こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
4月って、肌寒い季節から、一気に脱出!?って感じで、春風が心地よく感じられ、なんだか気分がウキウキしますよね〜
お料理も冬のこってりとした味付けから、ちょっとさっぱり系への移行期なような感じがします。
同じ煮込み料理でも、こってりとした甘いテイストよりも、少しさわやかな感じのものが、おいしく感じられます
もう少し、さっぱりさせたいな!って思うときに大活躍なのが、お酢。
ちょっと加えるだけで、味がぐぐーーんと春色テイストに!
(入れすぎてしまうと酸っぱすぎて大変!?ですが〜)
スーパーに行くと、お酢もほんと種類が豊富で、いろいろありすぎて迷ってしまいますよね
もっともポピュラーな米酢にワインビネガー、バルサミコ酢、ほんのりピンクがかわいい梅酢やら。
そんな中、バルサミコ酢って意外と使える用途が広いんですよね〜。
普通になめると、ちょっときついかな?って思うテイストですが、火を加えると、とろーりと甘さが引き出され、一味違ったおいしさに。
おいしさを引き出すコツは、適度な煮詰め具合
あんまり煮詰めてしまうと、鍋にこびりついてしまうので、とろーりとしてきたなって思うところで火を止めましょう。
予熱でもけっこう火が入るので、ちょっと早めに火から外したほうがいいみたい!
以前、イタリアからの留学生のお友達が、バニラアイスクリームや
ヨーグルトにバルサミコ酢を煮詰めたものをかけたデザートを作ってくれました
甘いアイスに、ちょっぴり酸味がほどよく合い、けっこう美味!!
しばらく、我が家の定番デザートになってしまいました
こんにちは。料理家の野上優佳子です
我が家には高校生から1歳児まで3人の子どもがいて、とてもにぎやかで楽しい毎日
仕事や家事、育児とめまぐるしい日々ですが、朝に家族を送りだして家事を済ませ、一番下のおチビさんがお昼寝についたとき、いつも必ず温かいお茶を入れて飲みます
家中が静かになって、まずは一息。お茶の良い香りとぬくもりに、心も体も脱力…。
お茶を飲んだあとは、一気に仕事のモードに入ります
お茶と言えば、古い童謡に「茶摘み」という歌があります
作詞作曲者とも不明で、諸説ありますが、京都宇治の茶摘み歌がそのルーツとも。
その冒頭に「夏も近づく八十八夜♪」という歌詞がありますが、この八十八夜とは、立春から数えて88日目のことを指し、今で言うと5月2日前後になります。
この時期に摘むお茶は最もおいしいと言われ、八十八夜に当たる日の朝の初摘み茶を飲めば長生きするという言い伝えなどもあり、昔から味良し縁起良しと珍重されてきました。
私の祖父母は、お茶の名産地・静岡県牧之原台地のそばに住んでいたので、小さいころから欠かさずこの「八十八茶」を毎年送ってくれました。
お茶葉の封を切った時のみずみずしく香ばしい香りと、入れたてのお茶を一口含んだときの何とも言えぬ甘みあるおいしさ。
八十八茶の到着がとても楽しみだったことを、今でも鮮明に覚えています。
煎茶の淹れ方はお作法いろいろありますが、母直伝の我が家の入れ方をご紹介。お湯を、沸騰してから4〜5分ぐらぐらと沸かし続ける。
お湯をポットなどに移し替えてから、人数分の湯のみに湯を注ぎます。
湯を適温まで冷ます間に茶葉を急須に。目安は1人分4g、茶さじにすりきり2杯程度。
湯が70〜80度ぐらいまで冷めたら、急須に湯を移し、フタをして100数えます。
茶葉が開いて香りとうまみがでたところで、何度かに分けて人数分の湯のみに茶を注ぎます。
煎茶は、湯の温度が高すぎると渋みまで一気に解けだしてしまうのでご用心。
お茶は、開封したらなるべく早く飲むのがおすすめ。風味が落ちてしまいます
でも、ちょっと時間が経って味が落ちちゃったなあ、というお茶、捨てないで!
ふりかけにするのが、おすすめなんです
お茶を使って作る、簡単な自家製ふりかけをご紹介します
こんにちは!料理研究家の吉田由子です
すっかり暖かくなりましたね
この時期、スーパーの店頭には『新タマネギ』と『タマネギ』の両方が並びます。
「これってどう違うの?」と思ったことはありませんか
実はこのふたつのタマネギ、全く別の野菜といっても過言ではないほど、適した料理法も、保存方法も違うんです
今回は、知っているようで実は知らない『新タマネギ』の豆知識をご紹介します。写真の奥にあるのが、普段目にする『タマネギ』ですね。
収穫後に乾燥・貯蔵させてから出荷されます。
茶色い皮に包まれていて、いつでも手に入り、常温で1ヵ月は保存が可能です。
火を通すと甘みが増しておいしいので、煮込みなどのお料理に向いています。
写真の手前にある『新タマネギ』は、3月〜4月頃の春先に、畑から採れたてをすぐ出荷します。
白っぽい皮に包まれていて、水分が豊富でやわらかく、傷みやすいので冷蔵庫で保存しましょう。
苦みがほとんどないので、水にさらさなくても生で食べることができます。
煮込むと、トロトロになって溶けてしまうので、サラダなど、生で食べるお料理に向いています。
『新タマネギ』のシャキシャキの食感が楽しめるおすすめのレシピが
『新タマネギとペンネのサラダ』です。
ぜひ作ってみて下さいね
こんにちは!料理研究家の竹内ひろみ(ひろろ)です。
調味料の中で、絶対に欠かせないもののひとつ、塩。
スーパーに行くと、いろいろな種類の海塩に岩塩、ほんのりと色がついた塩など本当にたくさんで、全部試してみたくなってしまう
以前、塩のなめ比べをした際、味の違いにびっくり
辛みが強いものから、ほんのりと甘さがあるものまで、本当に様々でした。
そんな塩ですが、実は料理に使うときにちょっとしたコツがあるんです
レシピに『塩、こしょうで味を調える』と、最後だけ登場することが多いんですが、
実は、調理途中の塩がおいしさを引き出すポイントに
タマネギなどを炒める際、タマネギに油がからまったかな?というときに塩をひとつまみ加えてみてください。
タマネギの甘みやおいしさが引き出され、味がグンっとアップしますよ
もちろん、お肉やお魚の下味としての塩の役割も欠かせませんね。
また、スープや煮込み料理を作るとき、素材からどんどんおいしさが引き出されるので、その味を確認してから、最後にお好みの味に調整しましょう。
味見しすぎると、味が分からなくなってしまうので、ちょっと薄味仕上げがポイント
そうそう、ミネラル豊富なお塩ってただ、辛いだけでなくてかすかな甘みや旨味があるんですよね。
フレッシュなキュウリやキャベツなど、塩もみしただけでもおいしいですよね