こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
日本で人気の韓国料理に「チヂミ」が挙げられます。
パリッと焼いてある「チヂミ」は、香ばしくて本当においしいですよね
「チヂミ」は実は、韓国での一般的な呼称ではありません。
韓国の慶尚道(キョンサンド)の方言に由来するもので、韓国語の方言では「チヂム」が正式。
しかし、日本では「チヂミ」という料理名で浸透しました。
韓国の標準語ですと、「プッチムゲ」、または「ジョン」と言います。
「ジョン」とは、平たく伸ばして焼いた物という意味があり、具材に小麦粉と卵液を付けて焼いたピカタのようなものに当たります。
「チヂミ」は、雨の降る日に食べる料理と言われています
その昔、雨が降ると農作業ができないので、「チヂミ」を食べながら時間を潰したという説や、雨音と「チヂミ」を焼く音が似ているからという叙情的な説。
その一方で、雨の日は買い物に行くのが大変なので、家にある材料で作れるからという現実的な理由もあるようです。
「チヂミ」は、どんな具材でも作れる点が魅力。
ニラ・ネギ・ジャガイモなどの野菜、緑豆・海鮮・肉・キムチなど、その種類はバラエティに富んでいるんですね。
また「チヂミ」は、お正月やお盆の祭祀料理でもあり、親戚一同が集まる席にはたくさん用意しますので、一日中延々と焼き続けます。
韓国では、専門店や市場で焼きたての「チヂミ」が食べられます。
旅行の際に機会がありましたら、行ってみて下さい!
余談ですが、「チヂミ」は「マッコリ」との相性がバッチリなので、「マッコリ」のご注文も忘れずに
こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
私は、主に栄養素や食べ合わせを意識したお料理を提案する「お料理中心」のお仕事をさせて頂いていますが、やっぱり食は盛り付けや雰囲気も大切ですよね
という訳で、もっと食まわりをトータルにコーディネイトできるようになりたいと思い、テーブルコーディネイトの教室に通い始めました
先生からいろいろとアドバイスを受けながら、仕上げた作品がこちらです。
先生に許可を戴き、写真を使わせて頂きました。
今回のテーマは、
「ひな祭りをイメージしたテーブルコーディネイト」です。
教室には数々の素敵な食器やクロス類が溢れていて、レッスン中はとても幸せな気分になります
まだまだ修行が必要ですが、楽しみながら長く続けたいと思っています
さて、教室ではフォーマルなものばかりではなく、家庭でもすぐに真似できるようなアイデアも教えて頂けるのですが、そのひとつをご紹介します。
ピンクのお皿の下に、花柄の「ペーパーナプキン」をひいています。
ペーパーナプキンを1枚ひくことで、テーブルに華やかさがプラスされました。
数百円程度で買うことができる「ペーパーナプキン」は、いろいろな柄を揃えておけば、おもてなしのときなどにとても重宝します。
食器はシンプルな白いものでも、ペーパーナプキンの色や柄を変えて盛り付ければ、簡単に食卓をイメージチェンジすることができますよ
今回は、大豆イソフラボンたっぷりの「豆乳パンナコッタ」をご紹介していますが、ガラスの器の下に小花柄のペーパーナプキンをひいて盛り付けています。
ガラスの器は、それ単体だと夏っぽくなってしまうのですが、ペーパーナプキンのおかげでグッと春らしい雰囲気に仕上がりました
皆様も、ぜひ食卓に取り入れてみて下さいね
こんにちは!料理研究家のひろろこと竹内ひろみです。
3月は、花粉症や季節の変わり目で、体調を崩しやすい季節ですよね
寒さは若干やわらいでくるものの、朝・夕の温度差もあり、ちょっとやっかいな季節かも・・・。
自然界では、寒く縮こまっていた状態から、内側よりも外側へとエネルギーが発散してゆく・・・そんなイメージですね
人の身体も、ぎゅっと縮まっていた身体が少しずつゆるみ、暖かい春へと準備をし始めます。
さて、そんな時期に大切なのが、免疫力。
免疫力と言うといろいろな解釈があり、難しい言葉で説明し始めると長くなってしまうので、簡単に言うと。
自分の身体の中にある、自分で自分を治す力。
言い換えると、自然治癒力のこと
その自然治癒力はどこから来るかとういうと、毎日の食事から!!
基本は、糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・微量栄養素を含んだ、バランスの良い食事を摂ることですが、頭で考えていると分かりづらい
基本は、ご飯(米)・味噌汁、タンパク源となる主食、そして野菜たっぷりの副菜という、シンプルな献立でOK
野菜中心、ぬか漬けなど日本の発酵食品を取り入れるなど、私たちが昔から食べてきた物を念頭におくといいですね!!
こんにちは、料理家の野上優佳子です。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、日々少しずつ、季節が春本番の陽光と草木の香りで満たされていくような気がします
間もなくその「お彼岸」ですが、ご先祖様に感謝する日として、お墓参りなどに出かける人も多いですね。
春分や秋分の日を中心に、前後3日間の計7日間を指し、最初の日は彼岸の入り、ちょうど真ん中にあたる春分の日は中日(なかび)、最終日は彼岸の明け、と呼ばれます。
この彼岸の習慣の始まりは平安時代とも言われ、源氏物語にも登場します
作中では実は彼岸は11日間あり、江戸期頃から7日間になったそうです。
彼岸とは文字通り「向こう岸」という意味。
仏教の教えによれば極楽浄土を指し、生きている私たちは此岸(しがん、こちら側)にいる、ということになります。
ちなみに中日である春分の日は、国民の祝日に関する法律によれば、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」 だそうです。
彼岸には、お団子をお供えします。
お団子の形や作り方も地域や宗派によって様々ですが、丸い小ぶりの白いおだんごを、串などに刺さず小高く盛り付けるのが一般的でしょうか。
という訳で、今回は、あんなどが入っていないシンプルな白いお団子の作り方をご紹介します。
これをマスターすれば、アレンジは自在!
お供えのあとは、醤油を塗りながら焼いたり、みたらしや、あんこをまぶしたりして、おいしく召し上がって下さい。