのビンに入った調味料を取り出すときや、蒸気の上がる鍋に少し注ぐときなどに本当に便利!
こういった些細な工夫も、長く愛用している理由のひとつになっています。
調理道具で気に入った物との出会いは、本当に一生物ですね。
ちなみに、日本の計量カップは1カップあたり200ccですが、アメリカの計量カップは8oz、つまり約240cc。
海外のレシピ本などで料理をなさるときは、ちょっと気を付けて下さいね。
さて今回は、スケールいらず、計量カップと計量スプーンだけで作れるマフィンをご紹介します。
ニンジン1本を丸ごとすりおろした、バターを使わずに作るマフィンは、我が家の休日朝ごはん、定番のひとつです。
どんどん混ぜていくだけなのでとても簡単です
ぜひお試しを!
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国の食卓に必ずのぼるキムチ。
冷蔵庫がなかった時代は、大量に漬けたキムチをハンアリという陶器の壺に入れ、そのハンアリを土の中に埋めて保存をしていました。
月日は流れて1995年、韓国で「キムチ冷蔵庫」が登場し次第に家庭に広まりました。
今では嫁入り道具として、キムチ冷蔵庫を用意する女性も多いそうです
キムチ冷蔵庫の特長は、温度が一定に保てるのでキムチの長期保存が可能なこと。
キムチは温度変化が激しいと味がどんどん変わるため、おいしさを保つためには一定の温度を維持する必要があるのです。
また、キムチ専用の冷蔵庫が登場したことで、季節の風物詩である「キムジャン」に変化をもたらしました。
「キムジャン」とは、家族総出で越冬用のキムチを大量に漬ける一大イベント。
家族の人数にもよりますが、一度に100株仕込むことも珍しくありませんでした。
しかしキムチ冷蔵庫のお陰で、その数は減少しているそうです
私がキムチ冷蔵庫の威力を知ったのは、韓国の知人から1年物のキムチを頂いたとき。
色は赤味が抜けていましたが、上品な酸味があり予想外のおいしさでした。
韓国では1年物のキムチが珍重されており、これで作るキムチチゲは絶品と言われています。
残念ながら、私はキムチ冷蔵庫を持っていませんが、一番欲しい家電商品です
本日はキムチ冷蔵庫にちなんで、「キムチの炊き込みご飯」のレシピをご紹介致します。
キムチを加熱するときは、酸味のある物を使用すると、旨みがぎゅっと凝縮されて料理がおいしくなります。
こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
暑い夏に頂くツルツルっとしたそばって、やっぱりおいしいですよね
一口にそばと言っても、スーパーに行くと、乾麺から生めんまで本当にいろいろな種類が置いてあります。
そば粉の配合によって、十割そば(全部そば粉)、二八そば(そば粉8割、小麦粉2割)などに分けられています。
そのまま頂くときは、そばの風味豊かな10割だと、そばを食べている感じで、食べごたえがあります。
野菜など具と炒めるときは、少し小麦粉が入ったそばのほうが、全体的な味の調和が取れると思います。
用途によって使い分けると、よりおいしさがアップします
そばを調理するときの、ポイントをいくつかご紹介します。
沸騰した湯にそばを入れたら、くっつかないように箸でぐるっとかき混ぜ、そばを泳がせます。
そばを入れすぎてしまうと、くっついてかたまりができてしまうので、1〜2人分ぐらい少量ずつゆでるようにしましょう。
ゆであがってから、手早く流水にさらしてぬめりを取りましょう。
ゆっくりしていると、予熱でゆですぎになってしまいます
水気が付いていると、そばつゆが薄くなってしまうので、ザルをふるようにしてよく水切りをすることをおすすめします